◆脚本術/その他 - さかえのよ

(潮)第2ターニングポイントに起こること

ビート関連
04 /20 2018
第2TP(ターニングポイント)。
自分的には「第3幕への侵入・選択」とか表記してるときもありますが、今日は第2TPで書きます。
これはいつものことながら、自分なりの言葉で、忘れないようにメモしておくための記事です。
教科書どおりのちゃんとした情報じゃないので、お間違えなくです。

****

第2TPで起こることはふたつ。

① 「アッと驚くこと」が起こる
② ①の結果、分離していた何かが再合流・再結成・再始動にいたる
  (この「分離」は、「ミッドポイント」以降のビートで起こる)


①「アッと驚くこと」
これは、なんらかの出来事だけではなく、なんらかの情報であることも多い。
たとえば、こんな言葉がついちゃうような出来事や情報など。
分かりやすく赤字にしてみる。

隠されていた真実が明かされる
思ってもみなかった方法に気づく
目からウロコの情報を得る
灯台下暗しな証拠を見つける

これらの共通点としては、だいたいこんな感覚が伴う。

ずっとそこにあったのに、どうして気づかなかったんだ!
目には入っていたのに、今さら気づくなんて!
知ってはいたけど、つながってたなんて!
これってあれのことだったのか!
そういえばそうだったじゃないか!

などなど。
それまで見せられてきた過程に、ビシッと繋がるような感覚。
ここまでの間に伏線が張られてきているので、第2TPで「アッと驚くこと」が起きた時、主人公も観客も「ここですべてが繋がった」とか「謎はすべて解けた」とか「やっと解決する」といった感覚を得ることができる。

ちなみに、この「アッと驚」くパターンには、幾つか種類があるようだ。

・主人公と一緒に観客もアッと驚く
・主人公よりもずいぶん前に観客は気づいてる
・主人公が驚く前に観客はうすうす気づき始める
・主人公は驚かないけど、他の登場人物や観客が驚く

など。
観客にとってどのパターンになるかは、アッと驚くまでに、どれだけの情報が観客に提供されているかによるっぽい。



実例をまとめておく。

◆魔法使いの弟子
分離…バルサザールとデイブの気持ちがかみ合わない
①…バルサザールの過去をデイブが知る(そんなことがあったの! という驚き)
②…デイブが同情的になり、二人の気持ちが一つになり再始動へ

◆シュガーラッシュ
分離…ヴァネロペとラルフが仲たがい
①…ヴァネロペがシュガーラッシュの主要キャラだったことをラルフが知る(なぜ主要キャラがこんな状態に! という驚き)
②…ヴァネロペと再合流し、ラルフが謝り、再始動へ

◆ヒックとドラゴン
分離…フューリーを奪われる
①…自分がバイキングらしくなかったからこそドラゴンと仲良くなれた、という事実に気づくヒック(そんな風に思ったことなかった! という驚き)
②…フューリーを追いかけ、再合流し、再始動へ

◆アナと雪の女王
分離…クリストフが意識朦朧とするアナを城の人々に預け、城から離れていってしまう
①…クリストフに好かれていることを知るアナ(それが本当の愛だったなんて! という驚き)
②…クリストフを追いかけ、再合流し、再始動へ

◆ダイハード3
分離…犯人逃亡により、事件が未解決のまま終わろうとする。事件と、警官であるマクレーンが引き離される
①…犯人に手渡されたアスピリン瓶に住所発見(こんなところに手掛かりが! という驚き)
②…犯人を追いかけ、捜査が再始動へ

◆ミニミニ大作戦
分離…金塊奪還の作戦がいったん中止になる。その後、完全に遂行不可能になる。作戦と、チャーリーたちが引き離される
①…父が娘である自分をいつも想ってくれていたのだと知るステラ(そんな風に思っていてくれてたなんて! という驚き)
②…金塊奪還への初心をチャーリーとステラは確認しあい、再始動へ

◆ベイマックス
分離…ヒロと仲間たちの気持ちがかみ合わず、仲間を置いていってしまうヒロ
①…ベイマックスの中に兄のデータ(想い)が残っていることを知るヒロ(兄の想いを自分は無視してしまっていた! という驚き)
②…仲間たちと初心を確かめ合い、再合流、再始動へ

◆ズートピア
分離…ジュディとニックが仲たがい
①…玉ねぎみたいなあの植物の本当の効能を知るジュディ(この植物のせいだったなんて! という驚き)
②…ジュディがニックに謝り、再合流、再始動へ



※注)この流れにあてはまらない映画もあると思います。

(潮)映画「グレイテストショーマン」の内容

ビート関連
04 /19 2018
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。




この映画、色んな見方はできると思うけど、精神的な教えというか、悟り的なメッセージというか、この世の真実的なことが描かれていると私は受け取ったので、ネタバレだけど紹介しておきたいです。
まー、スピリチュアルど直球な映画だなってことです。
私がそう見たいからそう受け取っただけなのか、作った側がそう作ったからビート通りに見た私がそう受け取ったのか。
どっちでもいいけど、たぶんメタファーを感じて鑑賞すると、深みが増すんじゃないかなと思う映画でした。

そのメタファーについて自分で説明しようと思ったけど、ぐぐったら分かりやすく説明してる方のブログに出会えたので、リンクしときます。
こちらのブログ記事です。

私もこの方のおっしゃる通り、陰と陽が描かれているんだと思います。
富裕層の世界が、陰。
このブログの方の言葉を借りるなら、

一見『陽』に見えるけど、他人軸の自分勝手を生きる、自利をむさぼる『陰』。

バーナムはミッドポイント以降、陰の世界に引きずられてしまうんですよね。
ミッドポイントまではよかったんだけど。
まぁ、ミッドポイントは「見せかけの勝利」だから、バーナムの心の中にはバッチリ陰が潜んでいたことが解ります。

ミッドポイントでサーカスの大成功を経て、迫りくる敵というビートが始まります。
この映画でいう「敵」は、バーナムの中にある「陰」が一番の敵なんだろうけど、可視化できる「敵」としてはフリークスを蔑視する「民衆」として描かれているかなと思います。
いろんな方の感想を見てきて分かったのですが、バーナムの中にある「陰」については、映画見てるだけじゃ気づかない人もいるっぽいんです。
オペラ歌手に対するただの浮気心だと思ってる人がいる。
もちろん、それはそれで悪い鑑賞ではないです。
その人にとってはそこから発展するメッセージがあるのかもしれないし。
でも製作者としては、自分の伝えたいメッセージがきっとあるわけで。
それはなんとかして伝えたいでしょう。
だから製作者側は、バーナムをただの浮気心と見る人がいることを知ってて、あえてフィリップという若者を投入してるのだろうと、私は思いました。
この方法すげーな、頭いーなって思います。
フィリップの価値観や恋愛が、バーナムの中にある「陰」をより分かりやすく体現してるんだもの。

オペラ歌手が舞台で歌う姿に見とれているバーナムのシーンがありますが、あれを、恋に落ちていく浮気心のシーンと見るか、陰の力に引きずられていくシーンと見るかで違うと思います。
たしか、このオペラ歌手はバーナムと身の上(貧乏人だった)が似ていたはずです。
でもどうやら彼女はバーナムと違い、これまで陽に触れてないんです。
そのせいか、ぎらついてます。
彼女と交流を始めたころ、バーナムは奇妙な表情をしてるんです。
それを「恋に落ちる過程の表情」と見るか、「強烈な陰に触れ、自身の中の陰がうずきだしている表情」と見るかで違います。
ぎらついているから、彼女はこう歌うんです。

「どんなにスポットライトを浴びても、足りない。
足りないの、足りない。
もっと、もっと欲しい、もっと欲しい!」

もうね、この歌、呪文かなって思いましたよ。
バーナムは舞台でこの歌を歌う彼女に見とれてるんじゃなくて、ずるずると引きずられていってるんだと私は見ました。
バーナムの中の陰が幅を利かせてくるシーンとしてみました。
そしてこの歌は、陰の世界の住人、富裕層に大絶賛を受けます。

陰にすっかり取り込まれたバーナム、陰という敵に抗えなかった結果は…
サーカス劇場全焼。
自分の屋敷を失う。
妻や娘と別居。

見事に「すべてを失って」のビートを満喫。

と、ここまで書いて、おなかすいてきたから終わりにしようかな。
とにかく、何のために生まれたのか初心を思い出して、『陽』で生きようぜっていう映画だ。









(潮)重要な4ビートのまとめ

ビート関連
04 /18 2018
重要な3ビートのまとめ
この記事を書いてくれていた過去の自分にありがとう。
あなたの読み通り、私は見事、そこでつまずいているよ今日もまた。

というわけで、この記事でもまた、重要なビートのまとめをしたいと思います。
流れを確認したいので、ミッドポイントも追加して4ビートです。




◆ファインディング・ニモ

ミッドポイント…
 シドニー到着

全部ダメになる…
 死んだふりのニモを見て、本当に死んでしまった、間に合わなかったと誤解するマーリン

心の暗闇…
 ニモを助けられなかったマーリンはドリーと別れ、打ちひしがれながら帰路につく

第2TP…
 ニモと合流できたはいいが、漁師の網につかまってしまうドリー
 助けるためにニモが危険をおかす
 危ないからやめなさい!とマーリン
 できるから!とニモ
 ↓
 ニモ探しの旅で自分も「勇気」を学んだマーリン
 勇気を振りしぼり、ニモの言いぶんを信じ、任せるマーリン




◆リメンバーミー (映画館で見ただけだから自信ないけど)

ミッドポイント…
 人々の前でウンポコロコ歌う

全部ダメになる…
 デラクルスがヘクターの曲をパクって人気者になったゲスであることが発覚
 それを知ったミゲル、デラクルスにより深い穴に落とされる

心の暗闇…
 尊敬していたデラクルスがゲスだったなんて…
 自力で穴からは出られそうにないし、「こんな家族最低だ!」的なことも言っちゃったし、助けに来てくれる人は誰もいない
 元の世界には戻れそうにない
 もうだめだ

第2TP…
 同じく穴に落とされていたヘクターと合流
 ヘクターこそが、ミゲルの先祖だったと判明(AストーリーとBストーリーの融合)
 デラクルスが先祖じゃなかったんだ!
 ここで、「ヘクターが先祖でよかった」とか「家族大好き」とか「家族が一番大切」とか、そんなようなことをミゲルが発言したと思う
 ↓
 助けにきた先祖軍団にも、ヘクターが音楽のために家族を捨てたのではないと理解され、デラクルスに奪われたヘクターの写真を取り返しにむかう一同




◆グレイテストショーマン (これも映画館で見ただけだが)

ミッドポイント…
 サーカス事業が大成功する
 
全部ダメになる…
 サーカスの劇場が全焼
 せっかく手にした屋敷も借金で失う
 嫁は、「あなた変わってしまったわ!」とかなんとか言って、娘を連れ実家に帰ってしまう

心の暗闇…
 やっちまった感丸出しで、飲み屋で落ち込むバーナム

第2TP…
 一緒にサーカス事業を成功させた仲間たちがやってきて、初心を思い出すバーナム
 なんのためにサーカスを始めたのか!
 富裕層を見返すためじゃない!!
 妻との愛を守るためだったはずじゃないかー!!
 ↓
 妻と仲直りし、サーカス仲間たちと再始動
 



(潮)道端のリンゴについて

ビート以外
04 /12 2018
「道端のリンゴ」とはなんなのか、今までの認識が間違ってたんじゃないかと思い、この記事を書きます。

私は今まで、主人公が旅の途中に遭遇する障害、主人公が知るべき教えを含んだ障害も含めて、行く手を阻む障害すべてが「道端のリンゴ」だと思ってました。
主人公が足止めされる障害、そのすべて。
ファインディングニモでいうなら、3匹のサメや、イワシの群れや、カメ、クジラ、クラゲ、などなど。
勘違いしてたと思います。

本にはこう書いてあります。

「道端のリンゴ」とは
チームが報酬を得るのを妨げるもの。
勝利が見えてきたところでプランの進行を阻止するもの。
後退や、不意の裏切り、チームの面々が絶対に勝利を収められないとあきらめるような新情報など。


つまり、ファインディングニモでいうなら、これなんじゃないかと。

報酬…ニモと家に帰ること
道端のリンゴ…ドリーが網につかまってしまう

主人公にとっての報酬(勝利)が得られると思ったところで、道にリンゴがゴロゴロゴロー!
わー、なんだこりゃー!
押し戻されるー! 進めなーい!
どうしたらいいんだ、もうだめだー!

ニモとやっと帰れると思ったのに、漁師に捕獲--!!
わー、なんだこりゃー!
これじゃ家に帰れなーい!
どうしたらいいんだ、もうだめだー!

どや?


(潮)キャラの感情、読者の感情

ビート以外
07 /19 2017


この本に書いてあった。
キャラの感情と、読者の感情は別物だって。

喜劇のキャラが困っていたとしても、それを見て観客は笑う。
スリラーのキャラがのほほんとしてたとしても、彼に脅威が迫っていることを知っている観客はハラハラする。

言われてみれば、確かにほんとにそうだ。
そしてこうも書いてある。

感情は大事だということを理解していない脚本家は、キャラの感情に重点を置きすぎる。
キャラを泣かせれば、観客も泣くだろうと思ってしまう。

ははは!
私のことか!

よく、観客が主人公に感情移入できるように作るべきと言われてたりするけど、この本を読んでいると私はそれを勘違いしていたように思うんだ。
自分が映画を観ている時のことを振り返ってみると、別に主人公に感情移入はしていないから。
私が映画鑑賞中にしているのは、移入じゃなくて、理解、が近いかもしれない。
この主人公は、こう思って、こう思って、こうなったからこう変化したんだなー。
その流れが理解できた時、泣ける。
その変化を選んだ「心・決心」に泣ける。
いや泣けない時もあるけど、泣けるときもある。
そのへんは、変化のタイプが好みかどうかだろう。
登場人物が一滴も泣かないのに、こっちは号泣っていうこと、たくさんあったし。
あっちとこっちの感情は別物で当然なんだってこと、肌身で感じている今日この頃。

多分、私の勘違いはこういう事だ。

×「観客が主人公に感情移入できるように作るべき」
  ↓
〇「観客が感情を理解できる主人公に仕立てるべき」

上手く説明するのが面倒なんで省くけど、「主人公に感情移入できるように」という部分を、言葉のアヤでというか、アクセントの違いでというか、とにかく私が解釈を間違えた感がすごい。
自分的に分かりやすい言葉に置き換えると、「感情移入」じゃなくて、「感情理解」が妥当。
「移入してもらうことが大事なんじゃなくて、理解してもらうことが大事なんだろう」と、今のところ解釈している。

理解。
理解。
理解しやすい問題を抱えている主人公とか、理解しやすい変化の仕方をする主人公とか。
そういうことみたいだ。

まぁ何はともあれ、
キャラたちが泣きゃいいってもんじゃない!
ということを胸に刻んでおこう。

キャラの感情≠読者の感情

(潮)物語の始め方

ビート以外
05 /27 2017
先日紹介した脚本術の本。
繰り返し読んでは、自分の作品と照らし合わせたりしています。
やっぱりとっても役に立つ本です。

私は物語の始め方がすごく苦手で、どんなシーンから始めようかいつも悩んでました。
「つかみが大事、ここでつかめなきゃ終わり」と思うから、余計に苦手で。
今まで書いた作品中、うまくできたなぁと思える始め方は正直、ない。
もちろん、その時点での全力は尽くしたけど。

この本の中では、物語の始め方(つかみ)が種類分けされてまして。
あー、自分の作品もこうすればよかったんだ、って思うところたくさん。
確かにこうした方が早いし、どんな話なんだろうって興味が湧くじゃないかって。
冒頭だけでも書き直したい衝動に駆られまくり。

中でも、ナイチンゲールは「本立て式回想」という形のオープニングにしたほうが、断然かっこよかったんじゃないかなぁって思ってます。
これは、物語の最初と最後だけが現在で、その間に語られるのは過去を回想した物語、という形のものだそうです。
ナイチンゲールでは物語の最後に、大人になったハンクがフローレンスの家を訪れます。
そのお宅訪問の様子から、冒頭を書き始めてればもっと良くなってたんだなぁって、勉強になりました。

あぁ、書き直してみたい。
でも今やったら絶対にとっちらかる。
まだダメ、やっちゃダメ。






(潮)しばらくビート仕分けしません

雑感
05 /11 2017
新しい脚本術の本を買いまして。
これです。



まだチラっと読んだだけなのですがとても有用な本だと思ったので、しばらくはそちらに時間使おうかと。
作者自身が書いているとおり、この本は基本的な脚本術の本と併用して活用するといいらしいです。
確かにその通りだと思います。
起承転結とか、三幕構成とか、ビートがどうのこうのとか、そういう「物語構成の設計図」みたいなものはほとんど書かれてませんから。

この本に書かれているのは、観客に楽しんでもらうためにはとにかく「感情」が必要だよということ。
まだ半分も読んでないから、断言はできませんが。でもたぶん、そういうことが書いてある。

物語構成はしっかり作ったうえで、それでも観客の心をとらえられないのは、なぜか。
感情的にツマラナイからだ。
観客はなんらかの「感情」を楽しみたくて映画を観るわけだから、登場人物たちには共感できる感情だったり、興味をそそる不可思議な感情だったりが必要不可欠。
で、その感情を作るため、または伝えるための技術が、例題を交えつつたくさん書かれてるようです。

脚本家の仕事というのは、テーマをそのまま理路整然と語る仕事じゃない。
それではただの論文、説教だ。
登場人物の感情の動きを見せることで、観客の感情に訴えかけ、テーマを感じ取ってもらうのが仕事。

そんなようなことが書かれてます。
確かにそうなんだよねと思います。
映画や小説は娯楽でもあるわけなのだから、感情体験ができないと面白くないし、意味がないとも思うんです。
感情大事。
すごくよくわかる。

でも。
自分がそれを作れているかっていうと、ノーでしかないんだよな…。
自分が理路整然と語りがちだということも自覚アリ。
ほんとツマンナイんだよ。
説教くさいの。
自分でもよくわかる。

でもどうしたらいいか分からなかった。

その「どうしたらいいか」が、この本には書かれているようで。
私に足りないところを補ってくれる本なんじゃないかと期待して、勉強しますです。
てか私自身、足りないところしかないので、普通に読んでても面白い本です。

ただ、これを読むと二度と映画を楽しめなくなるよ、気を付けてね、って作者が忠告してますので、読む場合はご注意を。
ウラの分かった魔法なんて楽しめないですもんね。
ウラを知ることで楽しめるのは、ウラ方だけだー^^

save the cat のビート仕分けやってて、疑問に思ったこと。
save the cat を読むだけじゃ解決しなかったその疑問。
その疑問に答えてくれる、説明してくれる、解決法まで教えてくれるのが、この本。
脚本術を違う角度から補ってくれるのが、この本。
と、私は思いました。





(潮)勝手につけたビート名一覧

ビート関連
05 /02 2017
和訳のビート名で誤解しちゃった経緯から、いくつかのビート名を自分なりに変えて使っています。
一応それらを、この記事にまとめて表記しておこうと思います。
※「第1・第2ターニングポイント」についても変更しました。次回記事からはこの表記になります。
※また変更点あれば、この記事を変更していきます。

*****


【自分流ビート名】
1 OPイメージ
2 セットアップ
3 テーマの提示
4 きっかけ
5 きっかけに対する賛成と反対
6 第2幕への侵入・選択
7 Bストーリー
8 お楽しみ
9 ミッドポイント
10 迫りくる悪い奴ら
11 全部ダメになる
12 心の暗闇
13 第3幕への侵入・選択
14 フィナーレ
15 FINイメージ


【英語版ビート名】
1 Opening Image
2 Set-up
3 Theme Stated
4 Catalyst
5 Debate
6 Brake into Two (Choosing Act Two)
7 B-story
8 The Promise of the Premise
9 Midpoint
10 Bad Guys close in
11 All is Lost
12 Dark night of the Soul
13 Brake into Three (Choosing Act Three)
14 Finale
15 Final Image


【本書の和訳版ビート名】
1 オープニングイメージ
2 セットアップ
3 テーマの提示
4 きっかけ
5 悩みのとき
6 第1ターニングポイント
7 サブプロット
8 お楽しみ
9 ミッドポイント
10 迫りくる悪い奴ら
11 すべてを失って
12 心の暗闇
13 第2ターニングポイント
14 フィナーレ
15 ファイナルイメージ


(潮)「悩みの時」について

ビート関連
04 /11 2017
「悩みの時」というビートがあります。
昨日からズートピアのビート仕分けをしていて、ふいに思いました。
「すべてを失って」と同様、私はこれも日本語の語感に惑わされているのではと。

このビート、英語だと debate です。
ディベート。
議論。
ディベートとは、議論のためのテーマがあり、反対派と賛成派にわかれて、意見を述べ合うこと。です。

悩みの時……??
うん。
私はやはり、また語感に惑わされてたと思います。
主人公が悩んでいるところだけを、今まではチョイスしていました。
でも本来は、議論のシーン、丸ごとがこのビートのようです。

というわけで、また独自のビート名をつけちゃおうと思います。
今後このブログでは、「悩みのとき」というビートを、「きっかけに対する賛成と反対」に変更します。

ズートピアからは、議論のシーン丸ごとを、「きっかけに対する賛成と反対」として仕分けしていきます。
以前の記事は、修正できるようになったらするかと思います。
でも今のところはそのままです。
よろしくどうぞー。

♪(o・ω・)ノ))


(潮)「すべてを失って」について2

ビート関連
04 /07 2017
「すべてを失って」というビートがあります。
その日本語の語感から、私は誤解をしていたように思います。

「すべてを失って」というからには、「失って…どうなのか」「失ったあと…どうなったのか」というシーンなんだろうと思っていました。
でもふと気になって英語版を調べてみたら、「All is lost」となっていました。
直訳すると、「全部だめになる」「全部失う」ですよね。
つまり、「失うシーンそのもの」のことなんだと思います。
私が思っていた範囲とはちょっと違います。

この「All is lost」というビート名を知ったのは数日前。
でも、アナ雪のビート仕分けしているころには「すべてを失ってだと、なんか変なんだよなぁ」と思っていました。
なので自然発生的にですが、アナとヒックは「全部だめになる」シーンとして仕分けしています。

それより前のものは……自信ないな。

今確認したら、魔法使いの弟子も偶然ながら「全部だめになる」シーンで分けていました。
ミニミニ大作戦も、まぁ……まぁ、いっかな。大丈夫かな。
けどシュガーラッシュは、やっぱりちょっと違いますかね。

これらを直してる時間が今はないので、とりあえず、ここに書いておきました。
そして今後は、「すべてを失って」ではなく、独自ながら「全部だめになる」というビート名に変更したいと思います。
「すべてを失って」だと、どうしても自分の中でゴチャゴチャになってしまうので。


参考までに、各ビート名の英語版を載せておきます。
スペル間違ってたらゴメンちゃ。


1 Opening Image
2 Set-up
3 Theme Stated
4 Catalyst
5 Debate
6 Brake into Two (Choosing Act Two)

7 B-story
8 The Promise of the Premise
9 Midpoint

10 Bad Guys close in
11 All is Lost
12 Dark night of the Soul
13 Brake into Three (Choosing Act Three)

14 Finale
15 Final Image





















ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

ぐろわ姉妹
潮八(姉):発動する人
斑丸(妹):調整する人