◆脚本術/ビート仕分け - さかえのよ

(潮)映画「ズートピア」のビート-3

ズートピア
04 /14 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第3幕

◇フィナーレ
 @ジュディは実家のトラクターでニックの元へやってきていたので、それに乗って捜査再始動する二匹
 @トラクターの座席にあったブルーベリーを頬張るニック、いくつかポケットにも頂く



 @ナンチャラカンチャラの球根を盗んだイタチを発見
 @イタチがナンチャラカンチャラを売った先がわかる
 @買い取ったのはダグという名のヒツジ
 @ダグはナンチャラカンチャラを栽培して、花から有毒物質を採取、それを込めた弾丸を作っている
 @野性が戻った肉食動物たちはみな、その弾丸で撃たれていたと判明



 @ジュディとニックは、証拠品である弾丸と銃を、署に持ち帰ることに
 @敵に追われながらも、命からがら署に向かう二匹
 @その道すがら、ヒツジの新市長が登場

新市長「ジュディ! ご苦労様、本当に素晴らしい働きだったわ! その証拠品は私が運びますよ!」
ジュディ「あぁ、ありがとうございます! ……って、何かがおかしいわ。なんで私たちがここにいるって知ってるの……?」

 @よく見れば、ダグの追手はみなヒツジ
 @新市長こそがこの事件の黒幕だと分かり、弾丸と銃を渡さずに逃げ出すジュディとニック
 @ヒツジたちに追われるうち、ジュディが足にけがをし逃げられなくなる

ジュディ「私はもうだめ、証拠品を持ってニックだけ逃げて!」
ニック「そんなことできるか!」
ジュディ「でも、どうすればいいの!」
ニック「いい方法を考えるから……」



 @ジュディとニックは追い詰められ、証拠品も新市長に奪われる
 @新市長は、ニックに向けて証拠品の銃を発砲
 @ナンチャラカンチャラの毒により、野性が戻るニック
 @逃げ場のない狭いスペースで、狂暴化したニックに追われるジュディ
 @新市長は自ら警察に電話し、ニックがジュディを襲っていると通報



 @証拠品を取り返した新市長、ジュディとニックの攻防を眺めながら、得意げに自らの犯行をすべて語りだす
 @新市長は、肉食が偉そうにしているのが気に入らなかった。数では草食のほうが遥かに肉食を上回っているのだから、草食が恐怖の名のもとに団結すれば、肉食も偉そうにはできなくなるだろうと企んだ
 @新市長の告白後、とうとうニックがジュディの喉元に噛みつく



 @だがそれは、ニックとジュディの演技だった
 @ニックが撃たれたのは弾丸ではなく、あらかじめすり替えておいたブルーベリー(色、形ともに弾丸とそっくり)
 @新市長の犯行告白も、しっかり録音済みのジュディ
 @二匹にまんまと騙された新市長、駆けつけた警察にそのまま逮捕される



 @新市長だったヒツジは監獄へ
 @市長は無実だったライオンに戻る
 @ライオンはただただ、市民の安全だけを考えていただけだった
 @ナンチャラカンチャラの解毒剤により、野性が戻った肉食動物たちも、みな回復


◇FINイメージ
 @ズートピアのよく晴れた公園で、仲良くサッカーをして遊んでいる肉食と草食の子供たち


◇フィナーレ続き
ジュディ「私はズートピアを理想郷だと思っていた。みんな仲良く、誰でも何にでもなれると。でも現実はもっと複雑だし、厳しい。誰にでも限界はあるし、間違いも犯す。でもだからこそ、共感しあえる。互いを理解しようとすれば、もっとみんなが輝けるはず。でもそのためには努力が必要です。より良い世界のために、努力をしましょう。世の中を変えるには、まずあなたから。そして私から。すべての動物から!」



 @ニックは見事、キツネ第一号の警察官になる
 @ジュディとニックは本当に相棒となる
 @相棒としての初仕事の途中、ニックは「ずる賢いウサギだな」、ジュディは「マヌケなキツネね」と、互いを呼び合う
 @物語の最初では、キツネがずる賢くウサギがマヌケという図式だったが、フィナーレでは逆転している

ニック「お前、自分が俺のこと好きだってわかってんの?」
ジュディ「私が? わかってるかって? ええ、もちろん。わかってますよ」




おしまい



*********
【感想】
今回は、省いたり隠してもビート仕分けには支障ないかなと思うシーンは、書きませんでした。
でも作業してて解るのは、省いても支障のないシーンこそが、映画を面白くしてるってことです。
それがあるから味が出るっていうか、あのシーン面白かったとか、あのキャラ印象に残ってるとか、余韻になるし思い出に残る。

ちなみに最後の二人のセリフ。
直訳してみました。
ジュディが記者会見するとき、「記者に質問されたら、質問返しをして、それに自分で答えるといい。そうすると賢く見えるから」ってニックがアドバイスしてたんです。
このシーンでは、その時のアドバイスを伏線にしてて面白いと思ったし、簡単な英語だったのであえて直訳してみました。

あーあと、歌姫ガゼルがシャキーラ、曲を作ったのがシーアだっていうのは、個人的にぶほっってなった。
ガゼル、やたらお尻プリプリさせてるなと思ってたんだよ。

はい、シャキーラ


こっちは和訳付き





(潮)映画「ズートピア」のビート-2

ズートピア
04 /13 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第2幕

◇おたのしみ開始
 @ジュディとニックの協力捜査が始まる
 @ただし、お互いにまだ心を許しておらず、いがみあいながらの捜査
 @カワウソ夫の行方を追ううち、カワウソ夫の「野性」が戻ったことが判明
 @「野性」が戻るということは、理性をなくし、大昔のように四つ足で歩き、本能で行動し始めるということ
 @他者に牙をむき、襲い掛かることもある



 @カワウソ夫は「夜の遠吠え」と連呼していた
 @ジュディたちの目の前でそんな証言をしていたジャガーが、いきなり野性に戻ってしまう
 @ジャガーに襲われるジュディとニック
 @互いに助け合いながら逃げ回ることで、徐々に信頼関係が生まれる二匹



 @苦労した末に捕獲したジャガーを署長に見せようとするが、こつぜんと行方不明になるジャガー
 @署長をはじめ、警察官たちは誰もジュディの言うことを信用してくれない
 @「お前はウサギだから、大型の肉食はみな、襲ってくるように見えるのだろう」とか言われる
 @一緒に目撃したニックも、キツネだからというだけで証言を信用してもらえない
 @「カワウソ夫は見つからなかったのだから、約束通り辞職しろ」と迫られるジュディ
 @その様子を見かねたニックだけが、唯一ジュディの味方をする

ニック「警察官であるアンタらが誰も協力しないんだ、そりゃコイツだって、キツネの力も借りたくなるさ。辞職するにはまだ早いはずだ。まだ48時間経っていないんだろ、時間内に必ず見つけてやる」



 @信頼関係が強固になっていく二匹
 @ニックには幼少時代、キツネだからという理由で、草食動物たちからいじめられた過去があると判明
 @仲間になれると思っていたのに、仲間にしてもらえなかった悲しみ

ニック「世間がキツネを信用しないなら、こっちだってそういう風に振舞ってやろうって、決めたんだ」



 @捜査を進めるうち、ジャガーは目を離したスキにさらわれていたことが判明
 @さらっていったのはオオカミたち
 @そうか、「夜の遠吠え」とは彼らのことだったのか
 @追跡すると、ある施設に到着
 @そこには、今までに行方不明となっていた肉食動物たち14匹と、カワウソ夫もいた
 @みな野性に戻っていて、理性のかけらもない状態
 @警察はただの行方不明事件だと思っていたが、どうやら違う
 @野性に戻ってしまったことで、秘密裏に捕獲されていたのだと判明
 @しかも彼らを捕獲していたのは、ズートピアの市長(ライオン)だった
 
研究者「野性に戻ったのは肉食ばかりです。はっきりした理由はまだ分かりませんが、肉食のDNAに関係があるかもしれません。この重大な情報を公表しなければいけません」
市長「公表なんかできるわけない。そんなことをしたら、街を恐怖に陥れる。なにしろ市長である私自身、ライオンなのだからな。はやく原因を解明しろ」


◇ミッドポイント(絶好調)
 @この情報を持って、署に戻るジュディ
 @自分の立場を守るため、危険な事実を公表しなかったとして、警察は市長を逮捕
 @市長が「市民のためにやったことだ」と主張しても、ジュディをはじめ、警察は聞く耳持たず
 @行方不明だった肉食たちも保護され、事件は解決したかに見える


◇迫りくる悪い奴ら
 @ライオン市長が逮捕されたため、新市長には、それまで副市長だったヒツジが就任
 @ジュディは捜査協力してくれたニックに感謝し、「あなたは賢いし、警察に向いていると思う。正式に相棒になってほしい」として、警察になるよう申込書を手渡す
 @その信頼を心から喜ぶニック
 @肉食の行方不明事件は解決したものの、彼らがなぜ野性に戻ってしまったのかは、まだ解明されていない


◇全部ダメになる(絶不調)
 @お手柄警察官ジュディの記者会見
 @「彼らはなぜ野性に戻ったと思いますか?」と質問されたジュディ、施設で研究者が言っていた言葉をそのまま発言してしまう

ジュディ「野性に戻ったのは肉食ばかりです。原因は分からないが、もしかするとDNAが関係しているかもしれません。彼らの狂暴な本能がなんらかのきっかけで……どうたらこうたら」

 @それを聞いていたニック、肉食だからというだけでいじめられた過去のことを思い出し、ひどくショックを受ける

ニック「結局……肉食だからという目で見るんだな」
ジュディ「え、なに言ってるの? あなたは彼らとは違うじゃない、あなたは野性に戻ったりしないわよ」
ニック「本当に、本気で、そう思えるか? 俺が野性に戻ったりしないと。俺が、どんな時でも、お前に襲い掛かったりしないと!」

 @ジュディの本心を確かめるため、牙や爪をむき出し、脅しにかかるニック
 @だがやはりジュディもウサギ、その脅しに怯えてしまい、肌身離さず持っていたキツネ撃退スプレーに手をかけてしまう
 @その様子に失望したニックは、ジュディがくれた警察の申込書を捨て、立ち去ってしまう
 @追いかけるジュディだが、二匹は決別することに



 @その後も、次々と肉食が野性に戻る事件が起きる
 @ジュディの発言がもとで、確かな理由も分からないのに肉食を避ける草食が増加
 @街中に偏見が満ち、肉食と草食がいがみ合う世の中になっていく
 @すっかりズートピアは、ズートピアでなくなってしまう


◇心の暗闇
 @ヒツジ新市長はジュディのお手柄を高く評価し、昇進させると言い出す
 @ジュディをヒーローのようにたてまつり、街の顔、警察の顔としてプッシュしようとする新市長
 @だがジュディは、「私はヒーローなんかじゃない。世界をよくしたいと思ったのに、逆に壊してしまった」と言い、警察を辞めてしまう



 @故郷に帰って、実家のニンジン農家を手伝うジュディ
 @「馬鹿な夢だった。罪もない肉食を傷つけてしまった」と後悔してもしきれない様子


◇第2ターニングポイント
 @故郷にて、ギデオンと再会
 @あの意地悪だった心をすっかり入れ替え、優しいキツネとしてパイ焼き職人をしているギデオン 
 @そうなれたのは、ジュディが目を覚ましてくれたおかげ

ギデオン「あの時は本当にすまなかった。俺の自信のなさが、周りへの攻撃になっていたんだ」



 @二人が会話するすぐそばの畑には、あの玉ねぎに似た植物が虫よけとして植えてある
 @その「ナンチャラカンチャラ」という長い名前は呼びにくいから、うちらは「夜の遠吠え」って呼んでるけどね、とギデオン
 @しかもその花を食べると、たとえウサギでも狂暴化する作用があると判明
 @事件の真相に気づいたジュディ、急いでズートピアに戻っていく



 @ニックの元へとやってきたジュディ
 @事件の真相がわかったと説明するも、ニックは素っ気ない
 @また立ち去ろうとするニックに、ひたすら謝るジュディ

ジュディ「私に怒る気持ちわかるわ、私だってこんな自分が嫌い! 無知で、無責任で、偏見を持っていたこと、ほんとにごめんなさい。私のせいで肉食がみんな傷ついた。この過ちを正したいんだけど、そのためにはあなたが必要なの」
ニック「……」
ジュディ「もし、もしやり遂げることができたら……ぐすん、その時は、私と友達をやめてもらって構わないわ……だって、はう、はわっ……あなたのほうがっ、ただっ、正しいんだからぁぁぁぁぁぁうわぁぁぁぁーん!」
ニック「おー、泣け泣け。ウサギ族は泣き虫だからなー、すぐ泣くんだよなー、しょーがねーよなー、ほんとによー」(ハグハグ)
ジュディ「ウエッ、ウワッ、グズッ、うえぇぇぇぇーん、うぇぇぇーん、うぇぇぇぇーん!」(ニックの胸に顔をグリグリ)
ニック「俺のシッポ踏んでるしなー」
ジュディ「ウフフ、フェェーン、ウフッ、グスッ、エヘっ、ウェーン」

 @なんか、イチャイチャしながら仲直りする二匹
 @しかもやたらカワイイ
 @たぶん、何かの期待に応えるシーン

※)セリフは割とテキトーです




つづく



(潮)映画「ズートピア」のビート-1

ズートピア
04 /12 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****




題: ズートピア (原題: Zootopia )
ジャンル: 相棒愛(職業相棒)
主人公: ジュディ(ウサギ)
主人公が倒すべき敵: 事件の黒幕


◆第1幕

◇OPイメージ
 @弱肉強食の自然界
 @薄暗い森の中、肉食動物に追われる草食動物の様子
 @それは現実世界同様の動物の姿で、四つ足で歩き、服なども着ていない


◇セットアップ
 @大昔、肉食は本能のままに草食を襲い、草食は肉食を恐れていた
 @恐怖、裏切り、血への餓えが彼らを支配し、その頃の世界は肉食と草食、真っ二つに分かれていた
 @だが進化するとともに両者は共存
 @今は草食にも社会進出のチャンスがあり、肉食も孤独ではなくなった
 @現代にはズートピアという街がある
 @そこは平和の名のもとに肉食と草食が共存し、「誰もが何にでもなれる」と宣言された夢の街
 @幼少期のジュディはズートピアに憧れ、こう言い張る

ジュディ「私はより良い世界を作るため、警察になる!」


◇テーマの提示その1
ギデオン「ウサギが警察? なれるわけないだろ、バ~カ」
ジュディの両親「今まで警察になったウサギはいないぞ。警察よりも安全な職のほうがいいんじゃないか?」
ジュディ「私は挑戦したいの! 私がウサギ警察の第一号になる!」



 @草食の子供たちをおどし、物を奪い取る子ギツネのギデオン
 @その現場に駆けつけるジュディ
 @ギデオンに突き飛ばされるジュディ。肉食動物の暴力には勝てない

ギデオン「オレはキツネだぞ、昔は草食動物を食ってた、その本能はDNAに残ってるんだぜ! ウサギが警察になんてなれるわけない、お前は何にもなれないんだよ!」

※)この映画には、「誰もが何にでもなれる」「お前は何にもなれない」などのセリフが頻繁に出てきます。恐らくこれがテーマ。


◇セットアップ続き
 @大人になったジュディは、警察学校に入学
 @ズートピアには、砂漠、極寒、湿地など、7つのエリアがあると勉強
 @ジュディは小さい、弱いなど、ウサギならではのハンデを、すばしっこい、身軽といった、ウサギならではの能力で克服し、警察学校を首席で卒業
 @初のウサギ警察官として、ズートピアの中心部に配属となる
 @ズートピア副市長(ヒツジ)には、「あなたは小動物の誇りよ」とほめたたえられる


◇テーマの提示その2
 @いよいよズートピアへ引っ越しの日
 @駅まで見送りに来た両親は、「お前は自慢の娘だ、でも不安だ」とハラハラ
 @肉食動物の中でも、特にキツネに気をつけるよう両親が忠告
 @キツネ撃退スプレーなど、撃退グッズをたんまり持たせて送り出す

※)特に説明されているわけではないが、食物連鎖のピラミッドの図式通り、この世界でもウサギにとってキツネは天敵と思われる。そして、その天敵と関係を持ち、「気をつけなければならない」ことをここでは提示している。これもテーマ。


◇テーマの提示その3
 @歌姫ガゼルの曲とともに7つのエリアを列車で走り抜け、ジュディは希望とともに終点(ズートピア中心部)へ着く
 @ガゼルの曲には、「きっと色んなミスをするだろうが、私は負けない」「何度も立ち上がる」「すべてにトライする」といった歌詞が並ぶ

※)曲の歌詞が示すことは、これからジュディが体験し、学んでいかなければならないこと。これもテーマ。


◇セットアップ続き
 @新居となる小汚いアパートにも大満足のジュディ
 @翌日、意気揚々と初出勤
 @両親の渡してくれたキツネ撃退スプレーも、一応は持っていくことに
 @だが初日から最悪のスタート
 @小さなウサギ警察官はかなりの場違いで、警察官はみな肉食や、大型草食ばかり
 @署長をはじめ、誰からもまともに相手にされないジュディ



 @ズートピアでは現在、肉食動物ばかりが行方不明になる事件が相次いでいる
 @行方不明者数は14匹
 @署長の指示通り、警察官たちは捜査へ出かけていく
 @ジュディだけが捜査に参加できず、駐車違反の切符切りを命じられる



 @切符切りの最中、ニック(キツネ)を見かけるジュディ
 @キツネ=怪しいという思いから後を追う
 @ニックはゾウが経営するアイス屋へと入店
 @だが、キツネ=詐欺師という先入観だけで、ゾウはアイスを売ってくれない
 @ジュディがそのやり取りを観察する限り、ニックは悪者ではなさそう、むしろ善良な市民
 @ニックを不憫に思ったジュディが、自腹を切ってアイスを購入してあげる

ニック「ありがとう」
ジュディ「いいのよ、キツネを差別するなんて頭に来ただけ。時代遅れの考え方よね」
ニック「うれしいなぁ、誰でもキツネを見下すのに」

 ↓

 @ニックと別れたあとも、切符切りに精を出すジュディ
 @だがその途中、せっかく買ってあげたアイスをニックが溶かしている現場を目撃
 @後を追うと、アイスを元手にずる賢く金稼ぎをしていたことが判明
 @やはりキツネはキツネ、同情を買うようなやりかたで詐欺を働いていたのねと、ニックに食ってかかるジュディ
 @逮捕してやると迫るが、あいにくニックは商売としての申請もしており、合法的に金を稼いでいた
 @プロ詐欺師のニック


◇テーマの提示その4
ニック「ズートピアでも肉食と草食は仲良くないのが現状さ。お前もケーサツになったところで切符係やらされてんだろ? 夢破れて故郷に帰るのがオチさ」
ジュディ「なによ、あんたなんかアイスの詐欺師にしかなれないくせに!」
ニック「誰もが何にでもなれると思ってこの街に来る。でも、ムリだ。自分以外には、なれない。お前は、マヌケな、ウサギだ」


◇セットアップ続き
 @翌日も切符切りを担当させられるが、仕事をすればするほど市民に恨まれるジュディ
 @思い描いていた仕事と違い、ジュディは滅入っていく
 @だが、目の前の店舗で窃盗事件が起き、気分一転、意気揚々と窃盗犯を追いかけることに
 @窃盗犯のイタチはネズミの街に逃げ込み、ジュディはミニチュアサイズの街中で四苦八苦しながらも、犯人を逮捕に至る



 @ドヤ顔で署に帰るジュディだが、署長にはこっぴどく叱られる
 @切符切りという任務を放棄したうえ、ネズミの街で暴れ、市民を危険にさらしたと
 @唯一褒めてもいいのは窃盗犯を逮捕したことだが、それだってただの玉ねぎ泥棒だ、と
 @だが、「それは玉ねぎじゃなくて、ナンチャラカンチャラ(ごめんなさい、名前が長々しくて覚えてません)です」と、農家育ちの知識を披露するジュディ

ジュディ「私は警察官になりたいんです!」
署長「ウサギには無理だ、諦めろ。そんな夢はかなわない」


◇きっかけ
 @そこへカワウソがやってきて、夫が行方不明になったから捜索してほしいと署長に懇願し始める
 @だが署長はその件を軽視しており、カワウソの願いを聞き入れない
 @カワウソに同情したジュディ、「私が探します!」と宣言


◇きっかけに対する賛成と反対
 @今すぐジュディをクビにしようとする署長
 @しかし、草食が捜査に参加すると聞きつけた副市長が、「なんて素晴らしいの!」と大喜びしてしまい、クビにできなくなる
 @署長からしぶしぶ捜査を許可されるが、「48時間以内に探し出せなかったら、その時は辞職しろ」と言われるジュディ
 @辞職をかけることに一瞬ためらうが、ジュディは「わかりました!」と決意


◇第1ターニングポイント
 @ジュディに渡された捜査資料は、カワウソ夫が最後に目撃されたときの画像のみ
 @いきなり手詰まりかと思いきや、カワウソ夫はニックが元手にしていたアイスをなめており、画像にニックも映っていることが判明
 @何か知っているはずと、ニックに捜査協力させようとするジュディ 
 @ニックは嫌がっていたが、うっかり脱税の証拠を握られてしまい、ジュディに協力するしかなくなる




つづく



(潮)重要な3ビートのまとめ

その他
04 /07 2017
自分的に作業が一番大変な3つのビート。
まとめておこうと思います。
そう、あとで自分が見るために!



◆魔法使いの弟子

全部ダメになる…
 グリムホールドをホルバートに盗まれてしまう。

心の暗闇…
 友情が三角関係に発展し泥沼化したこと、その悲しみをバルサザールが吐露する。

第2TP…
 バルサザールに同情したデイブ。
 ↓
 敵を退治することに積極的になる。



◆シュガーラッシュ

全部ダメになる…
 ヴァネロペが仲たがいし、ラルフがカートを破壊する。二人は決別する。

心の暗闇…
 ほしいと思っていたものを手に入れたが、価値なしと解るラルフ。さみしいだけ。

第2TP…
 ヴァネロペを助けられるのでは?という可能性に気づく。
 ↓
 助けるため、シュガーラッシュの世界に戻る。



◆ヒックとドラゴン

全部ダメになる…
 ドラゴンを手なずける様子を父に見せるヒック。だが父は大激怒。突き放され、フューリーも奪われる。

心の暗闇…
 なぜ自分はほかのバイキングのようにフューリーを殺せなかったのか、殺してれば問題は起きなかったのに、と後悔するヒック。

第2TP…
 だがそうできなかったおかげで、ドラゴンと人が仲良くなれることを知った、ということに気づく。
 ↓
 フューリーとバイキング、どちらもを助けに向かう。



◆アナと雪の女王

全部ダメになる…
 ハンスが運命の人ではなかったことが解る。初めから騙されていたことを知るアナ。

心の暗闇…
 真実の愛が何なのか分からなくなり、傷ついているアナ。

第2TP…
 愛とは自分より人のことを大切に思うことだよ、と知らされる。
 ↓
 クリストフが自分を好いてくれていると知り、クリストフのもとへと向かう。



◆ダイハード3

全部ダメになる…
 サイモンにすっかり手玉に取られていたことを知る。大金とともに逃亡していくサイモンの圧倒的勝利。マクレーンたちは爆弾にくくりつけられ、絶体絶命。なすすべなし。

心の暗闇…
 追跡の手立てはもうない、完全に俺の負けだ、と認めるマクレーン。 

第2TP…
 妻に電話中、アスピリン瓶からサイモンがいるだろう場所の手がかりを知る。
 ↓
 その場所へと向かう。




◆ミニミニ大作戦

全部ダメになる…
 金塊奪還の計画が、スティーブに全部バレてしまう。

心の暗闇…
 ステラは、ジョンに好かれていたチャーリーをずっと嫉妬していたと告白。いや違う、ジョンはいつでも娘のステラを思っていた、とチャーリー。

第2TP…
 自分たちは何のために盗むのか、自分たちにとって大切なものは何なのか。亡きジョンを思う気持ちを再確認する二人。
 ↓
 改めて、スティーブから金塊を奪還する決意を固める。




◆ベイマックス

全部ダメになる…
 兄を殺したのは教授だったと知るヒロ。怒りのあまり教授を殺そうとするヒロは、それを止めようとする仲間とも意見が合わなくなり、決別する。

心の暗闇…
 怒りから教授殺害へと思いが突き進むヒロ。たった一人で、ベイマックスを殺人マシーンに作り替えようとする。

第2TP…
 だがその作業中、ケアロボットというベイマックスを作った兄の思い入れを知ることになる。教授は殺さずに捕まえて警察に届けよう、という仲間の提案に同意。
 ↓
 教授を捕まえるために、再始動するチーム。




◆セブン(これ、ながら見したからあんまり自信ない)

全部ダメになる…
 ミルズから、「あんたはこの街が嫌いだから辞職するんじゃない、辞職するからこの街を嫌ってるだけだ」と言われ、グーの音も出なくなるサマセット。

心の暗闇…
 今まではメトロノームで心穏やかに就寝していたが、それができなくなる。眠れぬ夜に、ダーツを乱れ打ちしてストレス発散。

第2TP…
 翌日、「この事件には最後まで関わる」と言い出す。
 ↓
 犯人が自首してくる。




◆ズートピア

全部ダメになる…
 肉食動物たちが野性に戻り襲い掛かってきたのは、肉食動物の本能が何らかの原因、と発言したことで、傷ついたニックに縁切りされてしまうジュディ。

心の暗闇…
 ジュディの不注意な発言により、街では肉食動物が危険視され始める。ズートピアは肉食も草食も仲良く暮らせる街のはずなのに、自分の偏見的発言がこんな結果を生んでしまったと後悔し、警察をやめるジュディ。

第2TP…
 ある植物を摂取すると、草食動物でも狂暴化することが分かる。原因はそれだと確信したジュディは、肉食動物だから…という自分の偏見で傷つけてしまったニックに謝罪しに行く。
 ↓
 仲直りした二人は、改めて事件の真相を追うことに。




(潮)映画「ヒックとドラゴン」のビート-3

ヒックとドラゴン
03 /12 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****

◆第3幕

◇フィナーレ開始
 @ドラゴンの巣窟がある島へとやってきたバイキングの大軍
 @一方ヒックは、アスティー含めた村の若者たちと、訓練用に捕獲されていたドラゴンに乗りバイキングの後を追いかけることに
 @バイキングたちはドラゴンの巣窟に攻撃開始
 @いつも村を襲ってくる大量のドラゴンたちは逃げ出してしまい、最後に、主である巨大なドラゴンが巣から出てくる
 @主ドラゴンのあまりの巨大さに、大慌てのバイキングたち
 @族長はやっと、自分が愚かだったと認める
 @バイキングの攻撃はまったく効かない主ドラゴン
 @そこへ、ドラゴンに乗った若者たちが助けに入る



 @若者たちVS主ドラゴンの戦いになる
 @若者たちが戦っている間に、ヒックは族長の手助けもあってフューリーと合流
 @フューリーにまたがったヒックに、族長が声をかける

族長「すまなかった、色々と。お前が息子で誇りに思う」



 @主ドラゴンに苦戦する若者たちのもとに、フューリーとヒックが参戦
 @フューリーの大活躍で主ドラゴンの退治に成功
 @しかし、フューリーから落ちてしまい、空中に放り出されるヒック



 @地上では墜落したヒックを探す族長
 @だが見つけられたのはフューリーだけで、その背にヒックはいない
 @ヒックは死んだものと思い、自分のせいだと嘆く族長
 @しかしフューリーがたたんでいた翼を広げると、中から気絶しているヒックが
 @息子を救ってくれたフューリーに感謝する族長、バイキングたち



 @ヒックが目を覚ますと、自宅のベッドの上
 @そばにはフューリーがいる
 @ヒックは左足を失って、義足になっている
 @フューリーの尾ひれは左半分が人工尾ひれなので、お揃いになる一人と一頭


◇FINイメージ
 @ヒックがフューリーの肩を借りながら自宅の外に出ると、村中にドラゴンがあふれている
 @バイキングたちはみな、ドラゴンを相棒として受け入れ、一緒に生活を始めている
 @「バイキングに必要だったのは、ヒックだったのだな」と族長
 @アスティーはヒックにキス、二人ははれて両想いに
 @バイキングは一人に一頭、ドラゴンをペットとして飼うようになる



おしまい



****

【感想】
はじめは「組織の中で」ジャンルと勘違いしてました。
私がその勘違いに気づいたのは、なんと、ヒックの足が義足になったとき。
ホッホー、気づくの遅すぎだぜ。
中盤あたりから、ヒックがしつこいくらい「相棒、相棒」ってフューリーのこと呼んでたじゃんかよ。
「相棒愛」だってばよ!

「相棒愛」とは、一人では不完全な者が、二人一緒になったときに完全体となるお話だそうです。
互いが互いを必要としている話。
ヒックがいないと、空を飛べないフューリー。
フューリーがいないと、バイキングとして認めてもらえなかったヒック。
最後には義足までお揃いになって。
まさに彼らは一心同体ってやつなのでしょう。
(記事ではずっとフューリーで通してきましたが、フューリーはドラゴンの種別名であって、ヒックが相棒につけたペット名はトゥース)

ところで。
ビート仕訳、ディズニー映画率が高くて申し訳ない。
でも子供向けのほうが、今の自分の力量にあってるんです。










(潮)映画「ヒックとドラゴン」のビート-2

ヒックとドラゴン
03 /11 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****

◆第2幕

◇Bストーリー開始(ヒックとアスティーのラブストーリー)
Bストーリーは一応二人のラブストーリーだが、しばらくの間は恋愛っぽくなく、訓練のシーンと同居する。
ヒックとアスティーの接点が訓練中のみなためと思われる。
フューリーとのシーンがAストーリーで、訓練のシーンがBストーリーって感じ。
ヒックもまた、アスティーに惚れているはずだが、それほど「好かれたい」オーラは出していない。
アスティーよりも、フューリーのほうに気を取られている様子。


◇お楽しみ開始
 @ドラゴン退治の訓練が始まる
 @訓練に参加するのは村の若者たちで、ヒックの好きな女の子、アスティーも一緒
 @この訓練で一番デキの良かった者は褒美として、みんなの前で初のドラゴン退治をさせてもらえる
 @初めての訓練は全員、さんざんな結果

教育係「忘れるな、ドラゴンは常に、常に命を狙ってくる」



ヒック「じゃあどうして、フューリーは僕を殺さなかったんだ?」

 @改めて森の中へやってくるヒック
 @あのまま飛び去って逃げたはずと思っていたのに、大きくくぼんだ土地で困っているフューリーを発見
 @誰も見たことのないフューリーを、スケッチに描きとめるヒック
 @フューリーは尾ひれを片方失ったらしく、空を飛べずに窪地から出られない様子
 @餌も取れず、空腹らしい
 @「かわいそうだ」という表情のヒック



 @村へ戻り、ドラゴン大百科を読むヒック
 @数々のドラゴンの詳細情報が、イラスト付きで載っている
 @だがフューリーのページだけはほぼ白紙
 @「このドラゴンとは戦うな、助かるためには隠れてひたすら祈るのみ」とだけ書かれている



 @一方、族長たちはドラゴンの巣の近くまで船で進軍
 @霧に包まれた山へと入っていく



 @再び訓練のヒック
 @訓練中、フューリーについて教育係に尋ねまくるヒック
 @「フューリーに会って生きて帰ったものはいない」と教育係
 @訓練をおろそかにして足手まといなヒックを、アスティーは「あんたふざけてるの!」と怒る



 @訓練後、また窪地へとやってきたヒック
 @腹を空かせているフューリーに、持ってきた一匹の魚を与える
 @魚は食べたものの、触ろうとしたヒックには冷たい態度で威嚇するフューリー
 @冷たくしても帰ろうとしないヒックに慣れてきたのか、ヒックに興味を持ち始めるフューリー
 @なんだかんだで、ついにフューリーはヒックが触ることを許す
 @だが完全に心許してはおらず、割となついたわりに、まだ冷たい態度は崩さないフューリー



 @村へ帰ったヒックは、若者たちや教育係と一緒に夕飯タイム

教育係「いいか、狙うなら羽か尻尾だ。そうすれば飛べなくなる。飛べないドラゴンは死んだも同然だ」

 @それを聞いたヒック、すぐさま尾ひれの作成を始める



 @翌日、フューリーのもとを訪れ、作成してきた尾ひれを取り付けるヒック
 @すると、なんとか飛ぶことに成功するフューリー
 @だがまだ改良の余地がある人工尾ひれ
 @飛ぶためには尾ひれを操作せねばならず、操作はヒックがしなければならない
 @つまり、自分一人では飛べないフューリー



 @再び訓練
 @毎日、違う種類のドラゴンを相手に訓練する若者たち
 @みんなこの日の訓練には苦労し、ドラゴンを倒せない
 @ヒックももちろん倒せないのだが、ドラゴンに追い詰められ丸腰となったヒックが、突然に才能を発揮する
 @丸腰のままドラゴンを命令するように後ずさりさせ、檻の中へと誘導しドアを閉めてしまうヒック
 @その猛獣使いのような様子に、若者たちも、教育係も唖然
 @訓練の済んだヒックは、そそくさとその場を立ち去る



 @訓練後は、フューリーのもとを訪れる日々が続く
 @人工尾ひれは、ヒックが騎乗して操作できるような作りとなる
 @毎日、人工尾ひれに改良を加えながら、試行錯誤の日々
 @フューリーと関わるうちに、ドラゴンの苦手なものや好きなものを、知識として蓄えていくヒック
 @その知識を訓練でも活かし、ドラゴンを倒さずに、うまいこと檻へと戻せるようになるヒック
 @そんなヒックの様子に村の人々もみな驚き、だんだんと人気者になっていくヒック
 @しかしアスティーだけは、「あんたなんか変よ?」と疑念を抱いている様子



 @ドラゴンの巣を探しに行っていた族長たちが帰ってくる
 @巣は探し出せなかったが、自分の留守中、ヒックがやり手の猛獣使いに成長していたことに喜ぶ族長



 @尾ひれも納得のいく完成品となり、完璧に飛べるようになるフューリー
 @フューリーとのお散歩飛行の途中、別のドラゴンと遭遇したヒック
 @フューリー以外のドラゴンも、餌を与えるとすぐになつくことが判明
 @ドラゴンがバイキングたちの思っているような存在ではないことを、徐々に確信し始めるヒック



 @工房にいるヒックを、族長が訪れる
 @ヒックが有能な猛獣使いになったという話を聞き、バイキングとして成長したことを喜んでいる族長
 @族長はヒックが今後、どんどんドラゴンを倒していくことを期待している
 @とてもじゃないが、ドラゴンを殺したくないとか、フューリーをペットにし相棒と呼んでいることなど言い出せないヒック
 


 @最終訓練の日
 @アスティーとヒックが残っている
 @この訓練で勝ったほうが一人前としての褒美、「みんなの前で初のドラゴン退治」をさせてもらえる
 @勝つ気満々のアスティーだが、ヒックが一瞬でドラゴンを手なずけ攻略してしまう
 @優勝者に選ばれるヒック



 @優勝後、フューリーのもとへとやってきたヒック
 @後をつけてきたアスティーに、フューリーの存在がばれてしまう
 @すっかりヒックにはなついているフューリーだが、アスティーには敵意丸出し
 @ヒックがとんでもないことをしていると知り、告げ口に戻ろうとするアスティー
 @ヒックはアスティーを説得し、フューリーの背中に乗せる
 @だがフューリーはヒックの言うことを聞かず、危険な飛行を繰り返し、無礼なアスティーを懲らしめにかかる
 @空中に放り出されそうな恐怖から、フューリーに謝るアスティー
 @許したフューリー、やっと穏やかな飛行に切り替える


◇ミッドポイント(絶好調)
 @悠々と空を飛ぶ体験をし、ドラゴンの価値を理解したアスティー
 @ドラゴンをペットにしているという秘密を、ヒックと共有することに

アスティー「でもどうするの、ヒック。明日は最終試験。ドラゴンを殺さなきゃならないのに…」
ヒック「それ言わないで…」

※)ドラゴンを殺す必要はないという理解者を得たことが、絶好調


◇迫りくる悪い奴ら
 @突然フューリーが勝手に飛行ルートを変え、ドラゴンの巣へと連れていかれる二人
 @ほかのドラゴンたちも続々と集まって巣へ向かう
 @ドラゴンたちはみな、獲物を運んでいる
 @ドラゴンたちが持ち帰った獲物は、すべて巨大な主ドラゴンのために捧げられていることが判明
 @主ドラゴンに獲物を捧げないと自分が食べられてしまうため、ドラゴンたちはみな必死



 @巣から逃げかえったフューリーとヒックとアスティー
 @やっと見つけた巣のことをみんなに報告しようとするアスティー
 @だが今みんなに知らせたら、フューリーのこともバレ、フューリーが殺されてしまうとヒック

アスティー「バイキングがずっと探していた巣なのよ? それを隠しておくっていうの? ペットのドラゴンを守るためだけに?」
ヒック「そうだよ」
アスティー「……」
ヒック「明日まで時間をちょうだい。何か方法を考えるから」
アスティー「わかった」

 @ヒックの優しいところに惚れでもしたのか、ヒックをどついたあと、キスしてからその場を去るツンデレなアスティー


◇すべてを失って(絶不調)
 @翌日、ヒックの最終試験が始まる
 @死の香り=最終試験の前にヒックが、「僕に万が一のことがあったらフューリーをお願い」とアスティーに言う
 @ヒックは覚悟を決め、みんなの前でドラゴンを手なずける様子を見せつける
 @村の人々、特に族長は、ヒックがドラゴンを殺すことを期待していたため、動揺する

族長「何をしている…!」
ヒック「みんなドラゴンを誤解している。ドラゴンを殺す必要なんかないんだ」
族長「試験は中止だ!」

 @ヒックになつきそうになっていたドラゴンだが、族長の大声に驚き、ヒックを再度攻撃し始める
 @いきなりピンチに陥ったヒックが悲鳴を上げると、それの聞こえたフューリーがヒックを助けるために村まで駆けつけてくる
 @ドラゴンとヒックの間に立ちはだかるフューリー
 @しかしフューリーの登場で村は大騒ぎ
 @フューリーが村を襲ってきたと勘違いし、退治しようとする村の人々
 @ヒックが必死に止めたことでなんとかフューリーは殺されずに済むが、危険視され檻に放り込まれることに



 @ヒックがドラゴンに寝返ったことに、大ショックの族長
 @フューリーをかばうヒックに怒りマックスの族長

族長「ドラゴンをかばうのか! 仲間が何百人も殺されたのに!」
ヒック「こっちだって何千頭も殺してるだろ!」

 @ドラゴンの巣には巨大な主がいること、ドラゴンたちは主のために仕方なく獲物を集めていることなどを、説明するヒック
 @仕方なくやってるんだから、ドラゴンを許してほしいとヒックは頼み込む
 @だが族長は、ヒックがドラゴンの巣を見つけたことのほうに着目
 @その主を倒すために、ドラゴンの巣へ向かうことにする族長
 @しかもドラゴンにしか探せない巣なので、族長はフューリーを連れていくつもり
 @巨大で危険なドラゴンだ、無謀だ、とヒックが止めても、聞く耳持たない族長

ヒック「父さん! 一生に一度くらい、僕の言うことちゃんと聞いてよ!」
族長「お前はドラゴンに寝返った! バイキングとは言えん。俺の息子でもない」

 @フューリーは拘束されたまま船に乗せられ、族長率いる大軍が出港していく
 @ドラゴンと戦える村人すべてが、あっという間に出撃していってしまう
 @その様子を失意しながら見送るしかできないヒック


◇心の暗闇
アスティー「めちゃくちゃね。落ち込むでしょう? すべて失った。お父さんも、仲間も、親友も」
ヒック「なぜ、あいつを森で見つけた時に殺せなかったのかな。そのほうが平和だったのに」
アスティー「そうね。ほかのみんななら殺してる。なぜそうしなかったの?」
ヒック「わからない。できなかった。なんで今頃、そんなこと興味持つんだよ」
アスティー「あんたの言葉が聞きたいのよ、今ここで」
ヒック「わかったよ、もう! 僕は弱虫で! 臆病で! だから殺したくなかった!」
アスティー「殺したくなかった?」
ヒック「なんでもいいだろ、殺したくない! ドラゴンを殺さないなんて、バイキング史上、僕が初めてだろうけど!」


◇第2ターニングポイント
アスティー「……ドラゴンに乗ったのもね」
ヒック「(なにか物のとらえ方が変わったような表情に)」
アスティー「それで?」
ヒック「……殺さなかったのは、あいつが怖がっているように見えたから。まるで自分を見ているようで」
アスティー「きっと今も怖がっているわ。どうするつもり?」
ヒック「あぁ、馬鹿な真似するかも」
アスティー「そうね。でもそれならもうしてる」
ヒック「イカれた真似!」(をするよ、といった感じで走り去るヒック)
アスティー「さすがヒック」(あとを追うアスティー)






つづく








(潮)映画「ヒックとドラゴン」のビート-1

ヒックとドラゴン
03 /10 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****

以前、ジャンルの練習で「ヒックとドラゴン2」を見ました。
今回はその前の話、1になります。
2を見た時は確か、1を見なかったせいか話の盛り上がりが欠けていると感じました。
ジャンルも判断に迷う感じだったと記憶してます。
今回の見た1のほうは、とても分かりやすかったです。




題: ヒックとドラゴン (原題: How to Train Your Dragon )
ジャンル: 相棒愛(ペット愛)
主人公: ヒック
主人公が倒すべき敵: 一番でっかいドラゴン


◆第1幕

◇OPイメージ
ヒックたち人間とドラゴンが対立し、戦闘している様子。


◇セットアップ
 @ヒックの住む村は、バイキング一族
 @村は定期的にドラゴンの群れに襲われ、飼育している羊を奪われる
 @村の人々はみな女性でも子供でも強く、ドラゴンとガンガン戦って追い払うことができる
 @そんな中、ヒックだけが非力でまともに戦うことができない、落ちこぼれ的な存在
 @戦闘要員になれないので、武器等の修理係として仕事をさせられている
 @しかしヒック自身は修理係に満足しておらず、ドラゴンを倒して功績をあげ、みんなに認めてもらい、みんなの仲間入りをしたいと思っている
 @ヒックの好きな女の子は、とても優れた戦闘要員



 @襲ってくるドラゴンは多種多様
 @バイキングの人々はみなドラゴンに詳しく、それぞれの特徴や弱点をおさえて戦うことができる
 @しかし一種類だけ、誰も姿を見たことがないドラゴンがいる
 @それはフューリーという種類
 @絶対食料を盗まないし、絶対姿を見せないし、絶対攻撃も外さないドラゴン
 @ドラゴンたちは夜に襲ってくるので、全身黒色のフューリーは夜空に紛れてまったく見えない



 @村がドラゴンとの戦闘でてんやわんやの中、ヒックは自作した投網用の大きな器具を持ち出し、フューリーを狙う
 @見事、仕留めることに成功したものの、フューリーは網に絡まったまま飛んで逃げて行ってしまう
 @仕留めたことに大喜びのヒックだが、別のドラゴンに襲われ逃げ惑う
 @悲鳴を上げて村を逃げ回るヒックに気づき、バイキングの族長が助けに入る
 @族長のおかげでヒックは助かるが、足手まといな行動をしたことでこっぴどく叱られる
 @族長はヒックの父親
 @フューリーを仕留めたんだとヒックが言っても、「まったくお騒がせ者めが」といった感じで誰も聞く耳持たない


◇テーマの提示
非力なくせに筋骨隆々の人々の真似をしてドラゴン退治をしようとするヒックに、族長や、子供たちの教育係的なオッサンがこんなことを言う。

族長「お前はドラゴン退治に向いていない」
教育係「要するに、向いてないのに無理して目指すなってことだ」
ヒック「…みんなの仲間になりたいんだよ…」


◇セットアップ続き
 @村の会議
 @このままドラゴンに襲われているわけにはいかないから、こちらからドラゴンの巣を探しに出かけようと族長
 @多少怖がって、渋る村の人々
 @族長が「一緒に来ない奴はヒックの子守だ」というと、みな「行きます、行きまーす!」と挙手



 @村の人々と同様、ヒックの扱いには困り果てている族長
 @バイキングそのものといった性質を持つ族長は、バイキングらしくないヒックをどう教育していいか分からない

族長「どうすればいいと思う?」
教育係「ほかの新米たちと一緒に訓練させろ」
族長「そんなことをしたら、すぐにドラゴンに食われてしまうよ。あいつは赤ちゃんの頃から、バイキングらしい教育がまったく効かないんだ」
教育係「だがヒックを止めることはできんぞ。望みナシかもしれんが、鍛えるしかない。いつまでも親が守ってやれるわけじゃないんだ。あの子は戦いたがっている」


◇きっかけ
 @ヒックは仕留めたはずのフューリーを探して森の中へ
 @こんな広い森で探せるわけもないと諦めかけた時、網に絡まって倒れているフューリーを発見
 @フューリーが死んでいると思い込み、これで自分も立派なバイキングだと喜ぶヒック
 @だがまだフューリーは生きていて、ヒックを威嚇
 @ビビるヒックだが、フューリーは網にぐるぐる巻きで身動きが取れず、体力も残っていない様子

◇悩みの時
 @眼だけをはっきりと開き、ヒックを凝視してくるフューリー
 @凝視にビビるものの、このままトドメをさしてみんなの仲間入りを果たすんだ、とナイフを振り上げるヒック
 @めっちゃ見てくるフューリー
 @だがヒックは自分を奮い立たせ、今一度ナイフを構える
 @フューリーは諦めたように目をつぶる
 @その様子に良心がいたむヒック


◇第1ターニングポイント
 @結局ヒックはナイフで網を切って、フューリーを自由にしてしまう
 @自由になったフューリーは怒り狂ってヒックに襲い掛かる
 @殺されるとビビるヒック
 @だがフューリーはヒックに危害を加えないまま、間近で激しい威嚇の咆哮をしただけでその場を飛び去る



 @帰宅したヒックは、族長からドラゴン退治を学ぶよう言われる

ヒック「ドラゴン退治はやめた。ドラゴンとは戦いたくない、僕にはドラゴンは殺せない」

 @だが族長は有無を言わさず訓練することを言い渡し、ドラゴンの巣を探すために出掛けてしまう




つづく


(潮)映画「アナと雪の女王」のビート-3

アナと雪の女王
02 /23 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第3幕

◇フィナーレ開始
 @城から逃げ出したエルサ、自分のまき起こす猛吹雪で行く先も見えず、凍った海の上をさまよっている



 @アレンデール城からなんとか脱出するアナとオラフ
 @城の外は猛吹雪
 @クリストフを探し、凍った海の上をさまよい始めるアナ
 @オラフは風で吹っ飛び、一人でクリストフを探し始めるアナ
 @アナの手は氷になり始めている



 @クリストフのほうは、城が近づくにつれ猛吹雪に巻き込まれる
 @トナカイに乗って海の上を走ってきたクリストフだが、倒れてきた帆船で氷が割れてしまい、トナカイはそれ以上いけなくなる
 @トナカイを置いて、一人でアナを探しに行くクリストフ



◇すべてを失って(エルサ側・絶不調)
 @エルサを追いかけてくるハンス

ハンス「このまま逃げるのか、エルサ」
エルサ「アナのことはお願いね」
ハンス「アナは死んだ。助けようとしたが手遅れだった。君のせいだ」
エルサ「そんな……!」

 @自分の魔法でアナが死んだというショックで崩れ落ちるエルサ
 @そのとたん、猛吹雪も突然に止んでしまう

【※何が絶不調なのか】
アナを失ったことと、それにより魔法が止まったこと。
ミッドポイントで絶好調だった魔力がここで止まる。



◇フィナーレ続き(アナ側)
 @視界が開け、アナとクリストフ、互いを海の上で見つける
 @駆け寄る二人
 @だがアナの視界に、エルサを今まさに殺そうとしているハンスが見える
 @アナは自分の命を助けることよりも、とっさにエルサのもとへ走り、エルサの命を救うことを選ぶ
 @エルサとハンスの間に割って入ったアナが、ハンスの振り下ろす剣を受け止め、ハンス吹っ飛ぶ
 @その瞬間、エルサを救うことはできたが、ついにアナの体に魔法が行きわたり、アナは氷の彫像になってしまう



◇心の暗闇(エルサ側)
 @アナが助けてくれたことに気づくエルサ
 @だが時は遅く、凍りついたアナは人形のように動かない
 @その場にいた誰もが、アナは本当に死んでしまったと思う
 @守りたかったものを目の前で失ったエルサ
 @凍りついたアナにすがりつき、「そんな、いやよ……」と泣くしかできないエルサ



◇第2ターニングポイント(エルサ側)
 @エルサが抱きしめるアナの胸からだんだんと氷が溶けだし、最後には全身が溶ける
 @生き返ったアナ
 @髪の色も元通りになっている

エルサ「アナ! 私を助けるためになんてことするの」
アナ「大切な人だから」
オラフ「真実の愛が凍りついた心を溶かしたんだよ」
エルサ「愛は氷を溶かす……? 愛……そうよ! 愛よ!」

 @愛で氷を溶かせばいいと気づいたエルサ



◇フィナーレ(エルサ側)
 @エルサが自らの力で、凍りついたアレンデールを溶かしにかかる
 @みるみる夏に戻っていくアレンデール、人々にも笑顔が戻る
 @心の冬を終わらせる方法に気づくことができたエルサに、「できるって言ったでしょ」とアナ
 @夏になって溶け始めたオラフの頭上に、小さな雪雲を作ってあげるエルサ



◇フィナーレ続き(アナ側)
 @吹っ飛んで気を失っていたハンスが正気を取り戻す
 @ハンスをぶん殴って、間違っていた恋を終わりにするアナ
 @アナとエルサは改めて幸せそうに抱き合い、その様子に笑顔するクリストフ
 


 @ハンスは悪党として、自分の国へと追い返される
 @ウェーゼルトン公爵も追い返され、アレンデールとは今後いかなる取引もできなくなる



 @アナはハンスに、大破させてしまったソリの代わりとして、新しい高価なソリをプレゼントする
 @改めて互いの気持ちを確認し、両想いになる二人



 @頭上の雪雲のおかげで、夏を満喫するオラフ



◇FINイメージ
 @城は元通りになり、昔のように国の人々に開かれている
 @人々の集まる広場で、エルサは隠れることなく、堂々と氷の魔法を使う
 @その魔法で広場はスケートリンクになる
 @スケートを楽しむエルサとアナ、クリストフ、そしてアレンデールの人々
 @夏と冬が一緒になった、最高の状態
 @もうアナもエルサも孤独ではない
 


 @エンドロールのあとのオマケとして、雪男がエルサの投げ捨てたティアラをかぶり、氷の城の主になるシーンあり




おしまい




****

【感想】
ビート仕訳間違ってないかなぁとは思いつつも、そんなに迷うことなく。
勉強中の私でもとても分かりやすかったので、「よくできたシナリオ」というやつなのだと思います。
でも、二人のプロットが絡み合っているため、そこをどうやって書き分けていいのかに迷いました。
うまく書け分けられなかったかなぁと思います。

ビート仕訳していて面白いと思うのは、その場に必要なくなったキャラや物が、みんな何らかの形で退場させられるところです。
この映画はアニメだからかそれらが吹っ飛ばされることも多く、オラフやハンスが吹っ飛んで退場するたびに、いまコイツ不要なんだなと思い笑ってしまいます。

この映画が昔のおとぎ話系と違うなって思うのは、「真実の愛」がアナ本人から出てきたところ。
アナが凍りついたあと胸から溶けてくるシーンですが、あれって、自分で発した愛により溶けだしたってことですよね。
ストーリーの流れからすると、そうじゃないかと思います。
自分よりもエルサを助けに行くことができたアナ。
オラフによれば、「自分よりも人のことを思う」、それが「真実の愛」ということだから。



(潮)映画「アナと雪の女王」のビート-2

アナと雪の女王
02 /22 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第2幕

◇お楽しみ開始(エルサ側)

英語バージョン


日本語バージョン


 @雪山に逃亡してきたエルサ
 @誰もいなければ、誰のことも怖がる必要がない
 @誰もいなければ、自分に魔力があったって構わない
 @ここにいれば自分らしく生きていけるのだ、とおおはしゃぎ
 @ノリノリで引きこもるための城を建設


※この曲で歌われている let it go とは「さぁ、お行き」に違いないのですが、意味合いとしては「こんな制御は手放してしまおう!」とか「隠してきたものを解き放ってしまおう!」いった具合で使われています。
英語の歌詞ではけっこう直接的に、「私は頑張ってきた、両親からの教えも守ってきた。こんなにこんなに隠してきたのに、結局みんなにバレちゃったじゃない! もういいの、もうシャットアウトよ、もう隠す生きかたなんかやめるわ!」といった調子で歌われています。
日本語バージョンも載せてみましたが、和訳歌詞はこの「投げやりになって引きこもる」シーンにそぐわない前向き感があるとして、賛否両論あるみたいです。
でも制限のある中で作られた歌詞だし、苦労の後がすごく見られるし、まぁ和訳はこうなるのしょうがないよねと個人的には思います。
どっちも好きだよ。



◇お楽しみ開始(アナ側)
 @馬で一人、雪山までやってくるアナ
 @エルサが夏を冬にしてしまったのは自分が怒らせたせいだと、独り言にて再確認
 @災難が次々襲いかかり、馬に逃げられたアナは徒歩で進むことに
 @日用品を売っている山小屋を発見し、冬用の身支度を整えるアナ



◇Bストーリー開始(アナとクリストフのラブストーリー)
 @山小屋にクリストフが登場
 @山暮らしのクリストフには相棒のトナカイがいるが、クリストフはそのトナカイのセリフまで自分で担当しながら会話をしてしまう変人
 @アナはエルサのいる雪山まで案内するよう、クリストフに頼む
 @トナカイのソリで山へ出発する二人



 @クリストフに説明する形で、現在の状況を再確認
 @出会ってすぐの男と婚約したという暴挙を知り、「なにやっちゃってんの?」的に反対するクリストフ
 @「真実の愛だから大丈夫!」と聞く耳持たないアナ
 @意見も考え方も合わない二人
 @クリストフに対し、ハンスとは全然違う嫌な男、という印象を持つアナ



 @オオカミに追われたりしながら、協力し合って窮地を切り抜けるアナとクリストフ
 @クリストフの大事なソリは大破
 @反発しあいながらも、二人でエルサのいる雪山へ進み続ける



 @途中で、生きてる雪だるまオラフ登場
 @エルサが作った雪だるまだとわかるアナ
 @オラフはエルサの城がある場所を知っている
 @オラフは自分が溶けてしまうことも知らず、夏に憧れている



 @暑い夏と寒い冬、二つ合わせたらもっといい
 @エルサの城までオラフの案内開始



 @一方アレンデールでは、ハンスがエルサやアナの代わりになり、国民に対し献身的に働いている
 @その様子にウェーゼルトン公爵が文句をつける
 @自分はアナから任されたのだと、責任感アピールするハンス
 @そこへアナが乗っていったはずの馬が帰ってくる
 @アナを探しに行くから、一緒に来てくれる者はいないかとハンス
 @ウェーゼルトン公爵は、自分の側近二人をその一行に参加させる
 @この機に乗じて、側近にエルサを見つけ出させ、殺させるつもりの公爵



 @エルサの城に向かうアナ、クリストフ、オラフ

クリストフ「どうやって冬を夏に戻すんだ?」
アナ「エルサにお願いする」(エルサが冬にしたんだから、エルサが元に戻せると思っている)
クリストフ「怖くないのか?」
アナ「怖いわけないでしょ」
オラフ「女王は優しくて親切で、心の温かい人だよ」



 @城に到着
 @氷でできた立派な城に感動する、氷切り出し職人のクリストフ
 @氷の城にはアナのみが入っていく



◇ミッドポイント(アナ、エルサ、共に絶好調)
 @城の中でエルサと会うアナ

エルサ「私は一人でここにいる。ここでは一人ぼっちだけど、自分らしくいられるの」
アナ「そんなこと言わないで。私たち本当に仲良しだったよね? あの頃みたいに、昔みたいに戻れない?」
エルサ「(昔の事故を思い出す)いいえ、無理よ。さようならアナ。あなたのことを守りたいの」
アナ「守ってもらわなくて平気。一緒に帰ろうよ」



 @怯えて逃げるエルサを追いかけるアナ
 @生まれて初めてエルサの力になれると信じているアナ
 @アレンデールが魔法で冬になってしまったことを知るエルサ

アナ「エルサなら元に戻せる!」
エルサ「無理よ、やり方を知らない!」
アナ「できるよ、絶対!」
エルサ「無理よ!」
アナ「大丈夫!」

 @自分が人々を大変な目にあわせていることにショックを受けるエルサ
 @自分は愚かだった、自由になったと勘違いしていた、何もコントロールできていなかったと自責まっしぐらなエルサ
 @エルサがパニックになっているのに、お構いなしに「大丈夫だよ!」とぐいぐい来るポジティブアナ
 @アナの強引さに「できないって言ってるでしょう!!」とエルサが叫び、またしても魔法を放ってしまう
 @その魔法が心臓に直撃するアナ

 @魔法をまたアナに当ててしまったことにショックを受けるエルサ

【※一体なにが絶好調なのか】
アナ……自分ならできるとエルサにぐいぐい攻めていく過信っぷりが、絶好調
エルサ……エルサ本人は本意ではないが、魔法の力が絶好調。人を遠ざけたいという思いに応えまくりの魔力



◇迫りくる敵
 @エルサは魔法で雪男を作り出し、そのままアナを城から追い出す
 @アナ、クリストフ、オラフは雪男に追われ、山から追い出される



 @エルサと仲直りできなかった、これからどうしよう、このままじゃ城にも帰れない、とアナ
 @エルサの魔法に当たったせいで、アナの髪色が白く変化し始める
 @「それなら治せる人を知っている」と、クリストフがアナを森へ案内することに



 @雪山の城で一人になったエルサ、なんとか力をコントロールしようと頑張る
 @でも心を落ち着けるのは無理なようで、氷の城が赤く染まっている



 @胸に受けた魔法により、全身が寒くなり始めるアナ
 @クリストフがアナを連れてきたのは、トロールたちのところ
 @トロールたちはクリストフにとって、家族のようなもの
 @トロールたちは、アナをクリストフの彼女だと思い込む
 @彼女じゃないと否定するアナとクリストフ



 
※歌詞抜粋
 @二人とも完璧じゃない、欠点はあっても大丈夫、愛があれば
 @人の性格は変えられないけど、愛さえあれば大丈夫
 @怒りは恐れが判断を狂わせても、愛さえあれば正しい道を選べる
 @真実の愛が目覚めさせる
 @みんな欠点がある、それでいい
 @欠点を補うために必要なのが、真実の愛




 @アナの体調がだいぶ悪くなる

トロール長「エルサの氷のかけらが、アナの心に刺さっている。氷をそのままにしておくと死んでしまう。頭に刺さったのなら簡単に取れるが、凍った心を溶かせるのは真実の愛だけなのだ」
トロール「大好きな人のキスよ」

 @アナをハンスとキスさせるため、急いで城に連れ戻るクリストフ



 @一方ハンス、アナを助け出すため、エルサの引きこもる氷の城にやってきた
 @だが門前で、雪男に阻まれる
 @ハンスたちが雪男と戦っている隙に、公爵の側近二人は城の中へ入り、エルサを追いかけ命を狙う
 @追い詰められたエルサが身を守るため、魔法で側近たちを攻撃する
 @側近たちの命に危険が及んだところで、ハンスが「女王、人を傷つけてはいけません!」と割って入る
 @張りつめていた魔法の力が緩み、気を失うエルサ



 @気づくとアレンデール城の牢屋に入れられ、手錠をかけられているエルサ
 @アナはまだ城に戻ってきていない

エルサ「なぜここに連れてきたの」
ハンス「あのままでは殺されていた」
エルサ「私がここにいては危険なの」
ハンス「夏に戻してくれ、お願いだ」
エルサ「できないのよ」
ハンス「そんな……」
エルサ「「このまま私をあの山に戻して」
ハンス「……できるだけやってみる」



 @一方クリストフは、もうろうとするアナを連れて城へ戻ってくる
 @城の人々にアナを預け、自分は城をあとにするハンス



◇すべてを失って(アナ側・絶不調)
 @城の中では、ハンスがもう一度アナを探しに行こうとしている
 @だが城の人々は、「アナ王女が戻らなかったら、もう頼れるのはハンス様しかいない」と言って止めにかかる
 @そこへアナが戻ってくる
 @ハンスに「早くキスをしてくれ」と迫るアナ

アナ「エルサの魔法で、心が凍りそうなの。それを溶かせるのは真実の愛だけなの」
ハンス「愛する人とのキスか」

 @キスすると見せかけて、してくれないハンス
 @アナを愛してなどいなかったハンス
 @ハンスはアナと結婚し、エルサを殺し、アレンデールを乗っ取るつもりだった
 @今やアレンデールの人々から頼られる身となったハンスにとっては、アナもエルサも死んでくれたほうがいい
 @アナを殺したエルサを倒し、アレンデールのヒーローになるつもりのハンス
 @ハンスは部屋の暖炉を消し、凍えるアナを置き去りにする
 @ハンスの正体を知ってショックのアナ



 @ハンスは城の人々に、アナは自分との結婚を誓ったあと死んだと嘘をつく
 @エルサはやはり化け物、このままではみんな危ない
 @アナを殺したエルサを死刑にすることに
 @死刑のため連れ出されそうになり、牢屋から逃げ出すエルサ



 @城から山に帰っていくクリストフだが、相棒のトナカイに止められる
 @アナのことは好きだが、アナはハンスが好きなため、諦めようとしているクリストフ
 @振り返るとアレンデール上空に雪雲が渦巻き始めていて、大変なことになっている
 @急いで城に戻っていくクリストフ



◇心の暗闇(アナ側)
 @寒い部屋に閉じ込められ瀕死のアナのもとに、オラフが登場
 @暖炉に火をつけ、アナを火のそばまで連れてくるオラフ

オラフ「ハンスはどこ? キスはどうなったの?」
アナ「私、間違ってた。ハンスは運命の人じゃなかった。もう行ってオラフ。ここにいたら溶けちゃうよ」
オラフ「真実の愛でアナを助けるまでここにいる」
アナ「真実の愛がなにかも分からない……」



◇第2ターニングポイント(アナ側)

オラフ「愛っていうのは、自分より人のことを大事に思うことだよ。クリストフがアナをハンスに任せて離れていったみたいにね」
アナ「クリストフが私を好き……?」
オラフ「アナって愛のことほんとに分かってないんだね」
アナ「オラフ、溶け始めてる」
オラフ「アナのためなら溶けてもいいよ」

 @城の窓から、クリストフがこちらへ向かってきているのが見える
 @クリストフにキスしてもらうため、オラフとアナは城から逃げ出すことに
 @だがエルサの魔法でアレンデール城まで凍りつきはじめ、二人の脱走は困難に



つづく








(潮)映画「アナと雪の女王」のビート-1

アナと雪の女王
02 /21 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


誰でも知ってる映画なので、色んな説明を省き、今回こそは手短に書ける予感。
ミュージカルのため、曲中に起きた部分は色を変えてあります。




題: アナと雪の女王 (原題: Frozen )
ジャンル: 相棒愛
主人公: アナ
主人公が倒すべき敵: エルサが作り出してしまった冬

※「魔法使いの弟子」もそうでしたが、この映画も主人公が二人いるような感じの映画です。
実際二人とも重要なキャラなのですが、脚本上、主人公といわれるのは、ストーリーの中で最もメインな視点で動くキャラのことだそうです。そして一番成長する。
この映画ではアナがそれにあたるかと思われます。
でもエルサにもちゃんとプロットはあるので、ちょこちょこ「エルサ側」として書いてみました。
「魔法使いの弟子」もバルサザール側プロットを抽出することはできたのですが、アナ雪ほどハッキリはしていませんでした。
ゆえにバルサザールは脇役としてみました。
今回はエルサのプロットがかなりハッキリしていて成長も見られたので、両手打ちってやつかなぁと思い、抽出することにしました。
OPイメージやセットアップなど、アナとエルサ二人同時にかかっているビートは分けていません。




◆第1幕

◇OPイメージその1



男たちが湖の氷を切り出すシーンから始まることで、寒々しい氷関連の話であることを提示。
これが映画の雰囲気を固定する。


※)映画の冒頭はアナとエルサの子供時代から始まりますが、それがすべて長めのセットアップなため、本来のOPイメージはまだ先になってしまいます。
ゆえに仮のOPイメージ的な役割として、この氷を切り出すシーンがあるのかと思われます。
「魔法使いの弟子」も長めのセットアップから映画がスタートしたため、似たような作りでした。
save the cat では、OPイメージとFINイメージは、主人公のビフォーアフターになると書かれています。
この氷を切り出すシーンが「主人公のビフォー状態」とは言いづらいと思います。
やっぱりこれは仮のOPイメージだと、自分では認識したいと思います。



◇テーマの提示その1
湖の氷を切り出す村の男たちが歌を歌っている。その歌詞がテーマの提示。
ここは当然ながら、英語の歌詞がわかりやすいです。
以下歌詞の抜粋。

 @冷たく澄んだ心を切り出して、愛にぶつけろ、恐怖にぶつけろ
 @let it go


※)let it go について
この歌は氷の切り出し歌なので、ここでは「切り出した氷よ、さぁ行け」的な意味で使われています。
でも後々、エルサの歌う let it go にかかってくるので、重要な伏線。



◇セットアップ
 @アナとエルサの子供時代
 @アナに魔力はないが、エルサは雪や氷の魔法を使える
 @エルサの魔法で遊ぶ二人
 @楽しく遊んでいたが、エルサの魔法がアナの頭に当たってしまう
 @気絶するアナ

 @両親とエルサは気絶したままのアナを連れ、森の中へ
 @トロールたちのもとへ行き、アナを助けてもらえるよう頼む



◇テーマの提示その2(アナ側)
トロールの長「当たったのが心臓でなくてよかった。心は変えるのが難しいが、頭なら丸め込める」



◇セットアップ続き
 @魔法に関した記憶を、すべて魔法無関係の記憶に書き換えられてしまうアナ
 @アナはエルサの魔法のことは忘れてしまう
 @この様子を、子供だったクリストフが見ている
 @魔法の力が生まれつきで、年々強くなってきているエルサ



◇テーマの提示その3(エルサ側)
トロール長「力をコントロールするのだ。恐怖心が危険につながる」



◇セットアップ続き
 @エルサが魔力をコントロールできるようになるまで、世間から隔離してしまう両親
 @アナからも遠ざかるよう両親に言われるエルサ
 @城が閉ざされ、エルサは自分の部屋に引きこもる
 @アナは魔法の記憶を失っているため、なぜエルサに拒絶されるのか分からない



※歌の途中で、セットアップからOPイメージに突入します

 @エルサに拒絶されたまま、アナは孤独に成長していく
 @エルサのほうは、どんどん強くなる魔力におびえ、手袋をするようになる
 @手袋をしていれば、少しは安心できる。魔法の力を隠しておける
 @自分の力で誰かを傷つけるのが怖いエルサ



 @アナとエルサがずいぶん成長した頃、両親が帰らぬ人となる
 @二人きりになってしまった姉妹
 @両親が死んでも、エルサは人前に出ることができない




◇OPイメージその2
 @助け合いたいのに、助け合うことができない二人
 @二人は一枚のドアを隔てて共にいるはずなのに、互いに孤独な状態



城が固く閉ざされていて、二人っきりの姉妹なのに、互いに関わり合いになれない状態。
こちらが本来のOPイメージだと思われます。
FINイメージと対になるため。



◇セットアップ続き
 @それから3年後、夏
 @エルサが成人し、戴冠式が行われることになる
 @城が開かれ、ほかの国からもたくさんの客がアレンデールを訪れる
 @成長したクリストフも城下町にいる
 @訪問客の中にウェーゼルトン公爵がいる。アレンデールの富を奪おうとしている




 @久しぶりに城が開かれ、浮かれるアナ
 @初めてのパーティーで運命の人に出会えるかもしれないと、期待を膨らませる
 @一方エルサは、手袋を脱がなければならない戴冠式で、魔力がみんなにばれないかと心配
 @対照的な二人


 @アナとハンスが街で出会う
 @初対面から好印象同士の二人

 @戴冠式はエルサの魔力がばれることなく、無事に終わる
 @戴冠式後の舞踏会で、姉妹二人は本当に久しぶりに会話をする
 @楽しいひと時を過ごす二人だが、アナの願いがエルサに影を落とす

アナ「毎日こうして城が開かれていればいいのに」
エルサ「無理なのよ」
アナ「なぜなの?」
エルサ「無理なものは無理」(理由は言えないエルサ)




 @舞踏会でハンスと再会するアナ
 @ハンスは自分とよく似ていると思うアナ
 @短時間で恋に落ち、婚約する二人




◇きっかけ
 @アナがエルサに婚約の報告をする
 @反対するエルサ

エルサ「会ったばかりの人と結婚なんて許しません」
アナ「真実の愛ならできるわ」
エルサ「あなたに愛のことなんて解るの?」
アナ「じゃあエルサには解るの? いつも人を避けてばかりのくせに!」
エルサ「…っ…とにかく許しません!」

 @頑なに拒否するエルサを責めてしまうアナ

アナ「なにをそんなに怖がっているのよ!」
エルサ「ほっといてって言ってるでしょう!」

 @感情的になったエルサから魔法が飛び出してしまう
 @そこにいた全員に魔力がばれてしまうエルサ
 @ウェーゼルトン公爵に化け物扱いされ、エルサは城を飛び出す



◇悩みの時~第1ターニングポイント(エルサ側)
 @港に出てしまい、逃げ場のなくなるエルサ
 @このままでは追いかけてくるアナに捕まってしまう、どうしようと振り返る

 @自分の踏んだ場所が凍ることが解るエルサ
 @そのまま海へと駆け出し、海を凍らせながら逃走
 @しかしその魔法のせいで国全体が冬になり、凍りついてしまう



◇悩みの時~第1ターニングポイント(アナ側)
アナが悩んだり疑ったりしないキャラなので、かわりにウェーゼルトン公爵やハンスが疑問を投げかける役目になってます。

 @エルサがこんな魔力を持っていたなんて知らなかったアナ

ウェーゼルトン「女王は化け物だ。アナ王女も化け物に違いない」
アナ「二人とも普通の人間よ!」

アナ「私がエルサを怒らせたためにこうなったのだから、私が追いかける」
ハンス「危険すぎる」
アナ「危険なんかじゃない。エルサに会うだけよ」
ハンス「女王を信じられるのか?」
アナ「大丈夫に決まってる。だって姉さんなんだから」

 @アナは一人、馬で出発
 @アナがエルサを連れて戻るまで、国のことはハンスが任せられることに





つづく





ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

ぐろわ姉妹
潮八(姉):発動する人
斑丸(妹):調整する人