◆脚本術/ビート仕分け - さかえのよ

(潮)映画「ファインディング・ニモ」のビート-3

ファインディング・ニモ
09 /25 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◇ミッドポイント(絶好調)
 @確かこの辺でシドニーに到着する二人
 @この街にニモがいるはずだ! わーい!



 @どの辺りだったか忘れたけど、この辺だったかな、マーリンがニモ探しの旅をしてシドニーに向かっていることがニモの耳に入る
 @臆病者だと思っていた父が、サメをやっつけたり、クラゲをやっつけたりしながら勇者のような旅をしていると知るニモ


◇迫りくる敵
 @いよいよダーラにプレゼントされるのが明日に迫り、悲観していたニモだが、父の噂に勇気をもらい、もう一度脱出を試みることに
 @ニモが恐怖を克服して作戦は今度こそ成功、明日には脱出のチャンスがやってくるはず



★道端ノリンゴその6→カモメとペリカン
(メッセージ……人の言うことに耳を貸せ、そして信じろ)
 @その頃マーリンとドリー、カモメの大群に食べられそうになっている
 @ニモの知り合いであるペリカンが助けに入るも、今度はペリカンに食べられるのではとパニックになるマーリン
 @ペリカンの助言を聞く耳持たないマーリン
 @ペリカンが本当にニモの知り合いだと解り、二人はピンチを脱する
 @ペリカンに、ニモの元へ連れて行ってもらうことに



 @歯医者にダーラが登場。ニモは手はず通り、脱出の準備完了


◇全部ダメになる
 @予想していたことと状況が変わり、機転を利かせたニモが死んだふりをする
 @しかし死んだふりが裏目に出て、脱出不可能な状況に追い込まれる
 @そこへ、ペリカンに連れられたマーリンとドリーが到着
 @ニモの姿を見たマーリン、ニモは死んでしまったのだと思い込む
 @マーリンがニモの生死を確認できないまま、歯医者によってペリカンが追い払われる



 @ギルの機転により、なんとか下水溝に脱出できたニモ
 @下水は海へとつながっている、海へ出れば父に会える


◇心の暗闇
 @一方、海ではペリカンもニモは死んだと思い込んでおり、マーリンとドリーは海へ放される
 @海に戻ったマーリンはニモの死に落ち込み、希望をなくす
 @もうニモ探しは終わり。マーリンはドリーに別れを切り出す
 @だがドリーはマーリンと別れたくない
 @「あなたといると、なぜか記憶力が良くなるの」と告白するドリー
 @しかしマーリンは、そんなドリーを置いて去って行ってしまう
 @マーリンを失い、ここがどこなのか、どこへ行くべきなのかなど、何も思い出せなくなるドリー



 @記憶を失い、おどおどしているドリーの元へ、脱出成功したニモが接近
 @ニモの体の模様でマーリンを思い出し、ニモ探ししていたことも思い出すドリー
 @ニモを連れ、マーリンを追いかけるドリー
 @振り返ると、生きているニモの姿が見え、驚愕するマーリン


◇3幕への侵入・選択
 @だが、親子が再会した途端、周囲を泳いでいた魚群(マグロかなんか)ごと、底引き網にさらわれてしまうドリーとニモ
 @ニモは体が小さいので網の目から逃げられるが、ドリーはそうはいかない
 @網の中でマグロたちは大パニック。このままでは船に引き上げられてしまう
 @ぐいぐい上がっていく網



 @ニモは歯医者の水槽の中で得た知識で、マグロたちを助けようとする

ドリー「きゃー、どうなってるの! たすけてー!」
ニモ「みんな、下に向かって泳ぐんだ! そうすれば逃げられるから!」
マーリン「もうだめだ、助からない! にげよう、ニモ!」
ニモ「僕、できるよ!」
マーリン「ニモ!」
ニモ「できるから!」

 @そう振り向いたニモの目はなんだか成長していて、肝試ししてるわけでも無鉄砲なわけでもない
 @マーリンは葛藤の末、ニモの言葉を信じる選択をする
 @ニモを信じ、ニモに任せるマーリン


◆第3幕

◇フィナーレ開始
 @「下に泳げ」という指示を、ニモはマグロたちに叫んで回る
 @マーリンもドリーもニモに従い、マグロたちに「下に泳げ」と伝える
 @パニックだったマグロたちだが、指示が届き始め、みな下に泳ぎ出す
 @マグロたちがいっせいに下に泳ぐと、船は傾き、網は破れ、見事魚たちは脱出に成功
 @船の上では人間たちが、何が起こったのだと驚いている
 @マグロたちもドリーも助かり、親子も再会を果たし、大団円


◇FINイメージ
 @日常生活に戻ったマーリンとニモ
 @マーリンは以前のような臆病者ではなくなっている 
 @サメ3匹もサンゴ礁の仲間になっている
 @ドリーはどうなったっけ? 忘れちゃった。アッハハ!


おしまい



****

【感想】
第3幕が物凄いスピード感で終わっていく。めっちゃ短い。
それほどに、道端ノリンゴに時間が割かれていると思う。



(潮)映画「ファインディング・ニモ」のビート-2

ファインディング・ニモ
09 /24 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****

で、ここからが、シーン順番の記憶が定かでないです。
Bストーリーはニモ側の話。
マーリンのAストーリーと、ニモのBストーリーが交互に展開されていたと思います。
が、順番が分からないので、適当にまとめちゃいますぜ。

*****

◆第2幕

◇Bストーリー開始
 @人間に捕まったニモは、シドニーにある歯医者さんの水槽へ放される
 @そこには数匹の熱帯魚が先住している
 @うち一匹はニモと同じく、海から捕獲されてきたワイルドなやつ。名をギル。水槽からの脱走をいつも企てている



 @歯医者にはダーラという姪っ子がいるが、ひどい乱暴キャラ
 @ニモは、ダーラの誕生日プレゼントとして贈られることが決定している
 @しかし、以前プレゼントとして贈られた魚は、ダーラの乱暴な扱いで死んでしまった
 @ダーラの手に渡ったら最後、ニモも死んでしまう。その前に脱出しなければならない



 @ギルの作戦に従って危険な脱出方法を試みるニモだが、失敗
 @死にそうな目にあったため、恐怖心というものを覚える


◇お楽しみ開始
※)このビートでは、マーリンとドリーは、色んな魚に道を尋ねながらシドニーへと進んでいきます。
シドニーへの道は説明省略し、道端のリンゴがどんなメッセージだったのかだけを書いていきます。

★道端のリンゴその2→アジの群れ
(メッセージ……もっと余裕を持てよ)
 @道を教えてくれるアジたちだが、ノリが面白半分なので、マーリンが立腹
 @そんな余裕のないマーリンを、おちょくるアジたち
 @先を急ぐマーリンは憤慨。アジたちの話を最後まで聞かず、進んでいってしまう
 @だがドリーはアジたちと意気投合、仲良くなる
 @先を急がないドリーだけが、アジからの道中の注意事項を聞かされることに
 @しかしドリーは健忘症、注意事項をすっかり忘れてしまう



★道端のリンゴその3→クラゲの大群
(メッセージ……ドリーの言うことを信じろ)
 @アジたちに注意された場所に到着
 @注意事項を忘れているドリーだが、「なんとなくこっち行っちゃいけない気がする」と言う
 @しかしマーリンはドリーの言うことなど信用していないため、行っちゃいけない方へ
 @注意事項を守らなかったため、二人はクラゲの大群に巻き込まれることに
 @クラゲの毒からなんとか逃げ切る二人だが、最後の最後で毒にやられ、ドリーは気絶してしまう
 @自分がドリーの話を聞かなかったせいでこうなったのだ、と思ったらしいマーリン



★道端のリンゴその4→ウミガメ
(メッセージ……リラックスして子供を信じるんだ)
 @なんでだか忘れたけど、気絶したマーリン
 @マーリンが目を覚ますと、ウミガメの背中に乗っている。ドリーも、隣のウミガメの背中に横たわっている
 @ドリーを心配して駆け寄るマーリン。だがドリーは目を閉じていただけ
 @マーリンの心配をよそに、子ガメたちと遊びまわるドリー。とりあえずドリーが無事で、一安心のマーリン
 @ウミガメたちは高速道路のような、海流の中を泳いでいる
 @海流の中だけはものすごいスピード。海流から出てしまうと置いていかれてしまうほど
 @なのに親ウミガメは、遊びの延長で、子ガメを海流の外へ放り出す。キケンな遊びに大興奮の子ガメ
 @それを見たマーリン、卒倒。「なんて危ないことを!」
 @ウミガメの子育て方針はのびのびとしていて、基本的に子供たちの力を信じているものだった
 @この辺りだったか忘れたけど、多分この辺で、ドリーがこんなことを言う。「マーリンのやり方じゃ、子供はなんにも体験できないわね」



★道端のリンゴその5→クジラ
(メッセージ……恐怖心に負けず、信じるんだ)
 @道中、クジラに飲み込まれてしまうマーリンとドリー。これまたドリーのせい
 @まだ口の中にいるものの、飲まれてしまえばここで死んでしまうと悲観的なマーリン
 @まったく気にしてないドリー
 @クジラの口の中で大騒ぎしていると、何やら声をかけてくるクジラ
 @ドリーは「アタシ、クジラ語分かるかも! なんとなくだけど!」と豪語し、クジラが喉の奥へ飲み込まれるよう促していると言い出す
 @クジラ語の分からないマーリンは、ドリーの言うことも、クジラの事も信じられない
 @そうこうするうち、二人を飲み込もうとし始めるクジラ
 @飲み込まれるわけにはいかないマーリンは必死で抵抗するが、ドリーは先に喉の奥へ飛び込んでいってしまう
 @ドリーの言い分を信じるのは非常に怖い。だが、クラゲの時に失敗したことを思い出し、意を決して喉の奥へと飛び込むマーリン
 @二人はクジラの鼻から吹き上げられ、脱出に成功する





つづく







(潮)映画「ファインディング・ニモ」のビート-1

ファインディング・ニモ
09 /23 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****





題: ファインディング・ニモ (原題: Finding Nemo )
ジャンル: 金の羊毛(相棒羊毛)
主人公: マーリン
主人公が倒すべき敵: 魚を捕まえる人間

映画観たんですけど録画したの消しちゃったので、記憶とメモとウキペデを頼りに書きます。
細かいところは書けませんゆえ、駆け足で行くぜ。


*****


◆第1幕

◇OPイメージ
 @マーリンとその嫁さんが、大量の卵を産みつける。幸せ絶頂
 @だが大きな魚がやってきて、嫁さんと卵を食べられてしまう
 @気絶していたマーリンが目を覚ますと、残されていたのはたったひとつの卵だけ
 @その卵をニモと名づけ、大切に育てるマーリン
 @この子だけはもう絶対危ない目には合わせない、と心に誓うマーリン


◇セットアップ
 @人間でいえば小学1年生くらいに成長したニモ
 @毎日、ニモの心配をしまくってきたマーリン
 @クマノミだからというだけでなく、嫁と子供に先立たれたせいで、「臆病すぎるほどの心配性」という欠点があるマーリン
 @初めて学校に行く日も、マーリンはニモの安全を心配しすぎる
 @軽く息子にうざがられるマーリン


◇テーマの提示
 @忘れちゃったけど、恐らくはこの辺でテーマの提示があったと思われる
 @ニモが「もーパパうるさいな、僕は大丈夫だよ! もっと信頼してよ!」みたいなこと言って、マーリンが「ダメだ、お前はまだ子供だ、それにお前の前ヒレは片方が小さいんだ! 安全に気をつけなきゃならないんだ!」みたいなこと言ったような気がする
 @このやり取りがテーマの提示だったんじゃないかなーと思う
 @もし違ったら許されたい


◇セットアップ続き
 @なんとか無事に学校へ連れてくるが、ニモたち生徒はさっさと遠足に行ってしまう
 @向かった先は安全なサンゴ礁が終わる場所、端っこ、崖、つまり危険な場所
 @「初日だというのになんてことだ!」と取り乱したマーリン、慌てて追いかける



 @崖っぷちについた生徒たちは、度胸試しのようなことをしている
 @崖より先の頭上には、人間の乗るボートが一艘浮かんでいる
 @あのボートの底を触りに行けるか? 行けないよー



 @そこへ追いついたマーリン。遠足に連れ出した先生に猛抗議
 @マーリン「こんな危ない所へ来るなんて! ウチの子は連れ帰らせていただきます!」とかなんとか
 @そんな臆病者の父親に、反発心が高まる息子ニモ
 @そんなに心配されなくても自分は大丈夫、ということを示そうとしてか、サンゴ礁の外に出てボートの底へタッチしちゃうニモ
 @「ギャー! なんて危ないことを!! はやくこっちに戻ってきなさい!」と大慌てのマーリン



 @無事にサンゴ礁まで戻ってきたニモ……と思いきや、父の元に着く寸前で、人間のダイバーに捕獲されてしまう
 @ダイバーはそのままボートに乗り込み、ニモを連れたまま出発
 @「ヒィー! ニモー!」とこの世の終わり状態のマーリン
 @ボートを追いかけるしかないマーリン、サンゴ礁の外へと飛び出す



 @サンゴ礁の外で、ボートを見たというドリーと出会うマーリン
 @「こっちへ行ったわ!」とマーリンをボートの向かった方面へ案内するが、すぐに「あんた誰?」とドリー
 @唯一の目撃者と思われるドリーが重度の健忘症と判明
 @健忘症ゆえか、ドリーは臆病さを持たない。恐怖心が欠けている

※)この作品、多分、両手打ちというやつなので、マーリンがドリーによって欠点を克服するだけでなく、ドリーもマーリンによって健忘症という欠点を克服します



★道端のリンゴその1
(メッセージ……肉食魚だから怖がるっていうのは間違ってる。仲良くしようと思えばできるんじゃないの?)
 @ドリーの健忘具合に翻弄されているうちに、サメに遭遇してしまう
 @食べられちゃうかと思いきや、マーリンとドリーはサメに連れられ、サメたちの会合に参加させられる
 @集まったサメ3匹は、魚を食べないことを誓い、他の魚と仲良くなろう、友達になろう、と頑張っている
 @マーリンは恐怖でいっぱいになるが、ドリーはあっけらかん。サメと友達になる
 @しかし空腹絶頂のサメは血の匂いに我を忘れ、マーリンとドリーを襲ってしまう

※)相棒羊毛なので、相棒であるドリーとはこの先も性格が合わず反発しあっていく。
そしてマーリンはドリーを見習わなければならないので、この先もドリーのやり方が正しいという道端のリンゴ(メッセージ)が続く


◇きっかけ
 @なんだか覚えてないけど、多分この辺でダイバーが落とした水中眼鏡を発見したような
 @サメに追われつつも、唯一の手掛かりである水中眼鏡をマーリンがゲットしたような
 @命からがら(と思ってるのはマーリンだけだけど)、サメから逃げきる二人


◇きっかけに対する賛成と反対
 @無鉄砲なドリーのせいで、サメから逃げた後も危ない目にあうマーリン
 @ドリーとはもう関わりたくない、ここに捨てていこう、と思うマーリン
 @だが、ドリーが英語が読めることが発覚


◇2幕への侵入・選択
 @水中眼鏡にはダイバーの住所が英語で書かれていたため、マーリンはドリーをニモ探しの旅へ連れていくことにする
 @ドリーは健忘症なのに、なぜかこの住所だけは覚えることができた



つづく





(潮)物語の始め方

その他
05 /27 2017
先日紹介した脚本術の本。
繰り返し読んでは、自分の作品と照らし合わせたりしています。
やっぱりとっても役に立つ本です。

私は物語の始め方がすごく苦手で、どんなシーンから始めようかいつも悩んでました。
「つかみが大事、ここでつかめなきゃ終わり」と思うから、余計に苦手で。
今まで書いた作品中、うまくできたなぁと思える始め方は正直、ない。
もちろん、その時点での全力は尽くしたけど。

この本の中では、物語の始め方(つかみ)が種類分けされてまして。
あー、自分の作品もこうすればよかったんだ、って思うところたくさん。
確かにこうした方が早いし、どんな話なんだろうって興味が湧くじゃないかって。
冒頭だけでも書き直したい衝動に駆られまくり。

中でも、ナイチンゲールは「本立て式回想」という形のオープニングにしたほうが、断然かっこよかったんじゃないかなぁって思ってます。
これは、物語の最初と最後だけが現在で、その間に語られるのは過去を回想した物語、という形のものだそうです。
ナイチンゲールでは物語の最後に、大人になったハンクがフローレンスの家を訪れます。
そのお宅訪問の様子から、冒頭を書き始めてればもっと良くなってたんだなぁって、勉強になりました。

あぁ、書き直してみたい。
でも今やったら絶対にとっちらかる。
まだダメ、やっちゃダメ。






(潮)しばらくビート仕分けしません

その他
05 /11 2017
新しい脚本術の本を買いまして。
これです。



まだチラっと読んだだけなのですがとても有用な本だと思ったので、しばらくはそちらに時間使おうかと。
作者自身が書いているとおり、この本は基本的な脚本術の本と併用して活用するといいらしいです。
確かにその通りだと思います。
起承転結とか、三幕構成とか、ビートがどうのこうのとか、そういう「物語構成の設計図」みたいなものはほとんど書かれてませんから。

この本に書かれているのは、観客に楽しんでもらうためにはとにかく「感情」が必要だよということ。
まだ半分も読んでないから、断言はできませんが。でもたぶん、そういうことが書いてある。

物語構成はしっかり作ったうえで、それでも観客の心をとらえられないのは、なぜか。
感情的にツマラナイからだ。
観客はなんらかの「感情」を楽しみたくて映画を観るわけだから、登場人物たちには共感できる感情だったり、興味をそそる不可思議な感情だったりが必要不可欠。
で、その感情を作るため、または伝えるための技術が、例題を交えつつたくさん書かれてるようです。

脚本家の仕事というのは、テーマをそのまま理路整然と語る仕事じゃない。
それではただの論文、説教だ。
登場人物の感情の動きを見せることで、観客の感情に訴えかけ、テーマを感じ取ってもらうのが仕事。

そんなようなことが書かれてます。
確かにそうなんだよねと思います。
映画や小説は娯楽でもあるわけなのだから、感情体験ができないと面白くないし、意味がないとも思うんです。
感情大事。
すごくよくわかる。

でも。
自分がそれを作れているかっていうと、ノーでしかないんだよな…。
自分が理路整然と語りがちだということも自覚アリ。
ほんとツマンナイんだよ。
説教くさいの。
自分でもよくわかる。

でもどうしたらいいか分からなかった。

その「どうしたらいいか」が、この本には書かれているようで。
私に足りないところを補ってくれる本なんじゃないかと期待して、勉強しますです。
てか私自身、足りないところしかないので、普通に読んでても面白い本です。

ただ、これを読むと二度と映画を楽しめなくなるよ、気を付けてね、って作者が忠告してますので、読む場合はご注意を。
ウラの分かった魔法なんて楽しめないですもんね。
ウラを知ることで楽しめるのは、ウラ方だけだー^^

save the cat のビート仕分けやってて、疑問に思ったこと。
save the cat を読むだけじゃ解決しなかったその疑問。
その疑問に答えてくれる、説明してくれる、解決法まで教えてくれるのが、この本。
脚本術を違う角度から補ってくれるのが、この本。
と、私は思いました。





(潮)映画「チャーリーとチョコレート工場」のビート-おまけ

チャーリーとチョコレート工場
05 /10 2017
今回、胃腸炎やってて暇だったので、原作も読みました。
映画の再現度としては、ウォンカ絡みのストーリー以外は、かなり原作に忠実かと思います。
原作へのリスペクトを感じます。

ちなみに私が読んだのはこちら。



妹もこの話が好きですが、
多分彼女が子供の頃に読んで興奮したというのは、こちらじゃないかな。



二冊の違いのひとつに、登場人物の名前が違うというのがあります。
妹が読んだ昔ながらのほうは、多分、英語をそのままカタカナにした名前。
私が読んだ新訳のほうは、英語が持つ意味合いを大事にして、訳者が日本人向けにつけなおした名前。

オーガスタス・グループ……オーガスタス・ブクブトリー。
ベルーカ・ソルト……イボダラーケ・ショッパー。
バイオレット・ボーレガード……バイオレット・アゴストロング。
マイク・ティーヴィー……マイク・テレヴィスキー。

こんな感じです。

でもアマゾンなどのレビューを読むと、どうせ読むなら妹が好きな旧訳のほうがオススメらしいですよ。
ずっと前に妹から、「チャーリーがチョコレートの包み紙を開けるときの、カサカサ音がたまらないんだよ」という話を聞いていたのですが、私が読んだほうにはそんな感動はなく。
はじめは、私が大人になってから読んだから面白くなかったのかなと思いました。
でも他の方の感想を見ると、そうじゃないみたいですね。
日本語訳の雰囲気がかなり違うみたいです。
あと、挿絵も旧訳のほうがいいらしく。
とにかく旧訳のほうが、断然面白いらしい。
私も、機会があったら旧訳も読んでみようかなと思いました。

あと、新訳で一か所ウーンと思ったのは、あとがきで旧訳の批判をしてたところ。
自分は登場人物名の和訳に力を入れたということが書かれてるんですが、旧訳はそれをしなかったとして、それでは作品の面白さが伝わらない、そもそも訳者は名前の持つ意味に気づいていたのか、みたいなことが書かれてました。
新訳として力を入れるのはいいけど、旧訳の批判は書かないで欲しかったなー。と思いました。
一応は児童書だろうし…ねぇ。

でも私は、名前を日本人向けに付け直したのは、良かったと思いましたよ。
作品の雰囲気や面白さが味わえるし、映画で出てきた、名前絡みの嫌味とかもわかりましたしね。

どっちにしても、作品自体はいい作品です。
名作です。
子供に読み聞かせすれば、名作かどうかがすぐに分かります。
なんかもう、食いつきが違うんだもの。






(潮)映画「チャーリーとチョコレート工場」のビート-3

チャーリーとチョコレート工場
05 /09 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◇ミッドポイント(絶好調)
 @結局、最後まで残ったの子供はチャーリー
 @ウォンカは「おめでとう、実に嬉しいよ! 最初っからこうなるような気がしていたんだよ!」とチャーリーの優勝を歓迎


◇迫りくる悪い奴ら
 @工場の外では、脱落者たちが帰っていく姿
 @それを冷淡に見つめるウォンカ
 @脱落した子供たちはみな、見学に来た時とは見た目が変わってしまっている
 @食欲バカのオーガスタスはチョコまみれ
 @勝利バカのバイオレットは、膨らみはなおったものの紫色のまま
 @物欲バカのベルーカは、くさい生ごみまみれ
 @テレビ見すぎ頭でっかちバカのマイクは、小さい体を無理やり引き延ばしたせいで、ペラペラの薄っぺら
 @でも誰一人、反省しておらず、性格はそのまま



 @チャーリーとジョーじいちゃんを、家まで送り届けるウォンカ
 @自分はもう若くないので、優勝者のチャーリーに工場を丸ごとあげるとウォンカ
 @喜ぶチャーリー
 @ウォンカは初めから、5人の中で一番不愉快じゃない子に工場をあげるつもりだった
 @ウォンカは工場の継承者を探す目的で、招待状をを配ったのだった


◇全部ダメになる(絶不調)
 @ウォンカがうきうきでチャーリーを工場に誘う

ウォンカ「どうだい? すべてを捨てて、僕と工場に住む覚悟はあるかい?」
チャーリー「もちろんあるよ! 家族も一緒に行けるよね!」
ウォンカ「なに言ってんの~、無理だよ! 家族なんかが一緒にいちゃ、工場を運営してはいけないだろ? ショコラティエは誰にも邪魔されず、自由気ままでなきゃ。夢を追う仕事だもん。ほら僕をごらんよ、家族を持たずにきて、大成功した」
チャーリー「じゃあ……あなたと一緒に工場に行ったら、もう二度と家族には会えないの?」
ウォンカ「会えないよ! うれしいことだよね?」(笑顔)
チャーリー「……それなら行かない。なにをもらったって、家族は捨てない。たとえ世界中のチョコをもらっても」
ウォンカ「え……そう……なんだ……すごい不思議……。チ、チョコ以外もあるんだよ?」
チャーリー「せっかくだけど、僕は残るよ」
ウォンカ「(愕然)……うわ……こんなこと……予想してなかった……。でも君がそう言うなら……帰るしかないよね……本当に気が変わったりしない?」
チャーリー「しないよ」

 @予想外にもチャーリーに断られ、しかもその理由が受け入れられず、しんみりと悲しい表情で去っていくウォンカ
 @チャーリーの方も工場を継げるというのは嬉しかっただけに、苦渋の決断をし、悲しそう
 @「きっとなにもかもよくなるわ」とジョージナばあちゃん


◇心の暗闇
 @それ以来、ジョージナばあちゃんの予言通り、チャーリー側は状況が良くなっていく
 @ジョーじいちゃんは動けるようになり、一日中、家の仕事をできるようになった
 @チャーリーの父も新しい仕事が見つかる
 @そのおかげで一家は食べ物に困らなくなり、今までになく幸運な日々を送るようになる



 @だがウォンカ側は最悪の状況になった
 @今までのように天才的なお菓子作りができなくなってしまったウォンカ
 @お菓子作りに情熱が持てなくなって、お菓子作りのことが何も決められない
 @きっと気分が最悪なため、最悪のお菓子しか作れないんだと気づくウォンカ


◇第3幕への侵入・選択
 @チャーリーのもとにやってくるウォンカ

ウォンカ「落ち込んだ時、癒してくれるものって何?」
チャーリー「家族」
ウォンカ「ぐえぇー」
チャーリー「なぜ僕の家族を嫌うの?」
ウォンカ「君の家族だけじゃない。すべてだ。あれをやれ、これをやるなと、うるさいもん。それじゃクリエイティブな発想はできない」
チャーリー「子供を守ろうとして言ってるんだよ、愛してるから。信じないなら、聞いてみなよ」
ウォンカ「聞くって誰に? 父にか? ハハッ! やなこった! ……一人じゃ絶対ヤダ……」
チャーリー「一緒に行こうか?」
ウォンカ「ヘーイ、なんていいアイデアだ! 行こう!」

※)この映画では、チャーリーのほうが精神的に大人で、ウォンカに変化のきっかけを与える役割になっている。これは相棒愛ジャンルではよくあるパターンだそう。たいがい変化するのは主人公のほうで、相棒のほうはそのきっかけを与えるだけ。もし相棒のほうが変化するとしても、それはほんのわずかにとどまるそう。


◆第3幕

◇フィナーレ開始
 @街からずっと遠い、雪原までやってくるチャーリーとウォンカ
 @そこには昔、忽然と消えた、ウォンカの家が建っている
 @「ウォンカ歯科」の看板に怖気づくウォンカだが、チャーリーがチャイムを押す

ウォンカ父「予約してますか?」
チャーリー「いいえ。でも彼が辛そうで……」

 @診察を受けるウォンカ
 @息子とは気づかないまま、どれくらい虫歯があるか、口の中を念入りにチェックするウォンカ父
 @その間、診察室の中を見て回るチャーリー
 @壁には新聞の切り抜きがたくさん飾られている。ウォンカ工場のニュースばかり
 @やはりウォンカの父も親として息子を愛している、陰ながらこうして息子を応援していたのだ



 @歯を見るうち、その形で実の息子だと気づくウォンカ父

ウォンカ父「ウィリーか……」
ウォンカ「パパ」(緊張)
ウォンカ「これほどの年月、デンタルフロスしてないとは……」
ウォンカ「一度もね」

 @おずおずと抱き合う親子
 @それを見つめるチャーリー

※)デンタルフロスの会話、理解しづらい気もするんですが、意味的にはウォンカには一本も虫歯がないということです。フロスしなくていいくらい、きれいってことかな? 日本人の感覚(それとも私の感覚?)では、フロスしてるからこそ虫歯がない、というイメージなのですが。アメリカでは違うのかしら。虫歯になったらフロスをするの?



 @その日、もう一度ウォンカから工場を継ぐ誘いを受けたチャーリーは、ある条件のもとに受け入れたそうな



 @バケツ家の掘っ立て小屋に、仕事から帰ってきたチャーリーとウォンカ
 @家の中は相変わらずのボロ具合だが、祖父母たちもみな寝たきりではなくなっており、食卓に着いている
 @チャーリーの祖父母や両親のことを、好きになっているウォンカ。ハグまでできる
 @ウォンカを交えて豪華な夕食が始まる
 @チャーリーとウォンカはすっかり仕事の相棒になっている


◇FINイメージ
 @こうしてチャーリーはチョコレート工場を勝ち取りましたが、ウォンカはもっといいもの、「家族」を手に入れたのでした
 @このあと彼らがどうなったかって? もちろん、とびっきり甘い人生を、送りましたとさ。めでたしめでたし
 @彼らが楽しく食事をするバケツ家の掘っ立て小屋は、今やウォンカ工場の中、チョコレートの滝がある庭園のようなあの部屋にそのまま移し替えられているのだった(これが工場継承の条件だったのだ)



おしまい





(潮)映画「チャーリーとチョコレート工場」のビート-2

チャーリーとチョコレート工場
05 /08 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第2幕

◇お楽しみ開始
 @いよいよ工場見学当日
 @現れたウォンカは空気が読めないっていうか、人嫌いっていうか、自己中っていうか、とにかく何かが欠落した変人だなコイツって感じがプンプンする
 @カンペを読まなければマトモな挨拶もできないウォンカ


◇Bストーリー開始(チャーリーとウォンカの友情ストーリー)
 @さっさと工場見学を始めようとするウォンカに、賞品獲得のため自己アピールするバイオレットやベルーカ
 @だが誰にも興味がないウォンカ
 @興味がないどころか子供嫌いの様子で、意地悪なこともズケズケ言うほど
 @一番いい子であるチャーリーにさえ、「君は単なるラッキーだけでここに来れた子だよね」と言う
 @さらにウォンカは、子供よりも保護者が苦手なようで、「両親」という言葉を言おうとしても口から出ないありさま
 @なんとか「お父さんとお母さん」と口にするが、なんだかキワドイ思い出がフラッシュバックした様子になり、「パパ……」と心がトリップ状態になるウォンカ
 @それを見て「コイツ、絶対やばい」という表情になる参加者たち
 @サッと気を取り直したウォンカ、工場見学を再開


◇お楽しみ続き
 @一行が初めに通された部屋は、まるで庭園のような部屋
 @部屋の奥では溶けたチョコレートが滝になって落ち、それが川となって部屋中を流れている
 @この部屋の中にあるものはすべてお菓子でできていて、草も木も、すべて食べられる
 @「好きに食べていい。楽しんで」とウォンカ、自由行動になる参加者たち


◇Bストーリー続き
 @参加者の一人、ベルーカの父を意味ありげに見つめる不気味なウォンカ


◇お楽しみ続き
 @「はしゃいだりしないように」というウォンカの忠告通り、節度を持って楽しむチャーリー
 @だが、ほかの参加者は暴走し始める
 @特に食いしん坊のオーガスタスが、自分でも止められない勢いで食べまくる



 @そこに、小人のウンパルンパ族が大群で登場
 @ウォンカとウンパルンパ族との出会い話が挟まれる
 @ウォンカの工場で働いていたのは、人間ではなくウンパルンパ族だったと判明



 @その話を聞かずに食べまくっていたオーガスタスは、チョコレートの川から直接チョコレートを飲みはじめる
 @やめるよう忠告するウォンカだが、聞く耳もたないオーガスタスはそのまま川に落ちてしまう
 @そしてチョコを吸い上げる巨大ストローのような機械に吸い込まれ、部屋から連れ出されてしまう
 @歌の好きなウンパルンパ族が、オーガスタスの愚かさをたしなめるような歌を歌う
 @オーガスタスの母親はウンパルンパ族に連れられ、オーガスタスの元へ向かう
 @これにてオーガスタスは脱落


◇Bストーリー続き
 @次の部屋へ行くまでの道中、チャーリーの質問がきっかけで子供時代のことを思い出してしまうウォンカ
 @それは、ずっと思い出さないようにしていた過去の記憶



 @ウォンカは街で一番有名な歯科医の息子だった
 @ウォンカ少年は歯列矯正をしている
 @毎年ハロウィーンでお菓子をもらってくるウォンカ少年だが、父は毎年、虫歯になるからという理由でひとつ残らず暖炉に放り込んでしまう


◇お楽しみ続き
 @工場見学は続く
 @一行が次に案内されたのは、発明室
 @発明室では新しいお菓子が作られているが、どれもまだ欠陥品
 @ウォンカはまだ開発途中のチューインガムをみんなに紹介する
 @それはチューインガムなのに、ディナーのフルコースが楽しめるというもの
 @まだ欠陥品だからやめろとウォンカが忠告するが、バイオレットは聞かず、そのガムを噛み始めてしまう
 @ガムの味がデザートのブルーベリーパイになったところで、バイオレットの体は紫色になり膨らんでいく
 @「だから欠陥品だと言ったじゃないか」とウォンカ



 @オーガスタスの時と同様、ウンパルンパ族の歌が始まり、バイオレットの愚かさを歌い上げる
 @バイオレットは母親に転がされ、ウンパルンパ族の案内で体をもとに戻すため部屋から出ていく
 @これにてバイオレットも工場見学から脱落


◇Bストーリー続き
 @次の部屋へ行くまでの道中、またもやチャーリーの質問がきっかけで子供時代のことを思い出してしまうウォンカ
 @それは、初めてチョコレートを食べた時の記憶



 @暖炉を掃除していたウォンカ少年は、ハロウィーンの夜に捨てられたお菓子がひとつだけ焼け残っているのを発見
 @それはチョコレートだった
 @父の目を盗んで食べてみたところ、チョコレートの虜になってしまう
 @それからというもの、父に隠れ、チョコレートを買いまくって食べる日々
 @いろいろ食べては、その味についてメモを書き溜めていくウォンカ少年
 @いつしか、お菓子屋さんの前でウットリとその仕事ぶりを眺めるようになる


◇お楽しみ続き
 @一行が次に案内されたのは、ナッツ選別室
 @部屋の中では、大量のリスたちがクルミの殻をむいている
 @リスだけがクルミを無傷で取り出せるので働かせているのだ、とウォンカ
 @リスなら殻を叩くだけで、中身がダメになっているかどうかも解る
 @ダメになっているクルミは、殻をむかずにダストシュートに放り込むリスたち



 @ベルーカお嬢様が「このリスが欲しい! パパ買って!」と言い出す
 @娘を甘やかしている父は、頼まれればその望みをなんでも叶えてしまう
 @娘に言われるがまま、ベルーカの父はウォンカからリスを一匹買い取ろうとするが、売り物じゃないと断るウォンカ
 @「リスに近づくと危険だ」というウォンカの忠告を聞かず、買い取れないなら、と自力でリスを捕まえにいくベルーカ
 @だがベルーカはリスたちに取り囲まれ、その中の一匹に頭を叩かれる
 @中身がダメだと判断されたベルーカは、リスたちに担ぎ上げられ、ダストシュートに放り込まれてしまう



 @またもウンパルンパ族が出てきて、ベルーカとその父の愚かさを歌い上げる
 @娘を心配してダストシュートを覗き込んだベルーカの父も、リスに突き落とされゴミ溜めへ落ちていくことに
 @これにてベルーカも脱落


◇Bストーリー続き
 @次の部屋へ行くまでの道中、お菓子が作られる工程を流し見していく一行
 @羊の毛から綿菓子を作っているなど、その工程はまったく現実的ではない

マイク「なんで、この工場にあるものはぜんぶ無意味なんだ?」
チャーリー「チョコに意味なんかいらないよ。だからこそチョコなんだ」
マイク「くだらねぇ。チョコなんか時間の無駄だ」

 @チャーリーの言い分を微笑みながら聞いていたウォンカだが、マイクの言葉がきっかけでまたもや過去のことを思い出してしまう



 @ウォンカ少年はチョコ職人になりたいと言うが、父親に「時間の無駄だ」と猛反対される
 @家出するウォンカ少年、「勝手にしろ、だが帰ってきたとき、ワシはもういないぞ」と父
 @家出と言ってもまだ子供、結局は夜になり家に戻るウォンカ少年
 @だが信じられないことに、父は家ごと、どこかへ消えてしまっていた
 @どうやらそれ以来、父親とは会っていない様子(ちなみにウォンカの母親は映画に一度も出てこない)


◇お楽しみ続き
 @次に見学する部屋はマイクが決めたため、テレビ室に案内される一行
 @この部屋では、実物のチョコレートをテレビ画面の中に送り込むという実験を行っている
 @テレビ画面の中に手を突っ込めば本物のチョコレートが手に入る、という仕組みの実験
 @そんなことは無理だと、科学的、論理的に反論し始める頭脳派のマイク
 @だがウォンカの主張は本当で、テレビ画面の中にチョコレートが送り込まれるのを目の当たりにする一行

マイク「チョコが送れるなら人間も送れるだろう?」
ウォンカ「人間なんか送りたくないよ、おいしくないもん」
マイク「自分が何を発明したか分かってないの? テレポーターだよ? 世界史上初の発明だ! それなのにチョコのことしか頭にないなんて! あんたは天才だっていうけど、バカだ! でも俺は違う!」

 @マイクは転送機の中に自ら飛び込み、自分をテレビ画面に送ってしまう



 @またもウンパルンパ族の歌で、マイクの愚かさが歌い上げられる
 @テレポートの影響で身長15センチほどになってしまうマイク
 @マイクは体を元に戻すため、父とともに、ウンパルンパ族に部屋から連れ出されていく
 @これにてマイクも脱落


つづく




(潮)映画「チャーリーとチョコレート工場」のビート-1

チャーリーとチョコレート工場
05 /07 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****




題: チャーリーとチョコレート工場(原題: Charlie and the Chocolate Factory )
ジャンル: 相棒愛
主人公: ウィリー・ウォンカとチャーリー
主人公が倒すべき敵: ウィリー・ウォンカの持つ父親像


この映画は、ジャンル判別に迷いました。
というのも、チャーリーとウォンカ、どちらが主人公なのか迷ったからです。
原作の児童書では、主人公はチャーリー。
でも映画化するにあたって、ウォンカのストーリーが追加されている。
恐らく、このウォンカストーリーをやりたかったから映画化したんだろうと思うので、映画自体はウォンカのほうが主人公といえる内容になっています。

save the cat では、主人公の条件としてこのようなものがあります。

1、設定された状況の中で一番葛藤する
2、感情が変化するのに一番時間がかかる
3、楽しんでもらえる客層の幅が一番広い

まぁ、3は置いておくとして。
チャーリーには、1も2も当てはまりません。
1にも2にも当てはまるのはウォンカのほうです。

もしチャーリーが主人公なら、ジャンルは「主人公が変化しないタイプの、おバカさんの勝利かも?」といった感じです。
逆にウォンカが主人公なら、ジャンルは「条件に全部あうし、間違いなく人生の岐路だろう」といったところ。
でもなんか、どっちもしっくりこない。
映画を観ていると、どう見ても二人ともが主人公のような扱いなんです。
色々考えてみたところ、消去法で「相棒愛」かなーとなりました。

相棒愛の条件が、とりあえずは一番合ってるような気がします。

1、何かが欠けている、「不完全な主人公」
  …チャーリーは家族大好きド貧乏、ウォンカは金はあっても家族恐怖症

2、その主人公が人生を完全なものにするために必要な「片割れ」
  …互いが一緒になれば、どちらの問題も解決できる

3、二人を引き離している「複雑な事情」
  …「家族への思い」がまったく違うので、お互いを遠ざける要因になっている

実はティム・バートン監督の映画で、ビート仕分けをやめた作品があります。
仕分け作業するにあたって、やはり迷いが生じたからです。
この人の作る映画って、もしかするとガチガチのハリウッド方式じゃないのかもしれません。
おとぎ話みたいの多いですし。
個人的には好きなんですけど。


***


◆第1幕

◇OPイメージ
 @町はずれの掘っ立て小屋に住んでいる、ド貧乏なチャーリー・バケツ一家


◇セットアップ
 @チャーリーはどこにでもいるごく普通の男の子
 @突出した特技などもなく、家庭はド貧乏
 @だがチャーリーは、世界で一番幸運な子供である
 @チャーリーの家族は、チャーリー、両親、父方の祖父母、母方の祖父母、の計7人
 @その全員が毎日キャベツのスープしか食べられない貧乏っぷり
 @チャーリーの父は歯磨き粉工場で働いているが、給料はよくない



 @祖父の一人、ジョーじいちゃんは昔、ウォンカのお菓子工場で働いていた
 @ジョーじいちゃんの話によると、ウォンカはお菓子作りの天才
 @チョコだけで宮殿を作ったり、溶けないアイスや、味のなくならないガムを発明するなど、ほかのお菓子会社とは一線を画す天才ぶり
 @だがそのうち工場の従業員にスパイが紛れ込むようになり、ウォンカはお菓子作りのレシピを盗まれるようになる
 @あまりにレシピを盗まれたので、ウォンカはある日突然、従業員全員を追い出し工場を閉鎖、製造も停止してしまった



 @もう永久に閉鎖されたかと思われたが、またもある日突然、工場は再稼働する
 @だが、誰かが工場を出入りしている様子はない
 @ウォンカも工場から出てくることはない
 @一体だれが工場でお菓子を製造しているのか、それは誰にも分からない状態となる
 @今のウォンカ工場は、謎の工場なのだ


◇テーマの提示
ジョーじいちゃん「わしゃなんだって差し出すよ、もしもう一度だけあの中に入って、あの不思議な工場を見て回ることができるなら」
ジョージじいちゃん「そりゃあダメだ、不可能じゃ。誰にもな。謎の工場はいつまでも謎のままなんじゃよ」
ジョージナおばあちゃん「この世に不可能なことなんかないのよ、チャーリー」


◇きっかけ
 @突然、ウォンカの工場から、「5人の子供たちを工場に招待します」というニュースが発信される
 @しかもそのうちの一人は豪華賞品がもらえるという
 @工場への招待状はきっかり5枚のみ、ウォンカ工場から発売される板チョコの中に包装されているとのこと
 @この大ニュースを機に、世界中でウォンカの板チョコが完売
 @世界にたった5枚の招待状をめぐり、大騒ぎする人々


◇きっかけに対する賛成と反対
 @招待状を欲しがってワクワクするジョーじいちゃん、同意するチャーリー
 @チャーリーが板チョコをもらえるのは年に一度、誕生日だけ。誕生日は来週

ジョージじいちゃん「チャーリーは1年にたった1枚しか板チョコをもらえないんだぞ、当たるわけがない。当たるのは毎日チョコを食ってるようなやつじゃ」
ジョセフィーヌばあちゃん「チャンスは平等にあるわ」

※)この先、5枚目の招待状が見つかるまで、チャーリーたちは期待(賛成)とがっかり(反対)を何度か繰り返す



 @そうこうするうち、次々と世界のどこかで発見されていく招待状
 @招待状を手にした子供たちが紹介されるたび、「嫌な子だねぇ、いけすかないねぇ」と顔をしかめるチャーリーの祖父母たち
 @招待状を見つけた子供たちは…

1枚目、オーガスタス
 食欲旺盛、毎日チョコばっかり食べている肥満児。
 毎日大量にチョコを食べるので、招待状を手にすることができた。

2枚目、ベルーカ
 親が社長でお金持ち、なんでも欲しがるお嬢様。
 招待状を欲しがる娘のために、父がチョコを買い占め、従業員を使って包み紙をむかせ、招待状をゲットした。



 @ここでチャーリーも誕生日の板チョコをプレゼントしてもらえる
 @あんな嫌な子たちに当たるなら、いい子のチャーリーにだってきっと……そんな思いもあってだろう、家族全員が期待したものの招待状は入っていなかった。ハズレ
 @残念がる家族だが、チャーリーは悔しい顔は見せない
 @心優しいチャーリーは家族が止めるのも聞かず、たった1枚しかない板チョコを家族全員に分け与える
 @ありがたく味わう腹ペコの家族たち



3枚目、バイオレット
 とても野心家の金髪少女。
 色んな選手権に挑戦し、とにかく優勝しまくっている。
 勝利にこだわるタイプで、今はガム噛み記録に挑戦中だが、それを中断し、招待状のために板チョコに切り替えた。
 5人のうち1人だけがもらえるという賞品は必ず自分が手に入れてみせる、と公言している。

4枚目、マイク
 テレビゲーム狂いの荒々しい少年。
 アタリの入ったチョコがどこで売られているかは計算で簡単に割り出せる、バカでも分かる、と偉そう。
 たった1枚板チョコを買っただけで、招待状を手に入れた。
 チョコは嫌い。



 @とうとう、招待状は残り1枚に
 @世間ではチョコレートが飛ぶように売れたため、虫歯になる人が続出
 @そのためチャーリーの父が務める歯磨き粉工場も売り上げが上がり、歯磨き粉生産が機械化されてしまう
 @おかげでチャーリーの父は失業



 @ジョーじいちゃんは、なけなしのヘソクリをチャーリーに託し、板チョコを1枚買ってくるように言う
 @買ってきた板チョコをこっそりと二人で開けるが、やはり招待状は入っていなかった
 @がっかり感のすごいジョーじいちゃん


◇第2幕への侵入・選択
 @とうとう5枚目の招待状が見つかったという噂を聞くチャーリー
 @とぼとぼ歩いていると、道端に紙幣が落ちているのを発見
 @その金を持ってすぐ近くの店に入り、ウォンカの板チョコを買うチャーリー
 @店にあった新聞には、5枚目の招待状が見つかったというのはデマ、と書かれている
 @チャーリーがその場で板チョコを開けると、中から招待状が
 @店にいた客たちが「招待状を売ってくれ!」と群がるが、良識ある店主がそれを止め、チャーリーは招待状を持って急いで帰宅



 @招待状には、工場見学の日付、集合時間などが書いてある。工場見学はなんと明日
 @一人だけ連れてきていいという付添人には、ジョーじいちゃんが立候補 
 @また工場の中に入れると大喜びするジョーじいちゃんだったが、当のチャーリーは「工場見学には行かない。その招待状は買いたがってた人に売るよ。うちに必要なのはチョコよりもお金だもん」と言う
 @家族を思う気持ちからくるチャーリーの正論に、魂抜かれたくらい大人しくなっちゃうジョーじいちゃん
 @だが、そんなチャーリーの正論をたしなめたのは、いつも反対意見ばかり言うジョージじいちゃん

ジョージじいちゃん「金は世の中に山ほどある。だがその招待状は、この広い世界にたった5枚しかない。二度と手に入らんものなのだ。そこらにいくらでもある金のために、それを諦めるのはバカだ。お前はそのバカなのか?」
チャーリー「……違います」
ジョージじいちゃん「だったらチョコレート工場に行ってこい!」
チャーリー(嬉しそうに笑う。本当は行きたかったんだね、チャーリー)






つづく




(潮)映画「ズートピア」のビート-3

ズートピア
04 /14 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第3幕

◇フィナーレ
 @ジュディは実家のトラクターでニックの元へやってきていたので、それに乗って捜査再始動する二匹
 @トラクターの座席にあったブルーベリーを頬張るニック、いくつかポケットにも頂く



 @ナンチャラカンチャラの球根を盗んだイタチを発見
 @イタチがナンチャラカンチャラを売った先がわかる
 @買い取ったのはダグという名のヒツジ
 @ダグはナンチャラカンチャラを栽培して、花から有毒物質を採取、それを込めた弾丸を作っている
 @野性が戻った肉食動物たちはみな、その弾丸で撃たれていたと判明



 @ジュディとニックは、証拠品である弾丸と銃を、署に持ち帰ることに
 @敵に追われながらも、命からがら署に向かう二匹
 @その道すがら、ヒツジの新市長が登場

新市長「ジュディ! ご苦労様、本当に素晴らしい働きだったわ! その証拠品は私が運びますよ!」
ジュディ「あぁ、ありがとうございます! ……って、何かがおかしいわ。なんで私たちがここにいるって知ってるの……?」

 @よく見れば、ダグの追手はみなヒツジ
 @新市長こそがこの事件の黒幕だと分かり、弾丸と銃を渡さずに逃げ出すジュディとニック
 @ヒツジたちに追われるうち、ジュディが足にけがをし逃げられなくなる

ジュディ「私はもうだめ、証拠品を持ってニックだけ逃げて!」
ニック「そんなことできるか!」
ジュディ「でも、どうすればいいの!」
ニック「いい方法を考えるから……」



 @ジュディとニックは追い詰められ、証拠品も新市長に奪われる
 @新市長は、ニックに向けて証拠品の銃を発砲
 @ナンチャラカンチャラの毒により、野性が戻るニック
 @逃げ場のない狭いスペースで、狂暴化したニックに追われるジュディ
 @新市長は自ら警察に電話し、ニックがジュディを襲っていると通報



 @証拠品を取り返した新市長、ジュディとニックの攻防を眺めながら、得意げに自らの犯行をすべて語りだす
 @新市長は、肉食が偉そうにしているのが気に入らなかった。数では草食のほうが遥かに肉食を上回っているのだから、草食が恐怖の名のもとに団結すれば、肉食も偉そうにはできなくなるだろうと企んだ
 @新市長の告白後、とうとうニックがジュディの喉元に噛みつく



 @だがそれは、ニックとジュディの演技だった
 @ニックが撃たれたのは弾丸ではなく、あらかじめすり替えておいたブルーベリー(色、形ともに弾丸とそっくり)
 @新市長の犯行告白も、しっかり録音済みのジュディ
 @二匹にまんまと騙された新市長、駆けつけた警察にそのまま逮捕される



 @新市長だったヒツジは監獄へ
 @市長は無実だったライオンに戻る
 @ライオンはただただ、市民の安全だけを考えていただけだった
 @ナンチャラカンチャラの解毒剤により、野性が戻った肉食動物たちも、みな回復


◇FINイメージ
 @ズートピアのよく晴れた公園で、仲良くサッカーをして遊んでいる肉食と草食の子供たち


◇フィナーレ続き
ジュディ「私はズートピアを理想郷だと思っていた。みんな仲良く、誰でも何にでもなれると。でも現実はもっと複雑だし、厳しい。誰にでも限界はあるし、間違いも犯す。でもだからこそ、共感しあえる。互いを理解しようとすれば、もっとみんなが輝けるはず。でもそのためには努力が必要です。より良い世界のために、努力をしましょう。世の中を変えるには、まずあなたから。そして私から。すべての動物から!」



 @ニックは見事、キツネ第一号の警察官になる
 @ジュディとニックは本当に相棒となる
 @相棒としての初仕事の途中、ニックは「ずる賢いウサギだな」、ジュディは「マヌケなキツネね」と、互いを呼び合う
 @物語の最初では、キツネがずる賢くウサギがマヌケという図式だったが、フィナーレでは逆転している

ニック「お前、自分が俺のこと好きだってわかってんの?」
ジュディ「私が? わかってるかって? ええ、もちろん。わかってますよ」




おしまい



*********
【感想】
今回は、省いたり隠してもビート仕分けには支障ないかなと思うシーンは、書きませんでした。
でも作業してて解るのは、省いても支障のないシーンこそが、映画を面白くしてるってことです。
それがあるから味が出るっていうか、あのシーン面白かったとか、あのキャラ印象に残ってるとか、余韻になるし思い出に残る。

ちなみに最後の二人のセリフ。
直訳してみました。
ジュディが記者会見するとき、「記者に質問されたら、質問返しをして、それに自分で答えるといい。そうすると賢く見えるから」ってニックがアドバイスしてたんです。
このシーンでは、その時のアドバイスを伏線にしてて面白いと思ったし、簡単な英語だったのであえて直訳してみました。

あーあと、歌姫ガゼルがシャキーラ、曲を作ったのがシーアだっていうのは、個人的にぶほっってなった。
ガゼル、やたらお尻プリプリさせてるなと思ってたんだよ。

はい、シャキーラ


こっちは和訳付き





ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

ぐろわ姉妹
潮八(姉):発動する人
斑丸(妹):調整する人