ダイ・ハード3 - さかえのよ

(潮)映画「ダイ・ハード3」のビート-4

ダイ・ハード3
02 /03 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◇心の暗闇
このビートはマクレーン側のビートです。

 @船からはなんとか逃げた二人だが、船は爆発を起こし海に沈んだ
 @サイモン一味がどこに逃げたかは分からない
 @追跡できるような情報はなにもない
 @完全にしてやられた警察たち
 @マクレーンとゼウスは、港で手当てを受けている
 @署長たちも駆けつけた
 @マクレーンは、サイモンにいいように操られ結局は取り逃がしたことに落胆する

マクレーン「俺の負けだ」
ゼウス「負けじゃない。まだ生きてるだろう!」(と、電話代をマクレーンに)


◇第2ターニングポイント
ここもマクレーン側のビート。

 @サイモンを捕まえることはできなかったが、ゼウスに促され、別居中の妻に電話をかけるマクレーン
 @公衆電話で妻が出るのを待ちながら、サイモンが最後にくれたアスピリンを飲む
 @妻が電話に出る直前、アスピリンの瓶底に書かれていた町名(?)に気づくマクレーン
 @電話をほっぽり出して、その町へと向かうことに
 @そこはカナダとの国境付近

※)薬の製造所がある町なのか、販売所のある町なのかはよく分からないが、その町にサイモンが行くだろうと気づいた様子


◆第3幕

◇フィナーレ
 @カナダとの国境付近にある町
 @警察たちをだまし、まんまと金塊を手に入れたサイモン一味は、その町にあるアジトで大喜びしている
 @しかし、すぐにここを出発してどこかへ逃亡するつもり(多分、国境を越えようとしてる)
 @そこへマクレーンたちがヘリにて登場
 @すっかり警察に包囲されているアジト
 @サイモンがヘリで飛び立ち、ダンプたちも逃げ始める
 @マクレーンの乗るヘリは、サイモンのヘリに銃撃され、飛行不能で着陸
 @地上に飛び出したマクレーンは一人、サイモンの乗るヘリと戦うことに
 @マクレーンは小さな銃一丁しか持っていない
 @サイモンはマシンガンかなんか持ってて、ヘリの照明でマクレーンを照らす
 @照明のせいでサイモンが見えないマクレーン

マクレーン「くそう、サイモン……顔を出せよ……一瞬でいいんだ……」

 @マクレーンを追い詰めようと、過度に低空飛行してきたヘリ
 @サイモンの勝利を確信した笑みが一瞬見える
 @その瞬間、マクレーンはヘリの頭上に、電線が張られていることに気づく
 @サイモンにではなく、電線に発砲したマクレーン
 @事態に気づいたサイモンだが、時すでに遅し
 @切れた電線はプロペラに絡み、ヘリはあえなく墜落、大炎上


◇FINイメージ
 @大けがをしながらも、なんとか生き延び、サイモンを殺すことに成功したマクレーンとゼウス

マクレーン「消防車でも呼んでやるか?」(笑)
ゼウス「いらないさ、よく焼いてやれ!」(笑)
マクレーン「はーっはっはっは、あぁ、しまった!」

 @妻を電話に呼び出したまま、ほったらかしにしていたことを思い出すマクレーン
 @ゼウスが再び小銭を渡し、マクレーンは公衆電話から妻に電話をかける

マクレーン「あぁ、絶対怒ってるよ、うちの妻はすんげー意地っ張りなんだ」
ゼウス「はっはっは、だから今でも離婚してないのさ!」



おしまい



****

【感想】
アクションものなんでそんなに記事数食わないと思ったのに、意外と4記事。
内容が濃いというか、伏線やらトリックやら、観客を楽しませるための混乱要素がたくさんあって、そのぶん記事が伸びました。

でもやっぱり好きだな、ダイハード。
第2幕に入ったあたりからは、あっちゃこっちゃで展開があって、それを同時進行的に見せてくるので、見てるこっちも落ち着いていられない。
サイモンを追うマクレーンとゼウスだけど、途中で二手に分かれることもしばしばなので、基本的に以下の4つが同時進行。

・マクレーンの行動
・ゼウスの行動
・爆弾処理に追われる警察たち
・金塊を盗むサイモン一味

サイモンがあの手この手をつかい、警察だけでなく仲間までだましているので、一回見ただけじゃやはり事態が分からない部分も多いかな。
ダンプが14台盗まれたけど、実際には7台が金塊を盗みに行くためのもので、ほかの7台は金塊とすり替える鉄くずを載せるためのダンプだったようです。
私がそのトリックに気づいたのは、3回見たころか。

この映画には、伏線がいろいろと張ってあって、全部は拾いきれなかった気がします。
一番拾えなかっただろうと思うのは、戦争とか軍隊関係の情報。
なんかよくわかんなかった。
爆弾担当の人は本当に義憤してこの事件を起こしたみたいだったし、残ったサイモン一味の中にも、まだ殺されそうな人もいたみたいだったし。
分かる人にはわかりそうな事情。
歴史的なことが分からんですみません。

途中、マクレーンの「すべてを失って」の最中、ゼウスがジンテーゼっちゃう流れがありました。
主人公はマクレーンなので、書くと混乱しちゃうかなぁとは思いつつも。
ゼウスのビートも書き記してみました。
テーマの提示が2つあったのも、このためだったのだろうと思います。

主人公と、その相棒、どちらもが成長する。
それを「両手打ち」とか言うそうな。
両手打ちの場合、二人目にもちゃんとプロット組んでやらねばならないそうで。
これが3人になると三手打ち、4人になると四手打ちだそうです。

そういやサイモンは最期、電線により死にましたよね。
私は、これがゼウスの言った、「私をなめると頭上にいかづちを降らせるぞ!」なのかなと思いました。

いやはや。
難題に直面した凡人かぁ。
確かにダイハードはこのジャンルのお手本かもしれない。
ここまで難題を次から次に浴びせるからこそ、目の離せない、息もつかせぬ展開になるんだろうなぁ。
だからこそ見終わったあとは、「ふぃー、おつかれー!」ってこっちも思えるんだろう。

はぁー、結果的には6回くらい見たかもしれないけど、楽しかったです。


【2017/2/4 追記】
そういえば、署長、署長って書いてましたが、あの人署長じゃなかったかもしれません(笑


(潮)映画「ダイ・ハード3」のビート-3

ダイ・ハード3
02 /02 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◇迫りくる悪い奴らのつづき
 @ダンプを追わなければならないマクレーンとゼウス
 @ダンプを捕まえるためにヘリを要請するが、爆弾探しに人手が割かれていてムリだと署長
 @小学校に仕掛けられた爆弾を見つけなければならない署長たち
 @小学校の爆弾を見つけるためには、サイモンが最後に出したなぞなぞを解かなければならない
 @銀行に踏み入ったことですっかり忘れていたそのなぞなぞを解きながら、マクレーンとゼウスはダンプを追う



 @野球場でマクレーンが来るのを待っているサイモンの手下
 @二人が来ないことをサイモンに報告
 @二人がダンプを追ってきていることを確信しつつ、サイモンは次なる手に出る
 @放送中のラジオ番組に電話し、NYのどこかの小学校に爆弾が仕掛けられていることを暴露するサイモン
 @放送された内容を聞いて、NY中の市民が大パニック
 @警察たちてんてこまい



 @ダンプを1台捕まえたマクレーンとゼウス
 @だが運転手はサイモン一味ではない、ただの土木業者のオッサン
 @どこへ行くと聞かれ、「送水路」だと答えるオッサン
 @その大型送水路は100km近くあり、山にあるダムから水を引くためのもの
 @だが建設中でまだ水は通っていない、
 @この送水路を通って、ダンプが逃走したことが判明
 @また二手に分かれ、マクレーンはダンプを追い、ゼウスは野球場へむかうことに
 @二人はダムで落ち合う約束



 @オッサンの運転するダンプで、水路内を追いかけるマクレーン
 @水路内で見張りとして残っていた1台のダンプを見つけ、サイモンの手下を殺す
 @土木業者のオッサンが、ラッキーにも例のなぞなぞの答えを知っている
 @その答えを署長に届けるようオッサンに言い残すマクレーン



 @一方、野球場についたゼウス
 @野球場には爆弾も、次のなぞなぞもない
 @野球場にはスナイパーがいて、マクレーンとゼウスを殺すために待ち伏せしている
 @しかしゼウスしか現れなかったため、殺すのをやめる
 @立ち去っていくゼウスのあとをつけ、二人が揃ったところで殺すことにするスナイパー



 @一方、学校の爆弾探しをしてる警察たちはてんやわんや
 @爆発までに何時間もないわ、警察無線を使うと爆発するらしいわ、生徒を非難させても爆発するらしいわ、NYには1400を超える小学校があるわ、市民もパニック起こしてるわ、人手も足りないわで
 @ヒーヒー言ってる署長のもとに、あの土木業者のオッサン登場
 @なぞなぞの答えから、爆弾の仕掛けられた小学校がやっと特定できる



 @サイモンの乗るダンプを追って、マクレーンが水路をダンプで疾走
 @マクレーンがすぐ後ろに迫っていることを知るサイモン
 @仲間からは、「だから遊んでないでさっさと殺せと言ったんだ」と文句言われるサイモン
 @ダムまでたどり着いたサイモンは、ゼウスが返して寄越したカバン型爆弾のことを思い出す
 @これを使ってダムを爆発させ、送水路にいるマクレーンを水攻めにすることに
 @前方から流れてきた鉄砲水によりマクレーンは押し流され、通気口から噴水のように地上へと飛び出す
 @その頃、署長たちは小学校で爆弾を発見する



 @一方、野球場からダムへと向かっていたゼウス
 @地面から噴き出してきたマクレーンを見つけ、車に乗せる
 @尾行してきていたスナイパーとのカーチェイスになる



 @小学校で爆弾の解除が慎重に始まるが、爆発までの時間はあまりない
 @生徒たちには爆弾のことは知らされず、いつでも避難できるよう、体育館に集められている
 @生徒の中に、ゼウスの甥っ子がいる
 @ゼウスの甥っ子、体育館にやってきた男が警察だと気づく
 @自分たちの悪事(不良にいいように使われて盗品を売ろうとしていた)がバレ、逮捕しに来たんだと誤解
 @体育館からこっそり抜け出し、教室に逃げ込む



 @スナイパーを倒したマクレーン
 @またアスピリンを欲しがる
 @スナイパーのポケットから、25セント10枚が出てくる
 @さっき水路内で殺したやつも、同じ金額を持っていた
 @橋の通行料だとひらめくマクレーン



 @橋を渡り、港でサイモン一味を見つけるが、出港していく船が見える
 @橋の上から船に飛び降りる二人
 @なんやかんやとアクションシーンして、サイモンを追い詰めるが、結局捕まる二人
 @爆弾が小学校じゃなく、この船にあったことが判明
 @本来の目的は富を独り占めにしているアメリカへの復讐だ、だから金塊を海に沈めるつもりなのだという声明を、警察らに発表するサイモン
 @だがこの船に積んでいるのは、金塊ではなくただの鉄くず
 @サイモンは爆弾担当だった仲間(どうやら金塊を沈めたがってたらしい)をもだまし、金塊を持ち逃げするつもり


◇すべてを失って(絶不調)
このシーンは、マクレーンとゼウス、二人にとっての「すべてを失って」だと思います。

 @マクレーンとゼウスを爆弾にくくりつけるサイモン
 @最後のお願いとばかりに、アスピリンを要求するマクレーン
 @手持ちのアスピリンをマクレーンに瓶ごとくれてやる、頭痛もちのサイモン
 @二人と船を放置して逃走するサイモン一味
 @爆発までの時間は切羽詰まっている
 @このままでは死んでしまうが、もうお手上げ状態の二人


◇心の暗闇
ここのシーンを「心の暗闇」としましたが、マクレーン側のビートではなく、ゼウス側のビートだと思います。
マクレーン側はまだ「すべてを失って」の最中だと思います。
先にゼウスのほうがジンテーゼの世界に入っていくようです。

ゼウス「お前なんか助けなきゃよかった! こんなことに巻き込まれて死ぬなんて最悪だ!」
マクレーン「道連れが俺だけですまんな。この船に金塊はない。あの兄弟の性格上、盗んだものをみすみす捨てていくはずがない」
ゼウス「くそー! 死んでも死に切れんな!」


◇第2ターニングポイント
ここもまた、ゼウス側のビートです。
マクレーン側は絶賛「すべてを失って」中。

 @マクレーンとゼウスは爆弾の上で、くくりつけられた手錠を何とか外そうとする
 @手錠と格闘しながら、ゼウスはマクレーンに「お前のことが好きになってきたよ」と正直な気持ちを告白
 @しかしマクレーンは、俺なんてカスだと自虐
 @ゼウスは、夫婦げんか中のマクレーンに、仲直りするよう言う
 @電話一本できないで夫婦関係をダメにしてしまうつもりか? つまらない意地なんて張らず、素直になってもう一度電話しろ、と



 @マクレーンのほうの手錠外しに成功するゼウス
 @次はゼウスの番だが外すための道具を落としてしまう
 @爆弾も起爆装置が動き出す

ゼウス「いいから、私を置いて逃げろ!」
マクレーン「俺が巻き込んだんだ、おいていけるわけないだろ!」

 @なんだかんだで危機一髪、船から逃げることに成功する二人



つづく








(潮)映画「ダイ・ハード3」のビート-2

ダイ・ハード3
02 /01 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第2幕

◇Bストーリー開始
◇お楽しみ開始
第2幕に入り、この両者が同時に開始する感じです。
この映画のBストーリーは、白人マクレーンと黒人ゼウスの友情についてだと思います。
サイモンの無茶ぶりに力を合わせて取り組むうち、仲良くなっていく二人です。

 @二人は指示通りの公衆電話にたどり着くが、なんやかんやとケンカになる
 @サイモンからの連絡が公衆電話に入ることになっている
 @その電話には二人で出なければいけない

ゼウス「助けがないと困るのはそっちだろう! そんなに偉そうにするなら私は帰るぞ!」
マクレーン「わかったよ……あんたの協力がぜひとも欲しい」

 @公衆電話からサイモンの次なる指令
 @爆弾は今まさにすぐ下を走っている地下鉄に仕掛けた
 @サイモンはその地下鉄が止まる駅を指定し、そこの公衆電話へ30分以内に来るよう指示を出す
 @今いる場所からはどう考えても、30分じゃ移動できないほどの無茶な距離
 @でも行くしかない

※この先、二人はサイモンから難解ななぞなぞを出されたり、制限時間的には不可能な距離への移動を次々に指示される。その無茶な指示に従うため、いがみあいながらも協力しあって、なんとかこなしていく二人。という図式が続く。



 @このあたり、むちゃくちゃなカーアクションを見せつつ、かなりの近道で目的の駅に迫る二人
 @目的よりひとつ手前の駅で、二手に分かれるマクレーンとゼウス
 @マクレーンは爆弾が仕掛けられているという列車にこの駅で乗り込み、爆弾をさがすことに
 @ゼウスは目的駅へ車で行き、公衆電話に出ることに



 @目的駅に着くまでに爆弾を見つけなければと、列車内を探し回るマクレーン
 @むちゃくちゃな運転を続けて、なんとか時間内に目的駅へとたどりつくゼウス
 @サイモンがかけてきた公衆電話にも間に合って出るゼウスだが、二人一緒じゃないことがばれてしまい、ルール違反判定を食らう
 @罰として列車内の爆弾が爆発することに
 @列車はもうホームに入ってきている
 @列車内では爆弾を見つけたマクレーンが、爆発寸前のところで爆弾を列車の外に投げ捨てる
 @死人は出なかったが、爆発の衝撃で列車は大破、駅構内もめちゃくちゃに



 @爆弾が爆発した駅は、ビジネス街ウォールストリートのど真ん中にある
 @周囲は大混乱し、警察がたくさん集まってくる
 
マクレーン「無茶な時間制限からして、俺たちがゲームに勝とうが負けようが爆発は起きたはずだ。ここで爆発させる意味がきっとなにかある」



 @FBI登場。彼らの情報から、犯人が特定される
 @サイモンは、ダイハード2(だったかな?)でマクレーンが殺した犯人の、兄であることが判明



 @サイモンが再び電話をかけてきて、正体がばれることも計算済みだった様子で次なる指示を出してくる
 @NYのどこかの小学校に爆弾を仕掛けた
 @それを解除したければ、指示された噴水に行って、そこでなぞなぞを解け
 @指示に従って移動を始める二人
 @ウォールストリートに集合していた警察たちも、NYにあるすべての小学校を調べて爆弾を探さなければならず、爆発現場から撤退していく
 @爆発現場から人手がなくなっていく様子を、すぐ近くのビル屋上から見ているサイモン



 @人手の少なくなった爆発現場に、ダンプカーがぞろぞろ登場。でも14台ってほどじゃない(伏線)
 @それらはサイモンの一味で、軍隊ばりの人数がいることが観客にはわかる
 @サイモン一味は現場を片付けにきた業者を装い、爆発のあった駅構内へ入っていく
 @一方サイモン本人は、上等な客を装い、連邦準備銀行へと入っていく
 @地下ではその銀行の金庫めざし、爆発した駅から地盤を掘り進めるサイモンの手下たち



 @その頃、指示された噴水にたどりついたマクレーンとゼウス
 @噴水にはまたしても爆弾が仕掛けられている
 @この時限爆弾を止めるためにはなぞなぞを解かなければならない
 @難しいなぞなぞに大苦戦するが、なんとか解読する二人
 @だがサイモンはまたしても別の場所へ行くよう指示し、さらに難しいなぞなぞも与えてくる


◇ミッドポイント(絶好調)
この映画のミッドポイントは、一応は絶好調バージョンだと思います。
サイモンの真の目的がマクレーンたちにわかる、というのが、一応の勝利感覚じゃないかと。

 @新たに指示された場所、野球場へ向かう二人
 @噴水にあった爆弾(カバン)は放置すると危ないので持って移動する
 @途中、マクレーンとゼウスは万引きして逃げていた子供をとっつかまえる

マクレーン「くぉらー! こんなお菓子のために刑務所に入りたいのか、馬鹿野郎」
子供「へっ、このあたりを見ろよ! サツなんて一人もいねぇーよ、なんでも盗み放題だ!」

 @子供の言葉により、ひらめきが走るマクレーン
 @急いで道を引き返すマクレーンと、それを追うゼウス
 @途中、ダンプカーとすれ違うが、マクレーンたちはまだそれがサイモン一味だとは知らない

ゼウス「なんで戻るんだ!」
マクレーン「ウォールストリートにないものは学校だ! 逆にウォールストリートにあるものは……!」

 @ウォールストリートには連邦準備銀行があり、その金庫には大量の金塊が眠っている
 @爆発した地下鉄駅も、連邦準備銀行のすぐ近く
 @サイモンの狙いが金塊だったと確信するマクレーン


◇迫りくる悪い奴ら
 @爆発現場の近くには、見張り役として警察に扮装したサイモンの手下が残っている
 @マクレーンは連邦準備銀行へと向かう
 @ゼウスは噴水から持ってきた爆発物を警察に預けようと、サイモンの手下に近づく
 @二人が戻ってきたことをサイモンに連絡する手下
 @野球場に誘い出そうという計画が狂うサイモン
 @マクレーンはその場で殺すようにし、ゼウスのほうは放っておくようにと手下に指示するサイモン
 @ゼウスが爆発物を、警察に扮装したサイモンの手下に渡す
 @サイモンの手下はそれを持ってウォールストリートから立ち去ってしまう(伏線)
 @現場を見張らずに立ち去ってしまう警察に疑念を抱くゼウス



 @一方、銀行に正面から入っていくマクレーン
 @銀行関係者はすべて殺され、いま銀行内にいるのはすべてサイモンの手下
 @そこにいる警備員も、警部も、全員手下
 @だがマクレーンには誰が敵で、誰が味方か分からない
 @マクレーンは警察であることを名乗り、地下の金庫を見せてもらうことに
 @地下へのエレベーター内で、マクレーン1人に対し、敵4人になる
 @エレベーター内で、警部と名乗った男の胸にある警察バッジが目に入るマクレーン
 @そのバッジ番号には見覚えがある
 @ロッタリーくじの雑談を思い出し、そのバッジが警察署の同僚から盗まれたものだと気づく



 @エレベーター内で、サイモンの手下、4人全員を殺すマクレーン
 @エレベーターから降りると、地下は破壊されてめちゃくちゃになっている
 @爆発で地上にあいた穴からゼウスも入ってきていて、二人合流
 @銀行の金庫がすでに空っぽになっていることが判明
 @サイモン一味はすでに逃げたあと
 @サイモンの目的が復讐なんかじゃなく、金塊だったことがハッキリとわかる二人
 @だだっ広い金庫にいっぱい入っていた大量の金塊を、やつらはどうやって運んだ?
 @さっきすれ違ったダンプカーのことを思い出し、ダンプを追いかけることに



つづく




(潮)映画「ダイ・ハード3」のビート-1

ダイ・ハード3
01 /31 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****




題: ダイ・ハード3 (原題: Die Hard With a Vengeance )
ジャンル: 難題に直面した凡人(法執行困難)
主人公: ジョン・マクレーン
主人公が倒すべき敵: サイモン


◆第1幕

◇セットアップ
 @舞台はNY
 @繁華街のデパートで無差別爆発事件が起こる
 @それを受け、慌ただしくなる警察署内


◇OPイメージ
 @爆発物を仕掛けた犯人、サイモンから警察署に電話がかかってくる
 @ジョン・マクレーン(停職中)を呼び出せとサイモンが指示する

※)OPイメージに関しては、セットアップと進行が重なり合ってるので判断に戸惑いましたが、

●サイモンが隠れた場所から主導権を握っている
●ジョン・マクレーンに電話がかかってくる

この二つが、OPイメージかなと判断してみました。
どうしてかはFINイメージと比較を。


◇テーマの提示その1
 @この事件は、サイモンがマクレーンに仕掛けるゲームである
 @サイモンが命令を出し、マクレーンが従う
 @従えない時は、罰としてまたどこかで爆弾が爆発する


◇セットアップ続き
 @署長に呼び出されたマクレーン
 @飲んだくれの生活を送っていたようで、マクレーンはヨレヨレ状態
 @頭が痛いからと、アスピリンを飲むマクレーン(伏線)
 @マクレーンを現場まで連れていく車内で、ほかの事件についても報告を受ける署長
 @ダンプカーが14台盗まれる事件があった(伏線)
 @警察のほとんどはロッタリーくじを、自分の警察バッジの番号で買うという雑談(伏線)
 @マクレーンは現在、奥さんや子供と別居中で、ずっと連絡をとっていない
 @指示された黒人街につき、裸同然で一人、車外に放り出されるマクレーン


◇テーマの提示その2
 @黒人街のとある店で働く黒人、ゼウス
 @店に来た甥っ子(小学生)が、不良にいいように使われていて、ちゃんと学校に行けとゼウスが説教
 @ゼウスが甥っ子たちにする説教内容がテーマの提示

ゼウス「悪い奴らは誰だ?」
甥っ子「ヤクを売ってるやつら。ハジキ持ってるやつら」
ゼウス「いい奴は?」
甥っ子「僕らだ」
ゼウス「助けてくれるのは?」
甥っ子「誰も」
ゼウス「じゃあどうすりゃいい?」
甥っ子「自分たちで助け合う」
ゼウス「助けを求めたくない相手は?」
甥っ子「白人だ」

つまりこの映画のテーマは、サイモンの無茶ぶりに従うことと、そのためには黒人と白人が協力しあわなければならないこと。


◇きっかけ 
 @白人マクレーンと黒人ゼウスが出会う
 @黒人街のまっただなかで、「I HATE NIGGER」と書かれた看板を抱えて立っているマクレーン
 @ゼウスが「ここでそんなことをしていたら殺されるぞ、気は確かか?」と近寄る
 @案の定、すぐ近くにいた若者の黒人集団に気づかれ、暴行を受けるマクレーン
 @成り行きで止めに入ったゼウス
 @ゼウスとマクレーンは、その場から逃亡
 @巻き込まれたことにご立腹のゼウス

ゼウス「私の名はゼウスだ! 私をなめると稲妻を頭上にふらせるぞ!」(伏線)


◇悩みのとき
マクレーンにとっての悩み=犯人像についてあれこれ考える
 @警察署に戻ると、心理学者が犯人像を推測している
 @傷の手当をうけつつ、またアスピリンを飲むマクレーン
 @犯人はマクレーンに恨みがあり、さんざん痛めつけたあと、殺すつもりだろう
 @サイコで爆弾に詳しいやつのはず
 @新たに見つかった爆弾が署に届く
 @ここで爆弾の仕組みがわかる



 @そこへまたサイモンから電話がくる
 @予定外に登場してきたゼウスも、今後、このゲームに参加するように
 @サイモンに好きなだけ金をやろうと交渉する署長だが、サイモンは金などいらんと拒否(伏線)
 @サイモンが次の指示をして電話を切る



ゼウスにとっての悩み=白人同士の問題に巻き込まれる筋合いはない
 @ゼウスは協力したくないと拒否して、その場を立ち去ろうとする
 @ゼウスは確かにマクレーンを助けたが、それは白人を助けたのではなく、黒人街で事件が起きるのをふせいだだけだと主張


◇第1ターニングポイント
 @サイモンの指示に従わなければ大変なことになる、ゼウスを連れ戻せと署長に言われるマクレーン(協力するしかないという決意)
 @さっき新たに見つかった爆弾は、黒人街で見つかったんだと嘘をつき、ゼウスを再度巻き込むマクレーン

マクレーン「犯人は肌の色なんか気にしてないんだよ、あんたと違ってな」
ゼウス「……」(協力するしかないという決意)




つづく




ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

ぐろわ姉妹
潮八(姉):発動する人
斑丸(妹):調整する人