ミニミニ大作戦 - さかえのよ

(潮)映画「ミニミニ大作戦」のビート-3

ミニミニ大作戦
01 /27 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第3幕

◇フィナーレ
 @スティーブが金塊を持ってトンズラしようとしていることが判明
 @そこに「やせのピート」から電話
 @仲介人のいとこマシュコフが、仲介人を殺したのはチャーリーだと思っていることが判明。

マシュコフがそう思った経緯は以下
 いとこ殺される
 やせのピートが金塊のことを嗅ぎまわっていたことが解る
 マシュコフ、やせのピートを訪問
 やせのピートが言う
 「チャーリーが金塊のことを知りたがっていて、俺は頼まれただけだ」
 では、チャーリーがいとこを殺したということか

 ↓

 @スティーブのトンズラにそなえ、金塊を奪うための下準備が改めて始まる

 ↓

 @マシュコフ、誰かの行き先を突き止める。ニューオリンズ
 (※この行き先、チャーリーのなのか、スティーブのなのか、私はいまだにどっちか分からない。見落としてるんだと思う。駅の看板とか見れば分かるかも。でも多分、チャーリーだと思われる) 

 ↓

 @スティーブがトンズラ開始
 @チャーリーたち、金塊奪還の計画を実行開始
 @金塊は金庫に入ったまま、トラックに乗せられる
 @スティーブが小賢しくもおとりのトラックを用意するが、チャーリーの頭ですぐに本物が判明
 @チャーリーたちは信号機のシステムに侵入し、街は大混乱
 @信号を操ることで、トラックを思い通りのルートに進ませる
 @見事、金塊を載せたトラックを乗っ取ることに成功

 ↓

 @さっそく金庫を開けようとするが、問題発生
 @今まで金塊が入っていた金庫とは違う金庫に変更されている
 @今までの金庫より開けるのが大変
 @ステラ、練習不足だが金庫破りに挑戦しなければならない

 ↓

 @金庫破りの途中、ステラの得意だった道具がいっさい使えなくなる
 @手先の感覚だけで開けなくてはならない
 @予定よりも時間がかかる
 @あせる一味、迫る追手、なくなる時間

 ↓

 @極度の緊張の中、ステラが諦めかける

ステラ「私はやっぱり道具がなくてはダメ!」
チャーリー「大丈夫だ、できる」

 @チャーリーはステラをなだめるように手を取り、愛情感じる仕草でステラの手を金庫へと再度導く
 @もう一回頑張るステラ

 ↓

 @父と同じように、手の感覚だけで金庫を破ることに成功するステラ
 @金庫には金塊がたくさん残っている
 @自分たちの車に金塊を移し、逃げるチャーリーたち
 @天を見上げ、ジョンに成功を報告するチャーリー
 @だがスティーブは、手下とともにまだ追ってくる

 ↓

 @なんとかスティーブの追跡を振り切り、金塊を列車に積み終えるチャーリーたち
 @だがスティーブはまだ追ってきていて、金塊とともに自分も列車に乗り込もうとする
 @スティーブは勝利を確信するが、そんなスティーブの行動も想像済みのチャーリー
 @チャーリー一味に囲まれ、絶体絶命のスティーブ
 @ここでマシュコフが登場。いとこを殺したのはお前だなとスティーブを追い詰める
 @スティーブはしらを切り、マシュコフを金で買収しようとするが、応じないマシュコフ
 @チャーリーたちと同様、金では動かないマシュコフ

マシュコフ「想像力の足らんやつだ」
ステラ「私たちは、金が欲しくてやったんじゃないの」
スティーブ「はぁ? 金以外になにがある?」

 @ステラによる強烈パンチをお見舞いされるスティーブ
 @スティーブの身柄はマシュコフに委ねられ、そのまま拷問に連れていかれる
 @泣きのスティーブ


◇ファイナルイメージ
 @ステラの言う通り、チャーリーたちはみな、金で動いたわけではなかった
 @だが、手に入れた金塊で欲しかったものも手に入れた
 @豪邸、高級車、高級スピーカー
 @そしてチャーリーはジョンのアドバイス通り、一生を共にする女性、ステラを手に入れた
 @チャーリーとステラはボートに乗り、ベニス? ニューオリンズ? とにかく水の都を悠々と愛のクルージング



おしまい



****


【感想】

この映画は、save the cat に載っていた映画だったので、見てみました。
昔に同タイトルの映画があり、それのリメイクだそうです。
リメイク具合には賛否両論あるそうですが、私はまぁまぁ面白かったです。
どのへんがどうリメイクされているのか、過去作品も機会があれば見てみたいな。
しかし邦題。
一体なにがミニミニなのかと見終わってからも分からなかったのですが、ポスターにもありますように、ミニクーペがカーアクションを見せるので、そこが見どころの映画らしいです。
車に疎くてすんません。
そういや、車がミニサイズなことがことさらフューチャーされたなぁー。

そしてこの映画、初めて見る映画のはずが、ところどころ見覚えのあるシーンが…。
しかもエドワード・ノートン(スティーブ)のシーンばっかり覚えてる。
なんでかなー?
エドワード・ノートンのファンではないのだがー?
すぐにわかったよ。
吹き替えが平田さんだったからだ。
平田さんの言い回しが聞きたかった時期があって、その時に平田さんのシーンだけを何度も見た映画なんだと思う。
覚えてないけど、この状況はきっとそうなんだろう。
ほかのシーンは飛ばしたんだな、絶対に。




(潮)映画「ミニミニ大作戦」のビート-2

ミニミニ大作戦
01 /26 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第2幕

◇お楽しみ
ステラが計画に初参加になるのを利用し、チャーリー一味のキャラ説明開始。
 @ライル…コンピューターの天才。運転は下手。ナップスターというあだ名で呼ばれたがる
 @レフトイヤー…爆弾担当。10才で初めて爆弾を試した時に、右耳の聴力を失ったが、それ以来病みつき
 @ハンサムロブ…運転上手。カーチェイスもお手のもの。そして女にモテる、セクシー担当
 @チャーリー…計画担当。計画だけでなく、実行にも加わるが、大した逸話はない

 @仲間たちで手分けしながら、スティーブの家から金塊を盗むための下準備やら、調査やら
 @調べるうちに、スティーブが大豪邸に住み、高級車に乗り、高級スピーカーを所有していることがわかる

 @金塊を売りさばこうとしているスティーブだが、少量ずつしか買い取ってくれない仲介人


◇Bストーリー(サブプロット)開始
 @チャーリーとステラの距離が縮まる
 @チャーリーがステラを飲酒に誘うが、断るステラ。でもまんざらでもなさそう


◇お楽しみ続き
 @金庫の場所が解らないため、スティーブの家に潜入して調べなければならなくなる
 @潜入するのは面割れしていないステラ
 @金庫の位置だけ調べるはずが、スティーブがステラを口説き始める。これは計画にはなかったことだが、ステラの機転で食事の約束をする二人
 @ステラがスティーブを憎んでいるので、口説かれたという気持ちを心配するチャーリー
 @だが、これでスティーブが家を空ける時間帯を確保できた。潜入して得た情報をもとに計画を練り続ける
 @綿密な計画とそれを実行するための練習
 ↓
 @スティーブのほうはというと、再び金塊を売りに仲介人を訪問
 @だが仲介人が口を滑らせ、スティーブの金塊の出どころが噂になっていることを言ってしまう
 @仲介人を殺すスティーブ
 ↓
 @チャーリーのほうは、様々なつてを当たりながら、計画の下準備を続ける
 ↓
 @ここで殺された仲介人のいとこが登場
 @仲介人を殺した犯人を捜して行動し始める
 @金塊のことを「やせのピート」という男が嗅ぎまわっていたことを突き止める
 

◇ミッドポイント(絶好調)
 @チャーリーたちは、いよいよ計画実行の日を迎える
 @ステラを食事するために、家を留守にするスティーブ
 @ステラはその約束をすっぽかして、チャーリーたちとスティーブの家へと向かう
 @ここまでは計画がスイスイと進んでいい感じなので、絶好調のミッドポイントだと思う
 ↓
 @だが途中、予想外にスティーブ家の隣家が盛大なパーティーを開いている
 @人目が多すぎるために計画はいったん中止になる


◇迫りくる悪い奴ら
 @計画が中止になったため、スティーブとの食事に行かなければならなくなったステラ。もう一度誘われるよう、うまくやらなければならない
 @しかし口を滑らせ、死んだ父がいつも言っていた言葉を口にしてしまう
 @スティーブに正体がばれてしまう
 @正体がばれたので、仲間(チャーリー、ロブ、レフトイヤー)が登場


◇すべてを失って(絶不調)
 @レストランのテーブルをはさみ、チャーリーとスティーブが、一対一での対話になる
チャーリー「お前を殺してやりたい」
スティーブ「感情にかられると失敗するぞ?」
チャーリー「金塊をチャーリーたちから盗んだあの時、俺たちを撃ったのは感情じゃないのか?」
スティーブ「感情なんかじゃない。金がほしかっただけだ」
 ↓
 @金塊をどうやって盗み返そうとしているか、計画がスティーブに読まれてしまう
スティーブ「盗みの計画はこんなふうにするんだろう?」(と計画を読んでみせる)
チャーリー「想像力がないな。だからいつも二番手で、大金の使い道さえ人の真似なんだ」
 @スティーブにばれてしまった以上、もう不意打ちはできないチャーリーたち
 @計画が死んだ=死の気配


◇心の暗闇(Bストーリーの展開でもある)
 @死んだ父のことを思い出しているステラ
 @娘の自分はほとんど一緒にいなかったので、父のことは何も知らない
 @チャーリーのほうが父のことを知っている
 @チャーリーを羨ましがっていたステラ
 @父がいつもステラのことを想っていたことを、チャーリーが伝える


◇第2ターニングポイント
 @ここでメインストーリーと、Bストーリーとが融合する
 @チャーリーの拳が傷ついていることに気づくステラ。スティーブを殴ってきたから、とチャーリー
ステラ「私には殴らせなかったくせに」
チャーリー「君の手は大事だから」
 @ステラの手は金庫を開けるための手。金庫を開けるのは、金塊を盗むため
 @自分たちは、何のために盗むのか。自分たちにとって、大事なものはなんなのか。亡き父、ジョンを想う気持ちを確かめ合う二人
 @スティーブの持つ金塊を盗むことに、改めて気を取り直す二人




つづく

(潮)映画「ミニミニ大作戦」のビート-1

ミニミニ大作戦
01 /23 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****

今回は手短に書くぞ。




題: ミニミニ大作戦 (原題: The Italian Job )
ジャンル: 金の羊毛(強盗羊毛)
主人公: チャーリー
主人公が倒すべき敵: スティーブ


◆第1幕

◇オープニングイメージ
 @チャーリーが、大量の金塊を盗む計画を立てている


◇セットアップ
 @金塊があるのはベニス
 @チャーリーを含め、一味のメンバーが6人登場
 @その中の一人、ジョン(じーさん)には娘がいる
 @ジョンは金庫破りの達人
 @チャーリーは計画を立てる役割、一味のリーダー
 @チャーリーの綿密な計画と、それを実行できる能力のある仲間たち
 @金塊を盗む計画を実行中、スティーブだけが単独行動(裏切者の伏線)
 @ジョンは道具に頼らず手の感覚だけで金庫を破る
 @見事に金塊強奪完了! やったね! これで何を買う?
 …メンバーからは、大豪邸、最高級車、最高級スピーカー、と出る。が、スティーブだけは「別に考えていない」と答える。作中ずっと「想像力がない」と言われ続けるスティーブ。その一端。「ただ金が目当て(リッチになりたいだけ)の盗み」であることの一端。


◇テーマの提示
 @盗人には2種類いる
 …金が目当てで盗みを働く者と、盗みが生きがいの者。

ジョンがチャーリーに、こんなことを語る。
「後者にはなるなよ。俺のように人生を棒に振るからな。娘がいても共に過ごせず、人生の大半がムショ暮らしだ。家族に寂しい思いをさせてしまう。俺は後悔している。だからお前は、残りの人生、一生を共にする女を見つけ、絶対に手放さないようにしろ」

※注)
このセリフの後で、こんなような会話があるが、個人的に意味がまだ分かっていない。
一味が逃亡してきたのは雪山なのだが…

スティーブ「おい、そろそろ下山しようぜ! 凍えちまう!」
ジョン「わかったよ! 凍えちまうってさ。お前は?(チャーリーに)」
チャーリー「別に」

なんか意味ありげなやり取りだったんだけど、なんでしょう?
夢のある皆は寒さなんか感じないけど、夢のないスティーブだけが寒いってことかな?



◇きっかけ(チャーリー)
 @金塊を載せた車にみんなで乗り込み、ノリノリで下山中、スティーブに裏切られる一味
 @スティーブの仲間も登場(金塊を盗む際、スティーブのツテで強奪に協力していたオッサンたち)
 @チャーリー一味は命からがら逃げるが、金塊はすべて奪われ、ジョンも殺されてしまう
 @チャーリー一味として残ったのは、チャーリー含め4人に


◇悩みの時(チャーリー)
◇第1ターニングポイント(チャーリー)
 @父のように慕っていたジョンが死んでしまい、悲しみに暮れるチャーリー
 @そろそろ行こうと仲間たちが言う
 @復讐を決意した様子のチャーリー


◇セットアップ続き
 @それから一年後
 @金庫破りの仕事をしているジョンの娘、ステラ
 @彼女は犯罪には手を染めておらず、警察や金庫業者からも仕事を頼まれるような、金庫破りの名人
 @ステラは最新機器を駆使して金庫破りをする
 @ステラは、「私はお金のためにこの仕事をしているの」というスタンス


◇きっかけ(ステラ)
 @ステラのもとを久々に訪れたチャーリー
 @だがステラには「チャーリーが盗みに誘ったりしなければ、父は死ななかった」という思いがあり、チャーリーを歓迎しない
 @やっとスティーブを見つけた、金塊を取り返すため、スティーブの金庫を開けてほしい、とチャーリー
 @金塊には絵が刻印がしてあり、その刻印を手掛かりに金塊の動きを追っていた
 @「私は仕事で金庫を開けるだけ。泥棒じゃないわ」と断るステラ
 @「目的は金じゃない。ジョンは親父も同然だった」とチャーリー
 @本当の親子だったステラ、そのセリフで微妙な表情。謝るチャーリー
 @チャーリーは金ではなく、気持ちで動いている


◇悩みの時(ステラ)
◇弟1ターニングポイント(ステラ)
 @「過去のことよ」とチャーリーを追い返したステラだったが、気持ちの上ではやはり父の死にケリがついていない
 @悩んだ末、父の命を奪った真犯人、スティーブに復讐することを決意するステラ
 @チャーリーに協力することを告げる

これで、チャーリーとステラ、いずれもがアンチテーゼの世界に入ったことになる。
ジョンが死ぬまでは、ただ「金のために」盗みを働いていたチャーリー。
チャーリーが現れるまでは、ただ「金のために」金庫破りをしていたステラ。
ジョンの死を悼み、スティーブへの復讐を決意をしたことで、二人は「金のためではない」理由で盗みを働くことに。





つづく

※ここまでで約30分。
だけどアクションシーンに時間が割かれているので、悩みの時から弟1ターニングポイントあたり、チャーリーもステラもかなりのハイスピードでビートを消化していく。そこらへんはセリフもなく、ほぼ動きと表情だけで展開。

ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

ぐろわ姉妹
潮八(姉):発動する人
斑丸(妹):調整する人