アナと雪の女王 - さかえのよ

(潮)映画「アナと雪の女王」のビート-3

アナと雪の女王
02 /23 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第3幕

◇フィナーレ開始
 @城から逃げ出したエルサ、自分のまき起こす猛吹雪で行く先も見えず、凍った海の上をさまよっている



 @アレンデール城からなんとか脱出するアナとオラフ
 @城の外は猛吹雪
 @クリストフを探し、凍った海の上をさまよい始めるアナ
 @オラフは風で吹っ飛び、一人でクリストフを探し始めるアナ
 @アナの手は氷になり始めている



 @クリストフのほうは、城が近づくにつれ猛吹雪に巻き込まれる
 @トナカイに乗って海の上を走ってきたクリストフだが、倒れてきた帆船で氷が割れてしまい、トナカイはそれ以上いけなくなる
 @トナカイを置いて、一人でアナを探しに行くクリストフ



◇すべてを失って(エルサ側・絶不調)
 @エルサを追いかけてくるハンス

ハンス「このまま逃げるのか、エルサ」
エルサ「アナのことはお願いね」
ハンス「アナは死んだ。助けようとしたが手遅れだった。君のせいだ」
エルサ「そんな……!」

 @自分の魔法でアナが死んだというショックで崩れ落ちるエルサ
 @そのとたん、猛吹雪も突然に止んでしまう

【※何が絶不調なのか】
アナを失ったことと、それにより魔法が止まったこと。
ミッドポイントで絶好調だった魔力がここで止まる。



◇フィナーレ続き(アナ側)
 @視界が開け、アナとクリストフ、互いを海の上で見つける
 @駆け寄る二人
 @だがアナの視界に、エルサを今まさに殺そうとしているハンスが見える
 @アナは自分の命を助けることよりも、とっさにエルサのもとへ走り、エルサの命を救うことを選ぶ
 @エルサとハンスの間に割って入ったアナが、ハンスの振り下ろす剣を受け止め、ハンス吹っ飛ぶ
 @その瞬間、エルサを救うことはできたが、ついにアナの体に魔法が行きわたり、アナは氷の彫像になってしまう



◇心の暗闇(エルサ側)
 @アナが助けてくれたことに気づくエルサ
 @だが時は遅く、凍りついたアナは人形のように動かない
 @その場にいた誰もが、アナは本当に死んでしまったと思う
 @守りたかったものを目の前で失ったエルサ
 @凍りついたアナにすがりつき、「そんな、いやよ……」と泣くしかできないエルサ



◇第2ターニングポイント(エルサ側)
 @エルサが抱きしめるアナの胸からだんだんと氷が溶けだし、最後には全身が溶ける
 @生き返ったアナ
 @髪の色も元通りになっている

エルサ「アナ! 私を助けるためになんてことするの」
アナ「大切な人だから」
オラフ「真実の愛が凍りついた心を溶かしたんだよ」
エルサ「愛は氷を溶かす……? 愛……そうよ! 愛よ!」

 @愛で氷を溶かせばいいと気づいたエルサ



◇フィナーレ(エルサ側)
 @エルサが自らの力で、凍りついたアレンデールを溶かしにかかる
 @みるみる夏に戻っていくアレンデール、人々にも笑顔が戻る
 @心の冬を終わらせる方法に気づくことができたエルサに、「できるって言ったでしょ」とアナ
 @夏になって溶け始めたオラフの頭上に、小さな雪雲を作ってあげるエルサ



◇フィナーレ続き(アナ側)
 @吹っ飛んで気を失っていたハンスが正気を取り戻す
 @ハンスをぶん殴って、間違っていた恋を終わりにするアナ
 @アナとエルサは改めて幸せそうに抱き合い、その様子に笑顔するクリストフ
 


 @ハンスは悪党として、自分の国へと追い返される
 @ウェーゼルトン公爵も追い返され、アレンデールとは今後いかなる取引もできなくなる



 @アナはハンスに、大破させてしまったソリの代わりとして、新しい高価なソリをプレゼントする
 @改めて互いの気持ちを確認し、両想いになる二人



 @頭上の雪雲のおかげで、夏を満喫するオラフ



◇FINイメージ
 @城は元通りになり、昔のように国の人々に開かれている
 @人々の集まる広場で、エルサは隠れることなく、堂々と氷の魔法を使う
 @その魔法で広場はスケートリンクになる
 @スケートを楽しむエルサとアナ、クリストフ、そしてアレンデールの人々
 @夏と冬が一緒になった、最高の状態
 @もうアナもエルサも孤独ではない
 


 @エンドロールのあとのオマケとして、雪男がエルサの投げ捨てたティアラをかぶり、氷の城の主になるシーンあり




おしまい




****

【感想】
ビート仕訳間違ってないかなぁとは思いつつも、そんなに迷うことなく。
勉強中の私でもとても分かりやすかったので、「よくできたシナリオ」というやつなのだと思います。
でも、二人のプロットが絡み合っているため、そこをどうやって書き分けていいのかに迷いました。
うまく書け分けられなかったかなぁと思います。

ビート仕訳していて面白いと思うのは、その場に必要なくなったキャラや物が、みんな何らかの形で退場させられるところです。
この映画はアニメだからかそれらが吹っ飛ばされることも多く、オラフやハンスが吹っ飛んで退場するたびに、いまコイツ不要なんだなと思い笑ってしまいます。

この映画が昔のおとぎ話系と違うなって思うのは、「真実の愛」がアナ本人から出てきたところ。
アナが凍りついたあと胸から溶けてくるシーンですが、あれって、自分で発した愛により溶けだしたってことですよね。
ストーリーの流れからすると、そうじゃないかと思います。
自分よりもエルサを助けに行くことができたアナ。
オラフによれば、「自分よりも人のことを思う」、それが「真実の愛」ということだから。



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(潮)映画「アナと雪の女王」のビート-2

アナと雪の女王
02 /22 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◆第2幕

◇お楽しみ開始(エルサ側)

英語バージョン


日本語バージョン


 @雪山に逃亡してきたエルサ
 @誰もいなければ、誰のことも怖がる必要がない
 @誰もいなければ、自分に魔力があったって構わない
 @ここにいれば自分らしく生きていけるのだ、とおおはしゃぎ
 @ノリノリで引きこもるための城を建設


※この曲で歌われている let it go とは「さぁ、お行き」に違いないのですが、意味合いとしては「こんな制御は手放してしまおう!」とか「隠してきたものを解き放ってしまおう!」いった具合で使われています。
英語の歌詞ではけっこう直接的に、「私は頑張ってきた、両親からの教えも守ってきた。こんなにこんなに隠してきたのに、結局みんなにバレちゃったじゃない! もういいの、もうシャットアウトよ、もう隠す生きかたなんかやめるわ!」といった調子で歌われています。
日本語バージョンも載せてみましたが、和訳歌詞はこの「投げやりになって引きこもる」シーンにそぐわない前向き感があるとして、賛否両論あるみたいです。
でも制限のある中で作られた歌詞だし、苦労の後がすごく見られるし、まぁ和訳はこうなるのしょうがないよねと個人的には思います。
どっちも好きだよ。



◇お楽しみ開始(アナ側)
 @馬で一人、雪山までやってくるアナ
 @エルサが夏を冬にしてしまったのは自分が怒らせたせいだと、独り言にて再確認
 @災難が次々襲いかかり、馬に逃げられたアナは徒歩で進むことに
 @日用品を売っている山小屋を発見し、冬用の身支度を整えるアナ



◇Bストーリー開始(アナとクリストフのラブストーリー)
 @山小屋にクリストフが登場
 @山暮らしのクリストフには相棒のトナカイがいるが、クリストフはそのトナカイのセリフまで自分で担当しながら会話をしてしまう変人
 @アナはエルサのいる雪山まで案内するよう、クリストフに頼む
 @トナカイのソリで山へ出発する二人



 @クリストフに説明する形で、現在の状況を再確認
 @出会ってすぐの男と婚約したという暴挙を知り、「なにやっちゃってんの?」的に反対するクリストフ
 @「真実の愛だから大丈夫!」と聞く耳持たないアナ
 @意見も考え方も合わない二人
 @クリストフに対し、ハンスとは全然違う嫌な男、という印象を持つアナ



 @オオカミに追われたりしながら、協力し合って窮地を切り抜けるアナとクリストフ
 @クリストフの大事なソリは大破
 @反発しあいながらも、二人でエルサのいる雪山へ進み続ける



 @途中で、生きてる雪だるまオラフ登場
 @エルサが作った雪だるまだとわかるアナ
 @オラフはエルサの城がある場所を知っている
 @オラフは自分が溶けてしまうことも知らず、夏に憧れている



 @暑い夏と寒い冬、二つ合わせたらもっといい
 @エルサの城までオラフの案内開始



 @一方アレンデールでは、ハンスがエルサやアナの代わりになり、国民に対し献身的に働いている
 @その様子にウェーゼルトン公爵が文句をつける
 @自分はアナから任されたのだと、責任感アピールするハンス
 @そこへアナが乗っていったはずの馬が帰ってくる
 @アナを探しに行くから、一緒に来てくれる者はいないかとハンス
 @ウェーゼルトン公爵は、自分の側近二人をその一行に参加させる
 @この機に乗じて、側近にエルサを見つけ出させ、殺させるつもりの公爵



 @エルサの城に向かうアナ、クリストフ、オラフ

クリストフ「どうやって冬を夏に戻すんだ?」
アナ「エルサにお願いする」(エルサが冬にしたんだから、エルサが元に戻せると思っている)
クリストフ「怖くないのか?」
アナ「怖いわけないでしょ」
オラフ「女王は優しくて親切で、心の温かい人だよ」



 @城に到着
 @氷でできた立派な城に感動する、氷切り出し職人のクリストフ
 @氷の城にはアナのみが入っていく



◇ミッドポイント(アナ、エルサ、共に絶好調)
 @城の中でエルサと会うアナ

エルサ「私は一人でここにいる。ここでは一人ぼっちだけど、自分らしくいられるの」
アナ「そんなこと言わないで。私たち本当に仲良しだったよね? あの頃みたいに、昔みたいに戻れない?」
エルサ「(昔の事故を思い出す)いいえ、無理よ。さようならアナ。あなたのことを守りたいの」
アナ「守ってもらわなくて平気。一緒に帰ろうよ」



 @怯えて逃げるエルサを追いかけるアナ
 @生まれて初めてエルサの力になれると信じているアナ
 @アレンデールが魔法で冬になってしまったことを知るエルサ

アナ「エルサなら元に戻せる!」
エルサ「無理よ、やり方を知らない!」
アナ「できるよ、絶対!」
エルサ「無理よ!」
アナ「大丈夫!」

 @自分が人々を大変な目にあわせていることにショックを受けるエルサ
 @自分は愚かだった、自由になったと勘違いしていた、何もコントロールできていなかったと自責まっしぐらなエルサ
 @エルサがパニックになっているのに、お構いなしに「大丈夫だよ!」とぐいぐい来るポジティブアナ
 @アナの強引さに「できないって言ってるでしょう!!」とエルサが叫び、またしても魔法を放ってしまう
 @その魔法が心臓に直撃するアナ

 @魔法をまたアナに当ててしまったことにショックを受けるエルサ

【※一体なにが絶好調なのか】
アナ……自分ならできるとエルサにぐいぐい攻めていく過信っぷりが、絶好調
エルサ……エルサ本人は本意ではないが、魔法の力が絶好調。人を遠ざけたいという思いに応えまくりの魔力



◇迫りくる敵
 @エルサは魔法で雪男を作り出し、そのままアナを城から追い出す
 @アナ、クリストフ、オラフは雪男に追われ、山から追い出される



 @エルサと仲直りできなかった、これからどうしよう、このままじゃ城にも帰れない、とアナ
 @エルサの魔法に当たったせいで、アナの髪色が白く変化し始める
 @「それなら治せる人を知っている」と、クリストフがアナを森へ案内することに



 @雪山の城で一人になったエルサ、なんとか力をコントロールしようと頑張る
 @でも心を落ち着けるのは無理なようで、氷の城が赤く染まっている



 @胸に受けた魔法により、全身が寒くなり始めるアナ
 @クリストフがアナを連れてきたのは、トロールたちのところ
 @トロールたちはクリストフにとって、家族のようなもの
 @トロールたちは、アナをクリストフの彼女だと思い込む
 @彼女じゃないと否定するアナとクリストフ



 
※歌詞抜粋
 @二人とも完璧じゃない、欠点はあっても大丈夫、愛があれば
 @人の性格は変えられないけど、愛さえあれば大丈夫
 @怒りは恐れが判断を狂わせても、愛さえあれば正しい道を選べる
 @真実の愛が目覚めさせる
 @みんな欠点がある、それでいい
 @欠点を補うために必要なのが、真実の愛




 @アナの体調がだいぶ悪くなる

トロール長「エルサの氷のかけらが、アナの心に刺さっている。氷をそのままにしておくと死んでしまう。頭に刺さったのなら簡単に取れるが、凍った心を溶かせるのは真実の愛だけなのだ」
トロール「大好きな人のキスよ」

 @アナをハンスとキスさせるため、急いで城に連れ戻るクリストフ



 @一方ハンス、アナを助け出すため、エルサの引きこもる氷の城にやってきた
 @だが門前で、雪男に阻まれる
 @ハンスたちが雪男と戦っている隙に、公爵の側近二人は城の中へ入り、エルサを追いかけ命を狙う
 @追い詰められたエルサが身を守るため、魔法で側近たちを攻撃する
 @側近たちの命に危険が及んだところで、ハンスが「女王、人を傷つけてはいけません!」と割って入る
 @張りつめていた魔法の力が緩み、気を失うエルサ



 @気づくとアレンデール城の牢屋に入れられ、手錠をかけられているエルサ
 @アナはまだ城に戻ってきていない

エルサ「なぜここに連れてきたの」
ハンス「あのままでは殺されていた」
エルサ「私がここにいては危険なの」
ハンス「夏に戻してくれ、お願いだ」
エルサ「できないのよ」
ハンス「そんな……」
エルサ「「このまま私をあの山に戻して」
ハンス「……できるだけやってみる」



 @一方クリストフは、もうろうとするアナを連れて城へ戻ってくる
 @城の人々にアナを預け、自分は城をあとにするハンス



◇すべてを失って(アナ側・絶不調)
 @城の中では、ハンスがもう一度アナを探しに行こうとしている
 @だが城の人々は、「アナ王女が戻らなかったら、もう頼れるのはハンス様しかいない」と言って止めにかかる
 @そこへアナが戻ってくる
 @ハンスに「早くキスをしてくれ」と迫るアナ

アナ「エルサの魔法で、心が凍りそうなの。それを溶かせるのは真実の愛だけなの」
ハンス「愛する人とのキスか」

 @キスすると見せかけて、してくれないハンス
 @アナを愛してなどいなかったハンス
 @ハンスはアナと結婚し、エルサを殺し、アレンデールを乗っ取るつもりだった
 @今やアレンデールの人々から頼られる身となったハンスにとっては、アナもエルサも死んでくれたほうがいい
 @アナを殺したエルサを倒し、アレンデールのヒーローになるつもりのハンス
 @ハンスは部屋の暖炉を消し、凍えるアナを置き去りにする
 @ハンスの正体を知ってショックのアナ



 @ハンスは城の人々に、アナは自分との結婚を誓ったあと死んだと嘘をつく
 @エルサはやはり化け物、このままではみんな危ない
 @アナを殺したエルサを死刑にすることに
 @死刑のため連れ出されそうになり、牢屋から逃げ出すエルサ



 @城から山に帰っていくクリストフだが、相棒のトナカイに止められる
 @アナのことは好きだが、アナはハンスが好きなため、諦めようとしているクリストフ
 @振り返るとアレンデール上空に雪雲が渦巻き始めていて、大変なことになっている
 @急いで城に戻っていくクリストフ



◇心の暗闇(アナ側)
 @寒い部屋に閉じ込められ瀕死のアナのもとに、オラフが登場
 @暖炉に火をつけ、アナを火のそばまで連れてくるオラフ

オラフ「ハンスはどこ? キスはどうなったの?」
アナ「私、間違ってた。ハンスは運命の人じゃなかった。もう行ってオラフ。ここにいたら溶けちゃうよ」
オラフ「真実の愛でアナを助けるまでここにいる」
アナ「真実の愛がなにかも分からない……」



◇第2ターニングポイント(アナ側)

オラフ「愛っていうのは、自分より人のことを大事に思うことだよ。クリストフがアナをハンスに任せて離れていったみたいにね」
アナ「クリストフが私を好き……?」
オラフ「アナって愛のことほんとに分かってないんだね」
アナ「オラフ、溶け始めてる」
オラフ「アナのためなら溶けてもいいよ」

 @城の窓から、クリストフがこちらへ向かってきているのが見える
 @クリストフにキスしてもらうため、オラフとアナは城から逃げ出すことに
 @だがエルサの魔法でアレンデール城まで凍りつきはじめ、二人の脱走は困難に



つづく








(潮)映画「アナと雪の女王」のビート-1

アナと雪の女王
02 /21 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


誰でも知ってる映画なので、色んな説明を省き、今回こそは手短に書ける予感。
ミュージカルのため、曲中に起きた部分は色を変えてあります。




題: アナと雪の女王 (原題: Frozen )
ジャンル: 相棒愛
主人公: アナ
主人公が倒すべき敵: エルサが作り出してしまった冬

※「魔法使いの弟子」もそうでしたが、この映画も主人公が二人いるような感じの映画です。
実際二人とも重要なキャラなのですが、脚本上、主人公といわれるのは、ストーリーの中で最もメインな視点で動くキャラのことだそうです。そして一番成長する。
この映画ではアナがそれにあたるかと思われます。
でもエルサにもちゃんとプロットはあるので、ちょこちょこ「エルサ側」として書いてみました。
「魔法使いの弟子」もバルサザール側プロットを抽出することはできたのですが、アナ雪ほどハッキリはしていませんでした。
ゆえにバルサザールは脇役としてみました。
今回はエルサのプロットがかなりハッキリしていて成長も見られたので、両手打ちってやつかなぁと思い、抽出することにしました。
OPイメージやセットアップなど、アナとエルサ二人同時にかかっているビートは分けていません。




◆第1幕

◇OPイメージその1



男たちが湖の氷を切り出すシーンから始まることで、寒々しい氷関連の話であることを提示。
これが映画の雰囲気を固定する。


※)映画の冒頭はアナとエルサの子供時代から始まりますが、それがすべて長めのセットアップなため、本来のOPイメージはまだ先になってしまいます。
ゆえに仮のOPイメージ的な役割として、この氷を切り出すシーンがあるのかと思われます。
「魔法使いの弟子」も長めのセットアップから映画がスタートしたため、似たような作りでした。
save the cat では、OPイメージとFINイメージは、主人公のビフォーアフターになると書かれています。
この氷を切り出すシーンが「主人公のビフォー状態」とは言いづらいと思います。
やっぱりこれは仮のOPイメージだと、自分では認識したいと思います。



◇テーマの提示その1
湖の氷を切り出す村の男たちが歌を歌っている。その歌詞がテーマの提示。
ここは当然ながら、英語の歌詞がわかりやすいです。
以下歌詞の抜粋。

 @冷たく澄んだ心を切り出して、愛にぶつけろ、恐怖にぶつけろ
 @let it go


※)let it go について
この歌は氷の切り出し歌なので、ここでは「切り出した氷よ、さぁ行け」的な意味で使われています。
でも後々、エルサの歌う let it go にかかってくるので、重要な伏線。



◇セットアップ
 @アナとエルサの子供時代
 @アナに魔力はないが、エルサは雪や氷の魔法を使える
 @エルサの魔法で遊ぶ二人
 @楽しく遊んでいたが、エルサの魔法がアナの頭に当たってしまう
 @気絶するアナ

 @両親とエルサは気絶したままのアナを連れ、森の中へ
 @トロールたちのもとへ行き、アナを助けてもらえるよう頼む



◇テーマの提示その2(アナ側)
トロールの長「当たったのが心臓でなくてよかった。心は変えるのが難しいが、頭なら丸め込める」



◇セットアップ続き
 @魔法に関した記憶を、すべて魔法無関係の記憶に書き換えられてしまうアナ
 @アナはエルサの魔法のことは忘れてしまう
 @この様子を、子供だったクリストフが見ている
 @魔法の力が生まれつきで、年々強くなってきているエルサ



◇テーマの提示その3(エルサ側)
トロール長「力をコントロールするのだ。恐怖心が危険につながる」



◇セットアップ続き
 @エルサが魔力をコントロールできるようになるまで、世間から隔離してしまう両親
 @アナからも遠ざかるよう両親に言われるエルサ
 @城が閉ざされ、エルサは自分の部屋に引きこもる
 @アナは魔法の記憶を失っているため、なぜエルサに拒絶されるのか分からない



※歌の途中で、セットアップからOPイメージに突入します

 @エルサに拒絶されたまま、アナは孤独に成長していく
 @エルサのほうは、どんどん強くなる魔力におびえ、手袋をするようになる
 @手袋をしていれば、少しは安心できる。魔法の力を隠しておける
 @自分の力で誰かを傷つけるのが怖いエルサ



 @アナとエルサがずいぶん成長した頃、両親が帰らぬ人となる
 @二人きりになってしまった姉妹
 @両親が死んでも、エルサは人前に出ることができない




◇OPイメージその2
 @助け合いたいのに、助け合うことができない二人
 @二人は一枚のドアを隔てて共にいるはずなのに、互いに孤独な状態



城が固く閉ざされていて、二人っきりの姉妹なのに、互いに関わり合いになれない状態。
こちらが本来のOPイメージだと思われます。
FINイメージと対になるため。



◇セットアップ続き
 @それから3年後、夏
 @エルサが成人し、戴冠式が行われることになる
 @城が開かれ、ほかの国からもたくさんの客がアレンデールを訪れる
 @成長したクリストフも城下町にいる
 @訪問客の中にウェーゼルトン公爵がいる。アレンデールの富を奪おうとしている




 @久しぶりに城が開かれ、浮かれるアナ
 @初めてのパーティーで運命の人に出会えるかもしれないと、期待を膨らませる
 @一方エルサは、手袋を脱がなければならない戴冠式で、魔力がみんなにばれないかと心配
 @対照的な二人


 @アナとハンスが街で出会う
 @初対面から好印象同士の二人

 @戴冠式はエルサの魔力がばれることなく、無事に終わる
 @戴冠式後の舞踏会で、姉妹二人は本当に久しぶりに会話をする
 @楽しいひと時を過ごす二人だが、アナの願いがエルサに影を落とす

アナ「毎日こうして城が開かれていればいいのに」
エルサ「無理なのよ」
アナ「なぜなの?」
エルサ「無理なものは無理」(理由は言えないエルサ)




 @舞踏会でハンスと再会するアナ
 @ハンスは自分とよく似ていると思うアナ
 @短時間で恋に落ち、婚約する二人




◇きっかけ
 @アナがエルサに婚約の報告をする
 @反対するエルサ

エルサ「会ったばかりの人と結婚なんて許しません」
アナ「真実の愛ならできるわ」
エルサ「あなたに愛のことなんて解るの?」
アナ「じゃあエルサには解るの? いつも人を避けてばかりのくせに!」
エルサ「…っ…とにかく許しません!」

 @頑なに拒否するエルサを責めてしまうアナ

アナ「なにをそんなに怖がっているのよ!」
エルサ「ほっといてって言ってるでしょう!」

 @感情的になったエルサから魔法が飛び出してしまう
 @そこにいた全員に魔力がばれてしまうエルサ
 @ウェーゼルトン公爵に化け物扱いされ、エルサは城を飛び出す



◇悩みの時~第1ターニングポイント(エルサ側)
 @港に出てしまい、逃げ場のなくなるエルサ
 @このままでは追いかけてくるアナに捕まってしまう、どうしようと振り返る

 @自分の踏んだ場所が凍ることが解るエルサ
 @そのまま海へと駆け出し、海を凍らせながら逃走
 @しかしその魔法のせいで国全体が冬になり、凍りついてしまう



◇悩みの時~第1ターニングポイント(アナ側)
アナが悩んだり疑ったりしないキャラなので、かわりにウェーゼルトン公爵やハンスが疑問を投げかける役目になってます。

 @エルサがこんな魔力を持っていたなんて知らなかったアナ

ウェーゼルトン「女王は化け物だ。アナ王女も化け物に違いない」
アナ「二人とも普通の人間よ!」

アナ「私がエルサを怒らせたためにこうなったのだから、私が追いかける」
ハンス「危険すぎる」
アナ「危険なんかじゃない。エルサに会うだけよ」
ハンス「女王を信じられるのか?」
アナ「大丈夫に決まってる。だって姉さんなんだから」

 @アナは一人、馬で出発
 @アナがエルサを連れて戻るまで、国のことはハンスが任せられることに





つづく





ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

ぐろわ姉妹
潮八(姉):発動する人
斑丸(妹):調整する人

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