2016年01月03日 - さかえのよ

ジャスティー編・各話のミニ紹介

「葛飾、最後のピース」更新
01 /03 2016
葛飾、最後のピース ジャスティー編

◆第1話「言えなくなった言葉」
「ねぇ――あたしのこと好き?」
母からその質問が出ると、俺はいつも言い返す言葉を失う。



◆第2話「最高の宝物」
「おたから?」
「そう。結婚する前、お父さんがお母さんにくれたのよ」



◆第3話「十円で引き受けた難題」
「ヨシくんがずうっと守ってて……ずうっとよ」
お願いよと何度も繰り返し、ずるずると泣き伏した母は土下座するように床に手をつく。

ここまではジャスティーが子供の頃の話です。
彼が「ほんとのヒーロー」に固執する原因がこの3話分に描かれています。



◆第4話「近いのに遠い場所」
「いたんだ、母さん」
「母さんじゃないでしょ。ノンちゃん」

母と息子の不自然な関係、絶賛続行中。



◆第5話「おんぶと抱っこ」
『忘年会やりたいんだけど、ジャスティー幹事頼めない?』

幼子二人をおんぶと抱っこしてる親御さん、たまに見かけますよね。
本当に大変だと思います。ひそかに「ガンバ!」って思ってます。



◆第6話「重荷の運び方」
「……引き受けたのは自分だろ? 一人でやれって。なんで俺まで巻き込むんだよ」

この回、作者がどうしてもやりたかった「絞め技」が入った回です。
チョークスリーパーとどっちにしようか、無駄に何時間も費やして吟味したのはいい思い出。



◆第7話「女には優しく」
「女の子は笑顔で座っててくれれば、それでいいんです」



◆第8話「男には誠実に」
私利だ私欲だではなく、馬鹿な無茶ぶりにただ本気で乗ってきてくれる。そんな友人を持ったことが、ありがたく、そして申し訳なくもあった。



◆第9話「やるなら本気の現実逃避」
「葛飾じゃ昔から、そういうのを『ヨサパラ』ってんだ」



◆第10話「ハンドカフ」
「あんた、それいつもしてるよな。風呂でも外さないけどなんなの?」
不意の問いに、正義は左腕を隠したい衝動に耐える。



◆第11話「スカートへの想い」
「あんたがメンズスカート作ってほしいなんて変態なこと、簡単に頼むからよ」



◆第12話「誰のために履くの」
「あの子ね、私のためにスカートを履き始めてくれたの」
それは堀田金属での事故から一か月半が経った頃、彼女がまだ寛太郎で、正義もジャスティーではなかった頃の話だった。

ここでちょっと、昔話が入ります。
正義がスカートを履き始めたきっかけの話です。



◆第13話「架け橋」
「童画背信?」
「今まったく違う意味で伝わったよね」

正義の妹、真由美の出番が一番多い回です。
この回で一番書きたかったのは、上記のやり取りです。
ここがザ・見どころ。



◆第19話「マイウェイ」
おどけた正義が「俺もどっか別の街に引っ越そうかな」と肩をすくめると、一英は大将曰くと前置きし、人差し指を正義に突きつけた。

これが自分のやり方、自分の行く道。
やっとそこへ戻ってまいりました。



◆第20話「乗り換え駅」
どこが可愛いというわけでもなく、どちらかと言えばパッとしない、暗い感じすら漂う彼女はなぜだか寿夫の目を引いた。
そうでなければいいと思いながら、寿夫は意を決し近寄っていく。
「好きなの? 電車」



◆第21話「その日、この星は陰極まって陽となる」
「あらやだ! 手なんか繋いじゃって!」
「んまっ! リア充は来なくていいのよ、リア充は!」

20話と21話は、多分、浮いてる回だと思います。
ここはあとから付け足した回なのです。
「新小岩と言えばこれ」っていう現状を、なんだか慰めたくて書いた回です。
解決したいとか、やめさせたいとかじゃなく。
なんだか、ただ慰めたいなぁと。
その人個人だけでなく、名所の名を与えられた土地そのものも慰めたかったんです。
それが汚名なのかどうかも正直、私には解らないです。
奇しくもそこはパラダイスと歌われて。天国に一番近い場所と皮肉ることもできる。
けれども、その駅、終着駅じゃないんですよ。
単なる鈍行と快速の乗換駅なんです。
だから……できれば、一人でも別の道に乗り換えて欲しいなぁと思いながら書きました。



◆第22話「強行レドックス」
十円玉は一瞬で新品のごとく生まれ変わった。

十円玉をきれいにする方法、色々調べたんですけど、この方法が一番かっこよかったです。
でもこんなんで本当にきれいになるのでしょうか。
実際やったことのないことばかりを、さも知ってるかのように書く毎日。



◆第23話「お楽しみはこれからだ」
「良かったら僕にあなたのお肌、剃らせてくれませんか。お化粧ノリがよくなりますよ」

顔そりはほんと気持ちイイですよ。



◆第24話「パラダイス・リファウンド」
「なんでジャズ。なんで英語」
「葛飾にも外国人が増えたからって言ってたよ」

この回って、葛飾音頭知らない人にはなんじゃらほいな気がします。
まぁ知ってるような気になってお読みくだされば結構です。
知らなくてもダイジョブダイジョブ。
サブタイトルは「パラダイス・ロスト」という言葉を元ネタにしてみたんですけど、どうなのでしょうね。
解りづらいんでしょうか。
近場の人間に「パラダイス・ロストって言葉知ってる?」と聞いてみたところ、知らなかったので…。
失楽園のことらしいです。
ロストの反対はファウンドだからと思って「パラダイス・ファウンド」で検索すると、割と英語圏のものがヒットします。どうも、アリな英語らしい。
ところが「パラダイス・リファウンド」になると、ないんだなぁ…。
リファウンドはre-found、たまに辞書に載ってる時もありますが造語です。
「パラダイス・リファウンド」
英語として間違ってるような気がビシビシしますが、ここで言い訳したからまぁいいや。



◆第25話「届け七色ピースメイカー」
「いいな、冬の花火! 見えるよ、虹に!」
正義はその言葉に微笑み、二人は胸に響く爆音を見上げる。

イグアナ顔の正義パパの中には、とてつもない乙女が住んでいます。



◆第26話「そして、世界は生まれ変わっていく」
毎日繰るはずのその光景は、初日の出というだけでド派手なめでたさを付加するが、事実、なんのてらいもないだけに、ただひたすらに神々しい。


葛飾、最後のピース ジャスティー編

ぐろわ姉妹

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