2016年04月03日 - さかえのよ

(潮)主人公が見つかった

「私のあなた、あなたの渡し」日記
04 /03 2016
一か月ほど前に「あたりがついてきた」なんて言ってましたけど。
そこで書いていた内容を今日はバッサリと撤回するぜ。

以前の記事ではアルファベットで書いてましたが、解りにくいので以下、キャラ名で書いちゃいますね。
公開前からネタバレとか気にしない。
なにより、忙しい妹がいつかここを見た時に製作過程が解るよう、説明していきたい。
あと、自分が読み返した時にも役立つように。

***

まず。
B(タット)じゃなくC(カンク)が主人公だなんて言ったわけですけど、これがとんだ見当違い。
いろんな映画を見て、ジャンル分けしてみて、save the cat で書かれている内容が少し解ってみると。
とりあえず、カンクは主人公じゃないことが解ります。

主人公にするべき人物はこんな人、という条件が本書にはこうあります。

・設定された状況の中で一番葛藤する
・感情が変化するのに一番時間がかかる
・楽しんでもらえる客層の幅が一番広い

「私のあなた、あなたの渡し」という作品には多くのキャラが出てくるけど、主人公になりうるだろうキャラはタットとカンクの二択です。
他のキャラが主人公になるなら、それはもう番外編です。
で、この二択のうち、どっちが条件にあてはまるかって考えると。
カンクじゃないな、って結論する。

だって、ストーリーの始点から終点までにおいて、カンクに葛藤というものはないんだもん。
そりゃこまごまとした葛藤はあるけど、それはストーリーの核になるような葛藤じゃない。
主軸から考えると、カンクの心はストーリーのもうずっと前から決まっているということになり、彼に迷いはない。
葛藤がないのだから、ストーリー中も事を淡々と進めるだけで、感情にはなんの変化もない。
そして、おっさん侍なので、楽しんでもらえる客層もきっと狭い(笑)

じゃあやっぱりタットか?ってなる。
多分、タットで正解なんだよ。
3つの条件にも、そこはかとなく合ってるし。
なのに上手く機能してなかったのは、今までのタット像じゃ主人公としての役目が果たせてなかったってことなんじゃないかな。

なにがタットに足りなかったのかを考えてみると、

・設定された状況の中で一番葛藤する
・感情が変化するのに一番時間がかかる

この2つの条件がハッキリと満たせておらず、なんというか、ぼんやり、やんわりしすぎてたんだと思う。
あることはあるけど、ぬるい。そんな感じかな。
でもいい線はいってたと思う。

じゃあどんなタット像ならいいのかっていうと、恐らくはカンクの真逆をいくとバランスが取れるんじゃないだろうか。
なんでカンクの真逆なのか。
それはこの話が、タットがカンクと絡むことによって変化する話だから。

実は、私が書きたいのはカンクなんですよ。
どう考えても、主人公役のタットじゃない。
だって本当に書きにくかった、彼のことは。
「葛飾、最後のピース」の時もそうだった。
一英よりジャスティーが書きたい。
そして事実、一英は最後まで書きにくかったし、ジャスティーは終始書きやすかった。
ってことはですよ。
私の改善点は、

ステップ1:自分でも主人公のことがよく解らない
ステップ2:そのおかげで主人公設定があやふや
ステップ3:結果的に、主人公の成長が描けない

というダメダメな流れなんですよ、きっと。
この流れさえ変えられれば、きっとずっともっと製作は簡単になるはず!
逆に私の長所はというと、「主人公の相方ならバッチリ思いつくこと」と言えます。

公開してませんが、以前に落語の「元犬」をモチーフにした作品をちょっと書いたみたいなこと言ってましたが、これもそうでした。
私はこの時、犬のほうを主人公に書いちゃったんですが、間違ってました。
犬は「相方」のほうだったんです。
だから、この作品もうまくまとまってはいませんでした。

そんなこんなで、今回得たヒラメキはこれだ。

……相方から思いつくなら、この際、相方ありきの主人公像を作ればいいんじゃね……?

書きたい、書きやすいのがカンクなら、いっそのことカンクを起点にして主人公役を作ればいいんだってことに、やっと気づきました。
それ以外、突破口が見当たらないし、たぶんそれが一番手っ取り早いはず。
そして。
今だから、この気づきを受け入れられるなって思う。
以前はもっと、「初めの発想」ってやつに執着があった気がします。
執着っていうと怖いな。愛着、ね、愛着。
今は、発想なんか湧いてはかきすてていくものだと思えています。
目指すは発想の保護ではなく、よりよいものの完成。

いい具合に時間も経ってるので、変えちゃうことに抵抗はない。私は、ね。
妹はどうかな。

まぁそんなわけなんでね。
タットの改造に着手していこうと思ってます。
タット像がカンクの真逆になっていけば、設定もおのずと変わるとこ出てくるだろうし、エピソードも幾つか変化するかもしれない。
今までのタットじゃなくなると思うけど、物は試しでトライしてみようと思う。
もしかすると年齢変更もあるかも。
さすがに性別変更はないだろうが^^

変わっちゃうのさみしい?
ダイジョウブ。
削るとこ削って、目立たせるとこ目立たせるだけだから。
根っこは変わりようがないから。
ストーリーは以前のものより、ぐっとまとまる予感がします。

どんなふうに改造していくかは、また別記事にて。

ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

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