2017年01月23日 - さかえのよ

(潮)映画「ミニミニ大作戦」のビート-1

ミニミニ大作戦
01 /23 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****

今回は手短に書くぞ。




題: ミニミニ大作戦 (原題: The Italian Job )
ジャンル: 金の羊毛(強盗羊毛)
主人公: チャーリー
主人公が倒すべき敵: スティーブ


◆第1幕

◇オープニングイメージ
 @チャーリーが、大量の金塊を盗む計画を立てている


◇セットアップ
 @金塊があるのはベニス
 @チャーリーを含め、一味のメンバーが6人登場
 @その中の一人、ジョン(じーさん)には娘がいる
 @ジョンは金庫破りの達人
 @チャーリーは計画を立てる役割、一味のリーダー
 @チャーリーの綿密な計画と、それを実行できる能力のある仲間たち
 @金塊を盗む計画を実行中、スティーブだけが単独行動(裏切者の伏線)
 @ジョンは道具に頼らず手の感覚だけで金庫を破る
 @見事に金塊強奪完了! やったね! これで何を買う?
 …メンバーからは、大豪邸、最高級車、最高級スピーカー、と出る。が、スティーブだけは「別に考えていない」と答える。作中ずっと「想像力がない」と言われ続けるスティーブ。その一端。「ただ金が目当て(リッチになりたいだけ)の盗み」であることの一端。


◇テーマの提示
 @盗人には2種類いる
 …金が目当てで盗みを働く者と、盗みが生きがいの者。

ジョンがチャーリーに、こんなことを語る。
「後者にはなるなよ。俺のように人生を棒に振るからな。娘がいても共に過ごせず、人生の大半がムショ暮らしだ。家族に寂しい思いをさせてしまう。俺は後悔している。だからお前は、残りの人生、一生を共にする女を見つけ、絶対に手放さないようにしろ」

※注)
このセリフの後で、こんなような会話があるが、個人的に意味がまだ分かっていない。
一味が逃亡してきたのは雪山なのだが…

スティーブ「おい、そろそろ下山しようぜ! 凍えちまう!」
ジョン「わかったよ! 凍えちまうってさ。お前は?(チャーリーに)」
チャーリー「別に」

なんか意味ありげなやり取りだったんだけど、なんでしょう?
夢のある皆は寒さなんか感じないけど、夢のないスティーブだけが寒いってことかな?



◇きっかけ(チャーリー)
 @金塊を載せた車にみんなで乗り込み、ノリノリで下山中、スティーブに裏切られる一味
 @スティーブの仲間も登場(金塊を盗む際、スティーブのツテで強奪に協力していたオッサンたち)
 @チャーリー一味は命からがら逃げるが、金塊はすべて奪われ、ジョンも殺されてしまう
 @チャーリー一味として残ったのは、チャーリー含め4人に


◇悩みの時(チャーリー)
◇第1ターニングポイント(チャーリー)
 @父のように慕っていたジョンが死んでしまい、悲しみに暮れるチャーリー
 @そろそろ行こうと仲間たちが言う
 @復讐を決意した様子のチャーリー


◇セットアップ続き
 @それから一年後
 @金庫破りの仕事をしているジョンの娘、ステラ
 @彼女は犯罪には手を染めておらず、警察や金庫業者からも仕事を頼まれるような、金庫破りの名人
 @ステラは最新機器を駆使して金庫破りをする
 @ステラは、「私はお金のためにこの仕事をしているの」というスタンス


◇きっかけ(ステラ)
 @ステラのもとを久々に訪れたチャーリー
 @だがステラには「チャーリーが盗みに誘ったりしなければ、父は死ななかった」という思いがあり、チャーリーを歓迎しない
 @やっとスティーブを見つけた、金塊を取り返すため、スティーブの金庫を開けてほしい、とチャーリー
 @金塊には絵が刻印がしてあり、その刻印を手掛かりに金塊の動きを追っていた
 @「私は仕事で金庫を開けるだけ。泥棒じゃないわ」と断るステラ
 @「目的は金じゃない。ジョンは親父も同然だった」とチャーリー
 @本当の親子だったステラ、そのセリフで微妙な表情。謝るチャーリー
 @チャーリーは金ではなく、気持ちで動いている


◇悩みの時(ステラ)
◇弟1ターニングポイント(ステラ)
 @「過去のことよ」とチャーリーを追い返したステラだったが、気持ちの上ではやはり父の死にケリがついていない
 @悩んだ末、父の命を奪った真犯人、スティーブに復讐することを決意するステラ
 @チャーリーに協力することを告げる

これで、チャーリーとステラ、いずれもがアンチテーゼの世界に入ったことになる。
ジョンが死ぬまでは、ただ「金のために」盗みを働いていたチャーリー。
チャーリーが現れるまでは、ただ「金のために」金庫破りをしていたステラ。
ジョンの死を悼み、スティーブへの復讐を決意をしたことで、二人は「金のためではない」理由で盗みを働くことに。





つづく

※ここまでで約30分。
だけどアクションシーンに時間が割かれているので、悩みの時から弟1ターニングポイントあたり、チャーリーもステラもかなりのハイスピードでビートを消化していく。そこらへんはセリフもなく、ほぼ動きと表情だけで展開。

ぐろわ姉妹

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