2017年11月 - さかえのよ

(潮)ジャンル仕分け一覧

◆脚本術/ジャンル仕分け
11 /08 2017
今までにジャンル仕分けした作品をまとめました。
記事にはしなかったけど、これはこのジャンルじゃないか?という作品も含まれています。
ハリウッド式の仕分けなので、日本の作品は無理やり仕訳けてる感あり。
今後も、仕分けしたものはここに追加していく予定です。
(※脚本術勉強中のため、間違っている可能性があります)



◆家の中のモンスター
 なし

◆金の羊毛
 カラフル(小説)
 サイモン・バーチ
 モンスターズ・ユニバーシティ (モンスターズ・インク2)
 ミニミニ大作戦
 ファインディング・ニモ

◆魔法のランプ
 ジョー・ブラックをよろしく
 メン・イン・キャット

◆難題に直面した凡人
 モンスターズ・インク
 12モンキーズ
 ダイ・ハード3

◆人生の岐路
 シュガーラッシュ(金の羊毛から訂正した経緯あり)
 ベンジャミン・バトン 数奇な人生
 ベイマックス
 ファイト・クラブ
 チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル(ディラン側)

◆相棒愛
 スプラッシュ
 アナと雪の女王(※現在、金の羊毛なのではと疑っている)
 ヒックとドラゴン
 ズートピア
 チャーリーとチョコレート工場
 君の名は。

◆なぜやったのか
 エイプリル・フールズ
 セブン

◆おバカさんの勝利
 世界最速のインディアン

◆組織の中で
 ブラック・スワン
 チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル(ナタリー側)
 セッション
 マグノリア

◆スーパーヒーロー
 チャッピー
 ヒックとドラゴン2(?)
 魔法使いの弟子
 ドラゴンボール(ハリウッド実写版)

(潮)映画「君の名は。」を分類してみる その2

君の名は。
11 /07 2017
※この記事にある分類は、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ネタバレしてます。


****

以前に、映画「君の名は。」を分類してみる、という記事を書きました。
小説を読んだだけで分類してみようという暴挙でした。
今、ざっと読み返してみたらチラホラ適当なことが書いてありましたね。
別に彗星落下を阻止しようとはしていないよ(笑)

今回やっと映画を鑑賞することができましたので、映画を観たうえでのアンサー記事を書いてみたいと思います。
でもまた適当なことを書くだろうと思います。

ちなみに私は、2回鑑賞しました。
皆さんおっしゃるように、2回以上見たほうが楽しめますね。
時間が入り組んでいるので、初回は混乱必至。
このシーンはあのシーンよりも過去だったのか、などが2回目のほうが分かりやすいです。
映画を鑑賞してみた結果、やっぱりジャンルは「相棒愛」だなと思いました。
以下、アンサー。

****

>途中でビックリ展開になる
>今まで体入れ替わり系のラブコメかと思っていたら、突如、彗星が地球に向かって落っこちてくる展開になるから

これ、映画を観た人から聞いていた話では「突如」だったのですが、突如でも何でもなかったです。
かなり初期段階から彗星の話出てるし、なんならOPイメージがもう彗星落下シーンでした。


>なんでここでビックリするかというと、「ジャンル」がここで切り替わるからじゃないか
私が観た感じ、ジャンルは切り替わっていないと思いました。
この映画、一貫して相棒愛ジャンルだと思います。


>映画のスタートはこんな設定、展開から始まる。
>1…とある男女がいて、二人の体が入れ替わる
>2…しかもきっかけは、入れ替わりたい(生まれ変わったら男になりたい)と願ったこと
>これらは「魔法のランプ」というジャンルに属すものだから、観客はこの映画を「ラブコメ要素の入った、魔法のランプ」だろうと思い込むんじゃないか

これ、どうでしょうかね?
脚本術など無関係な観客としては、やっぱり騙されますかね?
私はミスリードする意図を感じなかったというか、魔法のランプっぽさを特別に演出しようとはしてないなと思いました。
なぜなら、上記の2がビミョーだからです。
映画のシーン順番としてはこうでした。

①映画冒頭から、すでに体の入れ替わりが始まっている
②だがまだ何が起きているか主人公たちに自覚はない。なんかそんな夢見たかなーくらいに思ってる
③そんな中、「こんな町いやだ、生まれ変わったら東京のイケメン男子になりたい」とミツハが願う

こんな順番だから、観客が映画鑑賞している流れの中では、「生まれ変わりたいと願ったことが、入れ替わりのきっかけ」(魔法のランプ発動)とは受け止められません。
でもストーリーの時間軸では、これを願ったミツハは実は3年前のミツハなので、この願いがきっかけで入れ替わりが起こったとも考えられます。
ほーらね。ビミョーです。
しかしいずれにせよ、この映画は「相棒愛」ジャンルで一貫してると思うので、監督が「魔法のランプ」としてミスリードしようとしてた感じはありませんでした。
でもCMでは、かなりミスリード狙ってたと思います(笑)


>「魔法のランプ」のつもりで映画を観ている。
>なのに突如、彗星落下の危機がやってくる。
>なんだなんだ、思ってたのと違うぞ!?
>って観客は驚く。
>この、「一般市民が彗星落下を阻止せねばならない」という展開に、観客はこう思うのではないでしょうか。
>この映画は「難題に直面した凡人」ジャンルだったのか!と。

はい、そうは思わない(^^;)
さっきも書いたけど、一応ここでも凡ミスを訂正します。
彼ら、彗星落下を阻止しようとはしてません。
彗星落下で死ぬことになる人々を非難させようとしているのです。
この要素自体は「難題に直面した凡人」ジャンルではあるけど、やはり監督がそうミスリードしようとしてる感じはありませんでした。
観客もそう思って観てはいないんじゃないかな。
人々を非難させなきゃってなるのは、だいぶ後半ですものね。
「なんだなんだ、思ってたのと違うぞ!?」とはならないよね。
なるかな?
人による?
このへんでもやはりずーっと相棒愛で一貫してるので、「難題に直面した凡人だったのか!」とはならないように思いますが。


>男女二人の体が入れ替わらなくなったあたりからが、第2幕だと思う
違うと思います。
予想がポンコツすぎるぞ、私。
多分、二人が入れ替わってることを確信したところが第1ターニングポイント。
そのあとが2幕。
前前前世の曲に合わせて、慌ただしく入れ替わり生活に奮闘してるところが、お楽しみビートです。


>この3幕構成にもビックリの要素があって。
>「魔法のランプ」だと思って観ている観客は、二人の体が入れ替わったところからが第2幕、と感じていると思うのです。
>だからジャンルだけでなく、構成の上でも、彗星落下にビックリするんだと思うのです。
>まだ本題に入ってなかったのかよ!と。
>今までのドタバタ劇はセットアップだったのかよ!と。

だからな、そうは思わないんだよ。
そういう意味でビックリなんかしないんだよ。
もう訂正するのイヤになってきた。
予想がほとんど違います。
ビックリした人たちが何にビックリしたかは分からないけれども、少なくとも、「二人の体が入れ替わったところからが第2幕」とは感じなかっただろうし、「彗星落下以降が本題だったのか!」とも、「今までのはセットアップだったのか!」とも思わなかったことでしょう。
そういうところでビックリしたんじゃないと思う。
何にビックリしたかはわかんないけど、そこじゃないとだけは言える。


もうこれ以上はアンサー面倒くさいから、そのうちビート仕分けの記事書いてみます。
ざっと仕分けしてみた感じ、やはりハリウッド映画ではないからきっちりと分けられないところもあるけれど、トライしてみます。


【追記2017/11/7】
>この映画がヒットした理由のひとつには、この「ジャンル混合の意外さ」もあったんじゃないかなと思います。
私が実際に映画を観たところ、ジャンルが混合してる気はしませんでした。
一貫して相棒愛。
ただ、他のジャンルが扱うべき要素が入っているだけ。
つまり、3つのジャンルをまたがってる、という予想は間違いでした。
ですが先ほど、アメリカ人の口コミかなんか見てたら、ジャンルに惑わされてる方の意見がありました。
こういう映画だと思って観てたら、予想と違う展開になる、びっくりするよ!ワクワクするよ!みたいな。
ハリウッド映画になれてる人は、別ジャンルの要素が入っているだけでも、やっぱりなんのジャンルか混乱してくるのかもかれません。


ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

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潮八(姉):発動する人
斑丸(妹):調整する人