(潮)第2ターニングポイントに起こること
ビート関連
第2TP(ターニングポイント)。
自分的には「第3幕への侵入・選択」とか表記してるときもありますが、今日は第2TPで書きます。
これはいつものことながら、自分なりの言葉で、忘れないようにメモしておくための記事です。
教科書どおりのちゃんとした情報じゃないので、お間違えなくです。
****
第2TPで起こることはふたつ。
① 「アッと驚くこと」が起こる
② ①の結果、分離していた何かが再合流・再結成・再始動にいたる
(この「分離」は、「ミッドポイント」以降のビートで起こる)
①「アッと驚くこと」
これは、なんらかの出来事だけではなく、なんらかの情報であることも多い。
たとえば、こんな言葉がついちゃうような出来事や情報など。
分かりやすく赤字にしてみる。
・隠されていた真実が明かされる
・思ってもみなかった方法に気づく
・目からウロコの情報を得る
・灯台下暗しな証拠を見つける
これらの共通点としては、だいたいこんな感覚が伴う。
・ずっとそこにあったのに、どうして気づかなかったんだ!
・目には入っていたのに、今さら気づくなんて!
・知ってはいたけど、つながってたなんて!
・これってあれのことだったのか!
・そういえばそうだったじゃないか!
などなど。
それまで見せられてきた過程に、ビシッと繋がるような感覚。
ここまでの間に伏線が張られてきているので、第2TPで「アッと驚くこと」が起きた時、主人公も観客も「ここですべてが繋がった」とか「謎はすべて解けた」とか「やっと解決する」といった感覚を得ることができる。
ちなみに、この「アッと驚」くパターンには、幾つか種類があるようだ。
・主人公と一緒に観客もアッと驚く
・主人公よりもずいぶん前に観客は気づいてる
・主人公が驚く前に観客はうすうす気づき始める
・主人公は驚かないけど、他の登場人物や観客が驚く
など。
観客にとってどのパターンになるかは、アッと驚くまでに、どれだけの情報が観客に提供されているかによるっぽい。
実例をまとめておく。
◆魔法使いの弟子
分離…バルサザールとデイブの気持ちがかみ合わない
①…バルサザールの過去をデイブが知る(そんなことがあったの! という驚き)
②…デイブが同情的になり、二人の気持ちが一つになり再始動へ
◆シュガーラッシュ
分離…ヴァネロペとラルフが仲たがい
①…ヴァネロペがシュガーラッシュの主要キャラだったことをラルフが知る(なぜ主要キャラがこんな状態に! という驚き)
②…ヴァネロペと再合流し、ラルフが謝り、再始動へ
◆ヒックとドラゴン
分離…フューリーを奪われる
①…自分がバイキングらしくなかったからこそドラゴンと仲良くなれた、という事実に気づくヒック(そんな風に思ったことなかった! という驚き)
②…フューリーを追いかけ、再合流し、再始動へ
◆アナと雪の女王
分離…クリストフが意識朦朧とするアナを城の人々に預け、城から離れていってしまう
①…クリストフに好かれていることを知るアナ(それが本当の愛だったなんて! という驚き)
②…クリストフを追いかけ、再合流し、再始動へ
◆ダイハード3
分離…犯人逃亡により、事件が未解決のまま終わろうとする。事件と、警官であるマクレーンが引き離される
①…犯人に手渡されたアスピリン瓶に住所発見(こんなところに手掛かりが! という驚き)
②…犯人を追いかけ、捜査が再始動へ
◆ミニミニ大作戦
分離…金塊奪還の作戦がいったん中止になる。その後、完全に遂行不可能になる。作戦と、チャーリーたちが引き離される
①…父が娘である自分をいつも想ってくれていたのだと知るステラ(そんな風に思っていてくれてたなんて! という驚き)
②…金塊奪還への初心をチャーリーとステラは確認しあい、再始動へ
◆ベイマックス
分離…ヒロと仲間たちの気持ちがかみ合わず、仲間を置いていってしまうヒロ
①…ベイマックスの中に兄のデータ(想い)が残っていることを知るヒロ(兄の想いを自分は無視してしまっていた! という驚き)
②…仲間たちと初心を確かめ合い、再合流、再始動へ
◆ズートピア
分離…ジュディとニックが仲たがい
①…玉ねぎみたいなあの植物の本当の効能を知るジュディ(この植物のせいだったなんて! という驚き)
②…ジュディがニックに謝り、再合流、再始動へ
※注)この流れにあてはまらない映画もあると思います。
自分的には「第3幕への侵入・選択」とか表記してるときもありますが、今日は第2TPで書きます。
これはいつものことながら、自分なりの言葉で、忘れないようにメモしておくための記事です。
教科書どおりのちゃんとした情報じゃないので、お間違えなくです。
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第2TPで起こることはふたつ。
① 「アッと驚くこと」が起こる
② ①の結果、分離していた何かが再合流・再結成・再始動にいたる
(この「分離」は、「ミッドポイント」以降のビートで起こる)
①「アッと驚くこと」
これは、なんらかの出来事だけではなく、なんらかの情報であることも多い。
たとえば、こんな言葉がついちゃうような出来事や情報など。
分かりやすく赤字にしてみる。
・隠されていた真実が明かされる
・思ってもみなかった方法に気づく
・目からウロコの情報を得る
・灯台下暗しな証拠を見つける
これらの共通点としては、だいたいこんな感覚が伴う。
・ずっとそこにあったのに、どうして気づかなかったんだ!
・目には入っていたのに、今さら気づくなんて!
・知ってはいたけど、つながってたなんて!
・これってあれのことだったのか!
・そういえばそうだったじゃないか!
などなど。
それまで見せられてきた過程に、ビシッと繋がるような感覚。
ここまでの間に伏線が張られてきているので、第2TPで「アッと驚くこと」が起きた時、主人公も観客も「ここですべてが繋がった」とか「謎はすべて解けた」とか「やっと解決する」といった感覚を得ることができる。
ちなみに、この「アッと驚」くパターンには、幾つか種類があるようだ。
・主人公と一緒に観客もアッと驚く
・主人公よりもずいぶん前に観客は気づいてる
・主人公が驚く前に観客はうすうす気づき始める
・主人公は驚かないけど、他の登場人物や観客が驚く
など。
観客にとってどのパターンになるかは、アッと驚くまでに、どれだけの情報が観客に提供されているかによるっぽい。
実例をまとめておく。
◆魔法使いの弟子
分離…バルサザールとデイブの気持ちがかみ合わない
①…バルサザールの過去をデイブが知る(そんなことがあったの! という驚き)
②…デイブが同情的になり、二人の気持ちが一つになり再始動へ
◆シュガーラッシュ
分離…ヴァネロペとラルフが仲たがい
①…ヴァネロペがシュガーラッシュの主要キャラだったことをラルフが知る(なぜ主要キャラがこんな状態に! という驚き)
②…ヴァネロペと再合流し、ラルフが謝り、再始動へ
◆ヒックとドラゴン
分離…フューリーを奪われる
①…自分がバイキングらしくなかったからこそドラゴンと仲良くなれた、という事実に気づくヒック(そんな風に思ったことなかった! という驚き)
②…フューリーを追いかけ、再合流し、再始動へ
◆アナと雪の女王
分離…クリストフが意識朦朧とするアナを城の人々に預け、城から離れていってしまう
①…クリストフに好かれていることを知るアナ(それが本当の愛だったなんて! という驚き)
②…クリストフを追いかけ、再合流し、再始動へ
◆ダイハード3
分離…犯人逃亡により、事件が未解決のまま終わろうとする。事件と、警官であるマクレーンが引き離される
①…犯人に手渡されたアスピリン瓶に住所発見(こんなところに手掛かりが! という驚き)
②…犯人を追いかけ、捜査が再始動へ
◆ミニミニ大作戦
分離…金塊奪還の作戦がいったん中止になる。その後、完全に遂行不可能になる。作戦と、チャーリーたちが引き離される
①…父が娘である自分をいつも想ってくれていたのだと知るステラ(そんな風に思っていてくれてたなんて! という驚き)
②…金塊奪還への初心をチャーリーとステラは確認しあい、再始動へ
◆ベイマックス
分離…ヒロと仲間たちの気持ちがかみ合わず、仲間を置いていってしまうヒロ
①…ベイマックスの中に兄のデータ(想い)が残っていることを知るヒロ(兄の想いを自分は無視してしまっていた! という驚き)
②…仲間たちと初心を確かめ合い、再合流、再始動へ
◆ズートピア
分離…ジュディとニックが仲たがい
①…玉ねぎみたいなあの植物の本当の効能を知るジュディ(この植物のせいだったなんて! という驚き)
②…ジュディがニックに謝り、再合流、再始動へ
※注)この流れにあてはまらない映画もあると思います。