(潮)映画「ダイ・ハード3」のビート-4 - さかえのよ

(潮)映画「ダイ・ハード3」のビート-4

ダイ・ハード3
02 /03 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****


◇心の暗闇
このビートはマクレーン側のビートです。

 @船からはなんとか逃げた二人だが、船は爆発を起こし海に沈んだ
 @サイモン一味がどこに逃げたかは分からない
 @追跡できるような情報はなにもない
 @完全にしてやられた警察たち
 @マクレーンとゼウスは、港で手当てを受けている
 @署長たちも駆けつけた
 @マクレーンは、サイモンにいいように操られ結局は取り逃がしたことに落胆する

マクレーン「俺の負けだ」
ゼウス「負けじゃない。まだ生きてるだろう!」(と、電話代をマクレーンに)


◇第2ターニングポイント
ここもマクレーン側のビート。

 @サイモンを捕まえることはできなかったが、ゼウスに促され、別居中の妻に電話をかけるマクレーン
 @公衆電話で妻が出るのを待ちながら、サイモンが最後にくれたアスピリンを飲む
 @妻が電話に出る直前、アスピリンの瓶底に書かれていた町名(?)に気づくマクレーン
 @電話をほっぽり出して、その町へと向かうことに
 @そこはカナダとの国境付近

※)薬の製造所がある町なのか、販売所のある町なのかはよく分からないが、その町にサイモンが行くだろうと気づいた様子


◆第3幕

◇フィナーレ
 @カナダとの国境付近にある町
 @警察たちをだまし、まんまと金塊を手に入れたサイモン一味は、その町にあるアジトで大喜びしている
 @しかし、すぐにここを出発してどこかへ逃亡するつもり(多分、国境を越えようとしてる)
 @そこへマクレーンたちがヘリにて登場
 @すっかり警察に包囲されているアジト
 @サイモンがヘリで飛び立ち、ダンプたちも逃げ始める
 @マクレーンの乗るヘリは、サイモンのヘリに銃撃され、飛行不能で着陸
 @地上に飛び出したマクレーンは一人、サイモンの乗るヘリと戦うことに
 @マクレーンは小さな銃一丁しか持っていない
 @サイモンはマシンガンかなんか持ってて、ヘリの照明でマクレーンを照らす
 @照明のせいでサイモンが見えないマクレーン

マクレーン「くそう、サイモン……顔を出せよ……一瞬でいいんだ……」

 @マクレーンを追い詰めようと、過度に低空飛行してきたヘリ
 @サイモンの勝利を確信した笑みが一瞬見える
 @その瞬間、マクレーンはヘリの頭上に、電線が張られていることに気づく
 @サイモンにではなく、電線に発砲したマクレーン
 @事態に気づいたサイモンだが、時すでに遅し
 @切れた電線はプロペラに絡み、ヘリはあえなく墜落、大炎上


◇FINイメージ
 @大けがをしながらも、なんとか生き延び、サイモンを殺すことに成功したマクレーンとゼウス

マクレーン「消防車でも呼んでやるか?」(笑)
ゼウス「いらないさ、よく焼いてやれ!」(笑)
マクレーン「はーっはっはっは、あぁ、しまった!」

 @妻を電話に呼び出したまま、ほったらかしにしていたことを思い出すマクレーン
 @ゼウスが再び小銭を渡し、マクレーンは公衆電話から妻に電話をかける

マクレーン「あぁ、絶対怒ってるよ、うちの妻はすんげー意地っ張りなんだ」
ゼウス「はっはっは、だから今でも離婚してないのさ!」



おしまい



****

【感想】
アクションものなんでそんなに記事数食わないと思ったのに、意外と4記事。
内容が濃いというか、伏線やらトリックやら、観客を楽しませるための混乱要素がたくさんあって、そのぶん記事が伸びました。

でもやっぱり好きだな、ダイハード。
第2幕に入ったあたりからは、あっちゃこっちゃで展開があって、それを同時進行的に見せてくるので、見てるこっちも落ち着いていられない。
サイモンを追うマクレーンとゼウスだけど、途中で二手に分かれることもしばしばなので、基本的に以下の4つが同時進行。

・マクレーンの行動
・ゼウスの行動
・爆弾処理に追われる警察たち
・金塊を盗むサイモン一味

サイモンがあの手この手をつかい、警察だけでなく仲間までだましているので、一回見ただけじゃやはり事態が分からない部分も多いかな。
ダンプが14台盗まれたけど、実際には7台が金塊を盗みに行くためのもので、ほかの7台は金塊とすり替える鉄くずを載せるためのダンプだったようです。
私がそのトリックに気づいたのは、3回見たころか。

この映画には、伏線がいろいろと張ってあって、全部は拾いきれなかった気がします。
一番拾えなかっただろうと思うのは、戦争とか軍隊関係の情報。
なんかよくわかんなかった。
爆弾担当の人は本当に義憤してこの事件を起こしたみたいだったし、残ったサイモン一味の中にも、まだ殺されそうな人もいたみたいだったし。
分かる人にはわかりそうな事情。
歴史的なことが分からんですみません。

途中、マクレーンの「すべてを失って」の最中、ゼウスがジンテーゼっちゃう流れがありました。
主人公はマクレーンなので、書くと混乱しちゃうかなぁとは思いつつも。
ゼウスのビートも書き記してみました。
テーマの提示が2つあったのも、このためだったのだろうと思います。

主人公と、その相棒、どちらもが成長する。
それを「両手打ち」とか言うそうな。
両手打ちの場合、二人目にもちゃんとプロット組んでやらねばならないそうで。
これが3人になると三手打ち、4人になると四手打ちだそうです。

そういやサイモンは最期、電線により死にましたよね。
私は、これがゼウスの言った、「私をなめると頭上にいかづちを降らせるぞ!」なのかなと思いました。

いやはや。
難題に直面した凡人かぁ。
確かにダイハードはこのジャンルのお手本かもしれない。
ここまで難題を次から次に浴びせるからこそ、目の離せない、息もつかせぬ展開になるんだろうなぁ。
だからこそ見終わったあとは、「ふぃー、おつかれー!」ってこっちも思えるんだろう。

はぁー、結果的には6回くらい見たかもしれないけど、楽しかったです。


【2017/2/4 追記】
そういえば、署長、署長って書いてましたが、あの人署長じゃなかったかもしれません(笑


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