(潮)映画「魔法使いの弟子」のビート-1 - さかえのよ

(潮)映画「魔法使いの弟子」のビート-1

魔法使いの弟子
02 /07 2017
※映画のネタバレしてます。
※この記事にあるジャンルやビートは、私が「save the cat」という脚本術の本を参考に分けたものです。断定的に書いてはいますが、練習ですので間違っている可能性が十分にあります。ご了承ください。
※ジャンルやビートの説明については、このブログでは特にいたしません。ご自身でご確認ください。
※ジャンル分け記事同様、ビート分け記事も個人的なメモ要素が高いので、意訳になっていたり、映画を見ていないと解らない表記もあると思います。そのへんはもろもろお許しを。
※◇がビートです


*****




題: 魔法使いの弟子 (原題: The Sorcerer's Apprentice )
ジャンル: スーパーヒーロー(ファンタジー・スーパーヒーロー)
主人公: デイブ
主人公が倒すべき敵: モルガナ


◆第1幕

◇OPイメージその1
 @西暦740年イギリスで、魔法使い同士の争いが起きたことの説明

※)魔法使いが登場するファンタジー作品であることを印象づけるため、物語の発端にさかのぼったセットアップから映画が開始する。
この映画はファンタジーだよというアピール、つかみ、と思われる。


◇セットアップ
 @その争いとは、正義の魔法使いマーリン(白ヒゲじじい)VS悪い魔法使いモルガナ(ザ継母系おばさま)
 @マーリンの弟子は3人
 @バルサザール(ウェーブロン毛)、ベロニカ(美女)、ホルバート(泥棒ヒゲ)
 @ホルバートが師匠であるマーリンを裏切って、モルガナにつく


◇テーマの提示その1
マーリン「魔力は人類のためにある」
モルガナ「魔力は己のためにある」


◇セットアップ続き
 @ホルバートの裏切りにより、マーリン敗北
 @モルガナは最も危険な魔法、「再生の魔法」を手に入れる
 @再生の魔法で世界中の死者を蘇らせ、人類を征服するつもりのモルガナ
 @そうはさせまいとベロニカが魔法を発動し、モルガナの魂を自らの体内に取り込む
 @しかしモルガナは、ベロニカの内部からベロニカを支配しようとしてくる
 @ベロニカを守るため、そしてモルガナを抑えるために、バルサザールはベロニカの体ごと二人を閉じ込める
 @閉じ込めた先は、マトリョーシカ的な人形、「グリムホールド」の中
 @バルサザールは、モルガナの弟子たちも次々とグリムホールドに封印
 @弟子の数だけグリムホールド増える(マトリョーシカのように、外側に重なって増えていく)



 @マーリンが死の間際、ドラゴンを模した指輪を渡しながら、バルサザールに言い残す

マーリン「このドラゴンが、ある子どもへとお前を導く。その子が選ばれし弟子、その子だけがモルガナを倒せる」

 @選ばれし弟子を探すため、バルサザールの旅が始まる
 @選ばれし弟子がモルガナを倒すまで、人類に平和はこない


◇OPイメージその2
 @デイブはベッキーに片思い中だが、悲劇が起きてしまい、恋愛成就の見込みがない状態

※)こちらのOPイメージが本来のOPイメージ。
ビフォーアフターで言うところの、ビフォー。主人公のビフォー状態。
しかしこのOPイメージは、以下のセットアップ進行中にだんだんわかってくる感じになってます。


◇セットアップ(デイブ側)
 @西暦2000年、NY
 @デイブ9歳、社会科見学当日
 @バスの窓にキングコングの落書きをするデイブ
 @その落書きは、遠くに見える摩天楼と融合し、キングコングが摩天楼によじ登っているような絵となる
 @その絵をクラスメイトの女子、ベッキーに褒めてもらえる
 @「どっちになりたい? デイブの友達? デイブの彼女?」というメモ書きを、ベッキーに渡すデイブ
 @ベッキーが返事を書いたメモ書きは、デイブが読む前に風に飛ばされてしまう
 @メモを追いかけて、社会科見学の列からはぐれてしまうデイブ



 @デイブはメモを追ううち、一軒の骨とう品店に入っていく
 @そこでは、740年の頃と同じ風貌のバルサザールが、店主をしている
 @デイブが倒しそうになった大きなツボの説明(伏線)

バルサザール「昔の偉い人が、このツボに気に入らない人物を閉じ込めた。きっかり10年間。ふたを開ければ、君も閉じ込められるだろう」

 @言い訳して店を出ようとするデイブ

バルサザール「嘘が下手だな。いいことだ」

 @ドラゴンの指輪がデイブに反応し、デイブが選ばれし弟子であると判明
 @バルサザールが席を外した隙に、店内にあったグリムホールドが飛び出してきて、デイブが拾う
 @そのグリムホールドにはホルバートの顔が描かれている
 @不気味に思ったデイブは落としてしまう
 @その衝撃でグリムホールドがパカッと開き、ホルバート復活
 @ホルバートの描かれたグリムホールドの中には、一回り小さい、別のグリムホールドが入っていることが分かる



 @店内でオッサン魔法使い二人のバトル始まる
 @慌てふためくデイブ
 @ホルバートの描かれたグリムホールドの中に入っていた、一回り小さいグリムホールドが、デイブのもとに落っこちてくる
 @とっさに拾ったデイブ、バルサザールに促され、店外に逃げる
 @バルサザールとホルバート、乱闘でふたが開いてしまった大きなツボに吸い込まれていく
 @二人を吸い込んだツボ、ふたが自動で閉まる



 @店外に逃げたデイブ、抱えてきたグリムホールドを不気味がって路上に投げ捨てる
 @そこへ、デイブを探していたクラスメイトたちと先生がやってくる
 @店内で魔法使いが戦っている、火事になっている、などと騒ぐデイブ
 @先生が店内を確認するが、何事もなかったかのような店内
 @乱闘の途中、水の入った容器がデイブの股間を濡らしていたのだが、それをお漏らしだと誤解され笑い者になるデイブ
 @お漏らしのことを笑っていないのはベッキーのみ、みんなは笑い続ける



 @それから10年後
 @大学生になったデイブは、男友達ベネットと二人暮らし中
 @物理学部に通っているデイブ
 @誕生日なのに誰ともかかわろうとせず、課題に取り組むデイブ
 @9歳時のあの嫌な思い出のせいか、消極的で、パーティーやチアリーダーとのデートなんかにも興味なし


◇テーマの提示その2
ベネットから説教されるデイブ。その内容がテーマの提示

ベネット「灰色オオカミを知ってるか? 灰色オオカミは群れで動く。つがいの相手を探し、狩りをして、うなる。仲間と行動するのは、追放されたら最悪だからだ。孤立し、腹をすかせたクマに食われちまうからだ」


◇セットアップ続き
 @大学で偶然ベッキーに再会する
 @ベッキーは別の学部の生徒だったのだが、二人は小学校以来の顔合わせ
 @デイブはあの社会科見学の日以降、小学校を転校してしまっていた



 @その頃、どこぞの一般家庭に置かれた、大きなツボが揺れ始める
 @そのツボは、バルサザールとホルバートが閉じ込められたあのツボ



 @ベッキーが大学のラジオ局でDJをしていることがわかる
 @そのラジオ局のアンテナに落雷があり、機器が故障してしまう
 @物理の得意なデイブが、たちまち修理
 @ベッキーにとって大事なものは、音楽
 @デイブにとって大事なものは、物理
 @趣味趣向の違う二人だが、ひかれあっている



 @プラズマ実験のため、ラボにやってきたデイブ
 @「デートに誘わなかったのかよ!」とベネットにキレられる
 @ベッキーにフラれて傷つくのが怖いデイブ
 @ベッキーのラジオを聞きながら実験開始
 @実験装置の中で雷のようなプラズマが何度も発生し、そのバリバリした音が徐々にメロディとなり、ラジオから流れる曲にリンクしていく



 @その頃、どこぞの一般家庭に置かれていたツボから、ホルバートが出てくる
 @封印された日からちょうど10年が経ったため
 @ホルバートに先を越されたものの、バルサザールもツボから出てくる
 @年を取っていない二人


◇きっかけ
 @デイブのアパートにホルバート登場
 @あの日店から持ち出したグリムホールドを返せ、と迫られる
 @店から出てすぐに捨ててしまったから分からない、と逃げ出すデイブ
 @魔法の力を使い、執拗に追いかけるホルバート
 @デイブが捕まりそうになったところで、バルサザール登場
 @バルサザールに連れられて、その場から逃げ切るデイブ



 @突如、あの日の魔法使いたちが現れ、現状を受け入れられないデイブ

デイブ「巻き込まないでください!」
バルサザール「10年間ツボの中にいたんだ」(仕方ないだろ的な言いぐさ)
デイブ「僕だって10年間、ずっと笑われて生きてきたんですよ! 知ってる? 今でもあの地域では、僕の名前は心が壊れちゃった人の代名詞として使われてるんだ!」

 @デイブの事情など割とどうでもいいバルサザールは、勝手に現状を説明し始める
 @グリムホールドとは、牢獄である
 @グリムホールドには、ホルバートの仲間が封印されいる
 @一体に一人ずつ封印されている
 @ホルバートはその仲間たちを復活させ、世界を滅ぼそうとしている
 @そんなこと、絶対に阻止しなければならない


◇悩みの時
バルサザール「君には、特別な才能があるんだ」(だから力を貸せ)
デイブ「僕は普通がいいんだ! 普通の人生がいい! あの時、店の中であったことも、魔法のことも、全部忘れたいんだ!」
バルサザール「じゃあなぜ、あの指輪を取ってあるんだ?」(お見通し)
デイブ「う、売るつもりだったんだ」
バルサザール「相変わらず嘘が下手だな、いい兆候だ。君には素質がある。さぁ、ホルバートを倒すから、力を貸せ」 
デイブ「いやだ! あんた、言ってることめちゃくちゃだよ! おかしいって自分でも思うでしょ?」



バルサザール「……手伝ってくれたら終わりにしよう。手伝ってくれたら、君を自由にする」

 @その言葉を信じ、協力することを承諾するデイブ



つづく


***


ここまでで30分。
ものすごい勢いで情報が詰め込まれていて、初見じゃ名前とか全然覚えられましぇん。

【追記 2017/2/10】
ビート仕訳を大幅に訂正しました。
詳しくは、「魔法使いの弟子」のビート-3 にあります。




ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

ぐろわ姉妹
潮八(姉):発動する人
斑丸(妹):調整する人