◆脚本術/その他 - さかえのよ

(潮)映画と小説の違いに思いをはせる

雑感
01 /20 2017
映画には、小説が原作っていうのがたまにあって。
原作とはほとんど別物になってるものと、まぁまぁ原作に沿ってるものとあるらしい。
ほんで、どちらも見た人の感想の中には、こんなのがある。

「まったくの別物ではなかった。
だが、映画では物足りなく感じた。
映画では描き切れていなかったものが、小説では細かく書いてあるので理解が深まった」

こういう感想読むと、そうかぁって、なんか唸ってしまう自分がいる。
今からこういう感想に反対するような意見を書くけど、こういう感想がダメって言いたいんじゃないです。
色んな理解の仕方があっていいし、色んな楽しみ方があっていいし。
小説と映画をどっちも見て、物語への理解が深まるなら。
そしてそれが楽しいなら、そのやり方がその人にはあってるから。

私は、ね。
小説よりも映画のほうが親しんできているからね。
小説のほうが細かく書かれていた、だから映画のほうが駄作って思っちゃう人がいるなら、なんか寂しいなって思うだけのことなんです。

多分、映画と小説って楽しみ方が全然違うと思うんです。
比べちゃならんと思うのです。
両者を併用して楽しみが倍増するなら、とてもいい組み合わせになるとは思う。
でも原作と映画を比べて、どっちが良かったかって結論になると、なんか寂しい。

映画って「演劇」だから、「演劇」に慣れてないと、気づかないもの、見落とすもの、たくさんあると思うんです。
「演劇」って、言葉じゃないから。
文章じゃないから。
「動き」の中に描写のすべてがあるから。

映画館で映画を観る場合、劇場で舞台演劇を見るのと同じように、観客の意思で巻き戻すことは不可能ですよね。
自分のペースで進めることも不可能。
小説との決定的な違いはそこなんです。
小説と違って、演劇を楽しむためには、動体視力だったり、目や耳に入った情報を覚えておく短期的で瞬発的な記憶力なんかが、実は必要だったりするんです。
与えられる情報に対して、完全受け身状態。
どんな球でもキャッチするための能力が必要。
それらは生まれ持った身体能力みたいなものだと思うんだけど、「慣れ」で使えるようにもなるとは思います。

あと必要なのが、「セリフや表情の裏にある感情や情報を、読み取る能力」です。
「演劇」が大好きな人たちが映画を作っている場合、言葉で表現するのをとにかく嫌います。
言葉じゃないもので「伝えたい」んです。
これは芸術家のエゴかもしれないし、サガみたいなものなんだと思います。
まぁ、言葉にしなければ時間も短縮できますし、長々しゃべらせてる場合じゃないってこともあるでしょう。

あとね、舞台演劇だと、人間の動き以上のスピードは出せないわけだけど。
映画だとさ、編集でいくらでもスピードアップできるじゃないですか。
最速だと、ババババッってフラッシュバックみたいなこともしやがるじゃないですか。
これ、瞬きしてたら見落とすレベルだったりしますよ。
そんな速さで、言葉じゃないものを伝えてきやがるんですよ。
人間なら誰だって、日常生活で人の表情読んだりしながら生きてるだろうけど、それはどうやっても人間の速さの中での話ですよ。

映画が伝えてくる速さが、宇宙人レベルの時ありますよ。
そうやって情報がぐいぐい詰め込まれた2時間を、覚えてられるかって話ですよ。
覚えてられたら、そのぶん、映画であっても深い理解ができますですよ。
私は覚えてられませんよ。
一回見ただけじゃ理解なんて半分もいきませんよ。

映画がね、小説に劣らないくらい、描き切ってるんじゃないかって最近思えるようになったのは、脚本術やり始めてからですよ。
メモを取りながら、何回も映画を巻き戻して見るわけです。
すると一回目にはわからなかったもの、見えなかったもの、気づかなかったものが、見えてくる。
伏線的なものが、かなりの勢いで、わざとらしいくらいに提示されてたことに、気づいたりする。
なんでこれ、気づかなかったかなぁー?って思うくらい。
ただその情報が時間的にはめちゃくちゃ一瞬だったり、表面上の会話に気を取られたりしてしまうから、見落としたり、記憶に残らなかったりして、結果的に「映画のほうが描き切れてなかった」って思っちゃうんじゃないかなって思うんですよ。

作るほうだってさ、作るからには気づいてほしいだろうからさ。
結構、大胆に目の前にぶら下げてたりするんだな、って思います。
そんなに何度も見てくれる人もいないだろうからさ。
できれば一回で気づけるように。
けど、一回じゃ気づかないよね。
かなりの演劇鑑賞名人じゃないとさ、気づかないよね。

つまり、今日のこの記事の着地点はさ、映画を理解したいなら何回も見ろ、ってことでいいんじゃないかな。
それかもう、映画と小説はセットで売り出すのを基準にしたらいいんじゃないかな。
君の名は。みたいに。
みんなの理解が深まるなら、それが一番楽しいじゃん。


(潮)あたりがついてきた

自作品
03 /01 2016
そういえば、先日書いた記事を少々訂正しました。
「葛飾、最後のピース」に相棒愛もあるような気がしたと言ってましたが、本をまたよく読んでいるうちに、相棒愛ではないなと結論しました。
条件に合わない。
ジャスティー編も「人岐路」だと思います。

****

最近このジャンル分けにやっきになってるのは、今後のプロット作りをもっとスムーズにこなしたいからです。
この本の示す「ジャンル」に合った展開をすることで、確実にシンプルなお話が出来上がると思います。
見る人も混乱しないで見られると思います。
当然ながら、ひとつの作品にひとつのジャンルがおさまってるほうが、作品としてのまとまりが良いようです。

私が長編のプロット作りに手を焼くのは、どうもジャンルが複数絡まることが原因のひとつのようです。
キャラごとに別ジャンルのプロットができあがってしまう。
この事態にパニックになるわけです。
誰目線で書けばいいか解らなくなる。
そりゃそうです、誰を主人公にするかでジャンルが変わっちゃうんですもの。

この本でジャンル分けされているものは、それぞれに雛形となる展開パターンがあります。
それは、ほとんどの人が言われなくても大体目にしているような、お約束の展開というやつです。
染み込んでるパターン。
私の中にも、知らず知らずのうちにその雛形はもちろんあったわけです。

「私のあなた、あなたの渡し」という長編がなぜトンザしたのか。

初めに思い描いていた展開があって。
それはこの本のジャンルで言うと、Aというジャンルに相当する。
なのに私はBというキャラを主人公にして、これを描こうとした。
ここがきっと迷路の入口だったんです。
Aジャンルで描くには、Cというキャラを主人公にしなければダメだったんです。
もしくはBというキャラを完全に語り部、観察者にし、その目線からCという主人公を描くとかの工夫が必要でした。
いずれにしてもCがストーリーの中心でなければならない。

一番初めは、Cが主人公だったはずなんです。
でも「一般受けしないかも」という不安がよぎり(笑)、Bを主人公にしてしまったんです。
けれどBを主人公にしたがために、思い描いていた展開にはなれなくなってしまいました。
Bというキャラがの受け持つジャンルの展開になっていっちゃったんです。
いったいどうやったら当初思い描いていた展開をねじ込めるのか、頭を痛めてました。
まとまらないー!(泣)
という状態です。

でもこの本のおかげで段々出口が見えてきました。
初心に戻って考えてみると、やりたかった「ジャンル」にもあたりがついてきました。
その「ジャンル」を描けるのは、Cが主人公という配置しかなかったのも、解ってきました。
いや、こいつを主人公にしなくても書ける術はあるのかもしれない。
でも今の私にはその技術はない。
だから今は、なるべくシンプルな完成を目指したい。

シンプルを目指す!
目指してもたぶん、ゴチャゴチャする気がするので…目指して損はないと思う!

きっとジャンルから想定して作り始めれば、こんな面倒は起きないんでしょう。
話に合ったキャラを最後に作るというやり方なら。
でもいかんせん、これはキャラが先にできてしまったお話なので、もがいております。
小説やマンガが好きな人なら誰だって、学生時代の授業中、こんな話が読みたいなーなんて妄想することがあるでしょうよ。
この小説は、そういう妄想が発端のお話なんです。

だから無駄にキャラから作っちゃってるんだよな。
キャラに愛着あるから、誰も捨てたくない。
このキャラたちにあったジャンルで完成させてやるのが、今の私が目指す自己満足です。

(潮)2冊目を読んでいる最中

自作品
02 /24 2016
昨日の続き。
save the cat の2冊目を昨日の記事を書いた後に読み始めて、なんとなく一巡読了したところです。
んー。
昨日の分類、違ったな!(笑)

まだちゃんと理解してないからでしょうが、分類判断がしやすいジャンルとしにくいジャンルがある。
家モン(略称は本書より)は一番解りやすいんだけど、自分では書いたことないやつなのでザンネン。
魔法のランプも判断しやすいかな。
自分的になんか判断しにくいのは「難直凡」だ…。これ、もう少し理解したいなぁ。人岐路と判断に迷いがち。
2冊目はジャンルについて詳しく書いてある本です。
とりあえず2冊目を一回読んでみて思ったことをメモしておきます。

●葛飾、最後のピース
はじめは人岐路と思ったが、相棒愛の要素もある気がしてきた。
もしかすると一英編は人岐路で、ジャス編が相棒愛なのかもしれない。(3/1訂正)

【人岐路の条件】
 1 人生にかかわる問題
 2 それを解決するのに「間違った方法」を取る主人公
 3 本当の解決策は「受容」

【相棒愛の条件】
 1 不完全な主人公
 2 主人公が人生を完全なものにするために必要な「片割れ」
 3 二人を引き離している「複雑な事情」



●ナイチンゲール
はじめは「主人公には特異能力があり、それが凡人には理解されないつらさ」という条件からスーパーヒーローかと思ってしまったけど、ストーリーを改めて眺めてみると違ったと思う。確かにナイチンゲールは偉人でスーパーヒーローみたいな人だけど、ストーリーとしては彼女のそのつらさに焦点があたっているわけではなかったから。
どうも、「組織の中で」ジャンルにある「組織の中の師」タイプのような気がする。
そうでなければ、金の羊毛かもしれないけど…いややっぱ「組織の中の師」かな…。
「組織の中の師」には「プラダを着た悪魔」も入るらしい。
似てると思うんだ、「プラダを着た悪魔」と。
組織の中でというジャンルは、「どちらが狂っているのか。彼らか? 私か?」を描くものらしい。

【組織の中での条件】
 1 「グループ」について語る(家族、組織、特殊な仕事など)
 2 ストーリーは「選択」であり、「反逆児」または「観客と同立場である新参者的キャラ」がシステム側の人間と戦う
 3 最後には「参加」「焼き倒し」「自殺」のうち、どれかの「犠牲」が払われ結末にいたる
  (これでいくと、ハンクがナイチン側に「参加」したことになるのか…? それともナイチンが自分のミスを認めるという意味での「自殺」?)


●猛進する猪のように
はじめは難直凡かと思ったけど、これも多分「組織の中の師」だと思う。


●不快紙数
意外にも難直凡であっていそうな気がする。
私の好きなダイ・ハードは難直凡の典型らしいんだが、ユウくんはブルース・ウィリスなんだろうか^^;

【難直凡の条件】
 1 何の落ち度もない主人公が望まない厄介な事態に引きずり込まれる
 2 その「突然の出来事」が明確で、警告もなく訪れる
 3 「生か死か」を賭けた戦い。個人、家族、グループなどの存続がかかっている
  (生か死かってほどじゃないけど、比ゆ的にはそうだと思う。交際の存続がかかっているのは確か)


●殺し文句
●白犬
●ゲタ道中
これらはやはり魔法のランプかな。ゲタ道中は、なぜやったのか、ではないと思う。条件的に違う。


●お母さんは忙しいのです
●約束の展開
●ひとりぼっちの人魚
●少年と男
これらはみな、人岐路だと思う。短い話だから、そこまでしっかりした流れはないけど。拒否していた状況を受容する話。


まとめるとこうなったよ。
人岐路…5
魔法のランプ…3
組織の中で…2
難直凡…1
相棒愛…1

あれー?
興味ないなんて言ってた組織の中でが2つに増えてる☆
意外に好きだったのかもね。
政治ものとか社会派とか難しいのが苦手だから興味ないと思ってたけど、けっこう裾は広いジャンルみたいだ。
なかでも「組織の中の師」ものは好きみたいだね。
おそらく、映画「セッション」もそうなんじゃないか、とか思ってる。
これかなり見たいと思ってて、録画してあるの。でもまだ見てない。近いうちに見たいと思っている。
あらすじもネタバレも知ってるんだけど、見たい。
たぶん、感動して泣く。
私はネタバレとか全然オッケーな人間なんですよ。
最後どうなるかなんて全然知ってもいい。それでもなお見たいものがやっぱり好きなものな気がする。

(潮)分類してみた

自作品
02 /23 2016
引き続き、save the cat です。
この本ではストーリーのジャンルを10に分類している。
映画のほとんどはそれに当てはまるでしょ、という分類。
この本はハリウッド映画界の本なので、日本にそのまま当てはまるかどうかは疑問。
でも確かにハリウッド映画ってこんな感じだよね、っていうのは解る。
この本についての詳細を紹介するのは大変なので、気になる方はご自身で。

【10のジャンル】(名称は「save the cat の法則を使い倒す」より)
・家の中のモンスター
・金の羊毛
・魔法のランプ
・難題に直面した凡人
・人生の岐路
・相棒愛
・なぜやったのか
・おバカさんの勝利
・組織の中で
・スーパーヒーロー

さて。
この10ジャンルのどこに、自分らの書いた小説が当てはまるのか分類してみたよ。
間違ってるかもしれないけど、何事も練習ということで。

・葛飾、最後のピース
…人生の岐路

・命と戦った女(ひと) フローレンス・ナイチンゲール
…スーパーヒーロー

・殺し文句
…魔法のランプ

・例えば猛進する猪のように
…難題に直面した凡人

・月面重力ゲタ道中
…魔法のランプ? なぜやったのか?

・俺たちの不快紙数
…難題に直面した凡人?

・お母さんは忙しいのです
…人生の岐路

・約束の展開
…?

・ひとりぼっちの人魚
…人生の岐路

・少年と男
…人生の岐路

・白犬(これは最近作って討死したやつ。まだ公開してません)
…魔法のランプ

分類に全然自信ないんだけど、特に自信がないものには?マークがついてます。
ってか、約束の展開、?のみ。
なんだろう、この話^^;

こうして眺めると、偏りありますね。
11作のうち、
・人生の岐路…4
・魔法のランプ…2か3
・難題に直面した凡人…2
・スーパーヒーロー…1
・なぜやったのか…0か1
・不明…1



ついでにこれから書こうと思っている作品についても分類。
…してみたけど、キャラごとに違ってパニックを隠しきれない…。
迷走しまくりですけど、一応書いてみます。

「私のあなた、あなたの渡し」をキャラごとのネタで分類

・カンクの旅
…人生の岐路

・タットの旅
…金の羊毛

・マリア×カンク
…相棒愛

・マリア×父
…人生の岐路

・リーゼロッテ
…なぜやったのか

・ゴビの旅
…難題に直面した凡人

・ドルク
…人生の岐路

・BBの旅
…難題に直面した凡人

・BB×ハイラー
…相棒愛

・エマ
…人生の岐路? 難題に直面した凡人?

※ゾラン、ロム、ペポニは基本的に賑やかしなので、ネタはなし。今後作るとしたら恐らく相棒愛

ここでも集計してみます。
10ネタ中、
・難題に直面した凡人…2か3
・人生の岐路…3か4
・相棒愛…2
・なぜやったのか…1
・金の羊毛…1

さっきの集計と合わせると、

・人生の岐路…7か8
・難題に直面した凡人…4か5
・魔法のランプ…2か3
・相棒愛…2
・なぜやったのか…1か2
・金の羊毛…1
・スーパーヒーロー…1
・不明…1

得意分野というか偏りがさらに際立ってきました。
好きなんでしょうね、そういうジャンルが私は^^
ただ不安なのは、人生の岐路と難題に直面した凡人の区別がよく解ってないこと。
どっちかなー?って思う。どっちかなんだろうけど。
とにかくこのどっちか、もしくは両ジャンルが好きみたいです、私は。

スーパーヒーローに関しては原案を貸していただいた作品なので、自分の中からは出てこなかっただろうなって思います。
では逆にまったくでてこなかったジャンルは?

・家の中のモンスター
・おバカさんの勝利
・組織の中で

ははは。なんだか解る。
ジャンルの詳しい説明はしませんが、正直言うと、どれもあんまりネタが思いつかないジャンルです。
各ジャンルが嫌いなわけじゃない。ただ、自分で作ろうとは思わないかなぁ…。

家の中の~は、「エイリアン」とか「ザ・リング」とか「ジュラシックパーク」みたいなジャンル。ハラハラドキドキ!ワーキャー!とか、パニック系は見るのは楽しくても作るのは大変と思うから、やろうと思わないのかも。

おバカさん~は憧れが強くてまだ手が出せない感じ。「フォレストガンプ」とか「アイアムサム」とか「ブリジットジョーンズの日記」とか「クロコダイル・ダンディー」とか。見ると感動するけど、自分で作ろうとすると難しいジャンルな気がする。でもいつかやってみたい。

組織の~は、一番興味がないジャンルかなぁ…。組織と個人の対立問題とか、割とどうでもいい。たぶん私自身が組織に従おうとかあまり思わないタチなので、書こうと思わないのだと思います。これを書ける人、素直に尊敬。でもきっと読めない。

というわけで、長くなったし今日はおしまい。

(潮)あらすじを変えてみた

自作品
02 /22 2016
脚本術の本を読みまして。
おすすめの三冊を買ったんですが、今の私にちょうどいいのはその中の一冊でした。
この続編を本日追加購入。
他の二冊がダメだったのではなく、しっかり読まなきゃならなそうなので後回しにしたという感じです。のちのち役に立つと思います。
でもまぁざっと読んだ感じでは、三冊とも基本は同じようなことが書いてありそうでした。
だから一番読みやすかった本をチョイス。

このちょうどよかった一冊。
save the catの法則という本です。

そのなかに、ストーリーを一行にまとめてみようというのがありました。
この一行を作るのはとにかく一番初めの作業で、これがうまくできなければ考え直した方がいいというものでした。
書き始めるなんてもってのほか。
それをログラインというらしいです。

ログライン。

ためしに自分の作品、カツピーをログラインにまとめてみましたら、まぁそれなりにまとまりました。
面白そうかどうかは別として。
こんな感じ。

正義感を封印していた青年サラリーマンが大嫌いな故郷で配達をすることになり、故郷限定方向音痴の彼を「ヒーローさん」と呼ぶスカート男に道案内をされることになる。

このログラインの作り方には幾つかルールがあって、それをクリアしたものを作ると、客が知りたい情報の詰め込まれた一文ができあがるそうです。
客が知りたい情報とは、その作品を見るかどうか決めるための情報。
私の作った上記のログラインがそれをすべてクリアしたわけじゃないけど、客が知りたい情報ならば、せっかくだからあらすじとして作品紹介のところに載せるのが適切というものでしょう。きっと。

というわけで、このログラインをちょっと形よく数行に分けてみました。
こんな感じ。

幼い正義感が生んだ過去の過ち。
もう二度と同じことを繰り返したくない青年は、つらい思い出の残る葛飾区を飛び出し、横浜でサラリーマンとして暮らしていた。
だがある日、苦手とする故郷に戻り配達をしなければならなくなる。
そこへ彼を「ヒーローさん」と呼ぶスカート男が現れ、故郷限定方向音痴の彼は道案内をされることになるが……


わーい、今までになくあらすじっぽい出来!
あらすじ書くのって苦手だったけど、これならまぁ解りやすいんじゃないでしょうか。
ついでだからタイトルの説明になるようなことも加えて、あらすじ部分を変更してみました。
あらすじ全文はこんな感じ。

幼い正義感が生んだ過去の過ち。
もう二度と同じことを繰り返したくない青年は、つらい思い出の残る葛飾区を飛び出し、横浜でサラリーマンとして暮らしていた。
だがある日、苦手とする故郷に戻り配達をしなければならなくなる。
そこへ彼を「ヒーローさん」と呼ぶスカート男が現れ、故郷限定方向音痴の彼は道案内をされることになるが……

『この俺に区民(ピース)であることを君が願うなら、俺は君が求める平和(ピース)を願おう』

小学生の頃は「ほんとのヒーロー」だった一英と、変わってしまった彼を憂い、長年のストーカーとなったジャスティーの話。
東京都葛飾区を舞台にした、リグレッションストーリーです。



うんうん。
なかなか良くなったと自画自賛。
この本読んでたら完成済みの小説も練り直したくなるけど、今回はぐっとガマン。
次の小説を書くために参考にしようと思う。





ぐろわ姉妹

実の姉妹が小説を共同制作しています

ぐろわ姉妹
潮八(姉):発動する人
斑丸(妹):調整する人